ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S9E15に学ぶ「in reference to」の意味と使い方

in reference to

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
「自分の発言の根拠を明確に伝えたい」「誤解されずに用件を切り出したい」——そんな場面で頼りになるのが「in reference to」というフレーズです。
今回は『BONES』シーズン9第15話の、ブレナンらしさ全開のクスッと笑えるシーンから学んでいきましょう。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

雷が鳴るほどの大雨の朝、娘クリスティーンを学校へ送る準備をしているブースとブレナン。
ブースの冗談にブレナンが返した「ark(箱舟)」という一言が、なぜか解説付きで展開するユーモアあふれるワンシーンです。

Booth:I think she needs a boat.
(ボートが必要だな。)

Brennan:Or perhaps an ark.
(あるいは箱舟かもしれないわね。)

Booth:Huh! Hey, that’s a good one, Bones.
(ははっ!おい、それ面白いな、ボーンズ。)

Brennan:Thank you. It was in reference to the myth of Noah and…
(ありがとう。ノアの箱舟の神話に言及したのよ、それで…)

Booth:I got it. Ark. Yes. …the Ark.
(分かってる。箱舟だろ。うん。…箱舟だ。)

BONES Season9 Episode15(The Heiress in the Hill)

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シーン解説と心理考察

大雨を見てブースが「ボートが必要だ」と冗談を言い、ブレナンがさらにスケールの大きい「箱舟(ark)」と返して笑いを取ります。
見どころは、褒められた直後のブレナンの反応です。
「でしょ?」と笑顔で返すのではなく、論文の出典を明記するように「ノアの箱舟の神話に言及したのよ」と真顔で解説を始めてしまいます。
慌ただしい朝の日常シーンと、このお堅いフレーズとのギャップが、いかにも学者気質のブレナンらしくてクスッと笑えます。
「分かってる!」と少し食い気味に止めるブースの反応が、このフレーズの「少し硬すぎる」という日常感をユーモラスに体現していて、記憶に残りますね。

「in reference to」の意味とニュアンス

in reference to
意味:〜に関連して、〜に関して、〜に言及して

「in reference to」は、特定のトピックや出来事、以前の会話など「何について話しているのか」を明確に示す表現です。
ビジネスメールの冒頭で「〜の件に関して」と書く際によく使われるフォーマルな言い回しですが、口語でも「私の今の発言は〇〇に関連していますよ」「〇〇を引用しています」と、言葉の根拠や出どころを論理的に説明したい時に役立ちます。

【ここがポイント!】

このフレーズのイメージは「情報と情報の論理的なリンク」です。
ただ「about(〜について)」と幅を持たせて話すのではなく、点と点を明確に結びつける硬めのニュアンスを持ちます。
そのため日常の軽い雑談で使うとブレナンのように少し真面目すぎる印象になりますが、フォーマルな場では、自分の発言の意図や問い合わせの目的を正確に伝え、相手との誤解を防ぐための非常に頼りになる表現となります。
ビジネスメールを書く前に「ブレナンが真顔で解説を始めるシーン」を思い出すと、このフレーズのフォーマルな立ち位置がすっと腑に落ちますよ。

実際に使ってみよう!

ビジネスシーンはもちろん、日常での問い合わせや、知的なユーモアを交えたいシーンで使える例文を紹介します。

I am writing in reference to your email dated April 1st.
(4月1日付のメールの件に関してご連絡しております。)
ビジネスメールの書き出しとして定番の表現です。何についての連絡なのかを冒頭でビシッと相手に伝えることができます。

I am calling in reference to my reservation for tonight.
(今夜の予約の件でお電話しました。)
ホテルやレストランへの電話で、用件をスマートに切り出す際に大活躍します。丁寧で洗練された印象を与えられます。

My comment was in reference to our previous discussion, not a personal attack.
(私のコメントは前回の議論に関連したものであり、個人攻撃ではありません。)
誤解を解きたい時や、自分の発言が「客観的な事実に基づいている」ことを冷静に示したい場面でも有効です。

『BONES』流・覚え方のコツ

ブレナンが「ノアの箱舟の神話に言及したのよ(in reference to…)」と解説を始め、ブースが「分かってるって!」と少し食い気味に止めるやり取りを思い浮かべてみてください。
「家族の朝の冗談の解説にわざわざ使ってしまうくらい、論理的で硬い表現なんだな」と、日常との落差と結びつけて記憶することで、フォーマルなニュアンスが自然と頭に定着します。
実際にビジネスメールで使う時は、「ブレナンが真顔で出典を明記している場面」をちょっと思い出してみてください。それだけで適切な使い所がイメージできるはずです。

似た表現・関連表現

regarding
(〜に関して、〜について)
「in reference to」とほぼ同じ意味で使われますが、少し短くカジュアルな響きがあり、日常のビジネスメールや会話で非常に頻繁に登場します。

concerning
(〜に関して)
こちらも似た表現ですが、「懸念」や「心配事」といったニュアンスが含まれることがあります。注意が必要な事柄について触れる際によく使われます。

with respect to
(〜に関しては、〜という点では)
ある特定の側面に絞って言及する際に使われる、硬めのフォーマルな表現です。契約書や論文などで見かけることの多い言い回しです。

深掘り知識:「reference」の語源から見えてくる説得力の秘密

「in reference to」がこれほど客観的で説得力のある響きを持つのはなぜでしょうか。
そのヒントは「reference」という単語の語源にあります。「reference」はラテン語に由来し、「re(後ろへ、元へ)」と「ferre(運ぶ)」という2つのパーツから成り立っています。
つまり、元々の意味は「話題を元の場所(出どころ)へ運び直す」ということなのです。
単に「私はこう思う」と主観を述べるのではなく、「in reference to」を使うことで「私のこの言葉は、あの事実から運んできたものですよ」と、見えない情報の糸をピンと張るような効果が生まれます。
だからこそ、ビジネスや法的な場面において言葉に強い根拠と信頼性を与えることができるのです。
語源のイメージを知ると、単語の丸暗記から抜け出し、英語の奥深さをより一層楽しめるようになりますね。

まとめ|論理的な表現でコミュニケーションを正確に

今回は『BONES』のコミカルなワンシーンから、話題の出どころを明確にする「in reference to」を紹介しました。
このフレーズの核心は、「自分の言葉と情報の出どころを論理的に結びつける」という点にあります。
日常の雑談では少し硬く聞こえることもありますが、仕事のメールや問い合わせの電話では、その硬さが「信頼感」に変わります。
ブレナンのように論理的に話したい時、あるいは次のビジネスメールの書き出しに迷った時に、自信を持って使ってみましょう。

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