「lively」は形容詞──英語の品詞をめぐる会話|『BONES』S01E11で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「lively」は形容詞──英語の品詞をめぐる会話|『BONES』S01E11で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン1第11話では、テレビインタビューを終えたブレナンとブースが、車で移動しながら交わす何気ない会話が描かれています。感想を求めるブレナンと、言葉を選ぶブースのやりとりから、今回は形容詞と副詞をめぐる英語の品詞の話を拾ってみます。

語尾が”-ly”で終わる単語を見ると、つい副詞だと思い込んでしまうことはないでしょうか。

目次

「inadvisable」と「qualified response」──遠回しな感想が生む言葉のずれ

インタビュー会場を出てすぐ、ブレナンはブースに詰め寄ります。今朝の受け答えについて、ブースがはっきりした感想を言わなかったことが気になっている様子です。

BRENNAN: That would be inadvisable. You never told me how I was this morning. I asked, “How did I do?’ You said, “We’ll talk about it in the car.” We never did.
(それは賢明ではないわね。今朝の私がどうだったか、あなたは一度も教えてくれなかった。「私、どうだった?」って聞いたら、「車の中で話そう」って言ったじゃない。結局話してくれなかったわ)

BONES Season1 Episode11 (The Woman in the Car)

inadvisableは「賢明ではない」「勧められない」という意味の形容詞で、advise(助言する)の否定形にあたります。strongly disagreeのような直接的な言い方より、一歩引いた指摘に聞こえる語です。

車に乗り込んだあと、ブースはようやく感想を口にします。

BOOTH: It was fine, you know, for your first interview.

BRENNAN: That was a qualified response.
(「初めてのインタビューにしちゃ、まあ良かったんじゃないか」/「それは限定つきの返答だったわね」)

BONES Season1 Episode11 (The Woman in the Car)

qualifiedは条件・留保がついた状態を表す形容詞で、qualified responseは「無条件の称賛ではなく、留保のついた返答」を指します。fineという一言に潜む歯切れの悪さを、ブレナンが的確に言い当てている場面です。

「lively」は形容詞?──形容詞と副詞をめぐる言い合い

なおも納得のいかないブレナンに、ブースが選び直した言葉が「lively」でした。

BOOTH: What? No. It was lively

BRENNAN: Lively? What kind of words is that?

BOOTH: It’s an adjective. Though ironically, most works that end in a “Y” are adverbs, like “Ironically.”
(「何だよ、違うって。活気があったんだよ」/「lively?何て単語なの、それ」/「形容詞だよ。もっとも皮肉なことに、”y”で終わる単語のほとんどは副詞なんだけどな。”ironically”みたいに」)

BONES Season1 Episode11 (The Woman in the Car)

livelyは「活気がある」「生き生きした」という意味の形容詞です。ブースが挙げた”ironically”は、形容詞ironicに-lyがついた副詞で、happilyやquicklyのように-yで終わる単語の多くは副詞にあたります。台本の該当行は”most works”という表記ですが、文脈からは”most words”(単語の多くは)を指していると読み取れます。livelyやfriendly、lonelyのように-lyで終わりながら形容詞として使われる単語もあり、語尾だけでは品詞を判別しきれない例として覚えておくと役立ちます。

単語 品詞 意味
lively 形容詞 活気がある
friendly 形容詞 親しみやすい
quickly 副詞 素早く
ironically 副詞 皮肉なことに

まとめ|言葉ひとつで変わる、会話の温度

inadvisable、qualified response、そしてlively。ブースが選ぶ一語ずつに、ブレナンが敏感に反応する掛け合いが見どころです。-lyで終わる単語がいつも副詞とは限らないという品詞の落とし穴も、この会話から見えてきます。

このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。


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