「off the books」と「cold feet」―捜査官が使うリスクの英語表現|『BONES』S01E07で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「off the books」と「cold feet」―捜査官が使うリスクの英語表現|『BONES』S01E07で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回取り上げるのは、BONESのシーズン1第7話です。ブースが友人の弁護士エイミーのために非公式な調査を頼むところから始まり、その行動が上司や検察官の目にどう映っていくかが描かれています。

私的な頼み事から始まった行動が周囲にどう見られていくのか、リスクにまつわる言い回しとあわせて見ていきます。

目次

内緒の頼み事を表す off the books と turn over every stone

ブースはラボの面々に、エイミーのために非公式な調査を頼みます。その前段では、エイミーがどれほど手を尽くしているかがこう語られています。

Booth: Oh, well, if Amy’s client is deep-sixed and she doesn’t turn over every stone…
(もし、エイミーの依頼人が見放されて、あらゆる手を尽くさなかったとしたら…)

Brennan: And you’re one of her stones.
(つまりあなたも、その”尽くすべき手”の一つというわけね。)

BONES Season1 Episode7 (A Man on Death Row)

turn over every stoneは、石をひっくり返して隅々まで探すイメージから「あらゆる手を尽くす」という意味で使われる定型表現です。ブレナンのyou’re one of her stonesは、このstoneという単語をそのまま人に当てはめた言い回しで、ブースが「尽くすべき手」の一つとして頼られている様子が伝わってきます。

続けてブースは、ラボの面々に調査を持ちかける際、こう切り出します。

Booth: It’s a weekend deal. Off the books.
(週末だけの話だ。記録には残らない、内緒の頼みごとさ。)

BONES Season1 Episode7 (A Man on Death Row)

off the booksは、帳簿(books)に載らないという直訳のとおり、「記録に残らない形で」「非公式に」という意味で使われる表現です。正式な捜査ではなく、個人的な頼みごととして動いていることが、この一言から読み取れます。

危うさを表す tie up loose ends・cold feet・way out on a limb

非公式に動いていたことは、後日ブースの上司であるカレンに問いただされます。ブースはこう釈明します。

Booth: My intention was just to tie up a few loose ends.
(俺の意図は、ちょっとしたやり残しを片付けるだけだったんだ。)

BONES Season1 Episode7 (A Man on Death Row)

tie up loose endsは、結び目からほどけた糸の端(loose ends)を結び直すイメージの表現で、「やり残したことを片付ける」という意味で使われます。

判事の自宅では、検察官のカーライルがブースの態度についてこう評します。

Carlyle: He doesn’t have doubts, he has cold feet.
(あの男には疑いなんてない。ただ怖気づいているだけだ。)

BONES Season1 Episode7 (A Man on Death Row)

cold feetは、足が冷たくなるほど怖気づく、土壇場でひるむという意味の口語表現です。そして捜査の終盤、カレンはブースの行動をこう表現します。

Cullen: Way out on a limb here, Booth.
(かなり危ない橋を渡っているぞ、ブース。)

BONES Season1 Episode7 (A Man on Death Row)

way out on a limbは、木の枝(limb)の先まで踏み出しているイメージから、「危険を承知で踏み込んでいる」ことを表す表現です。やり残しを片付けるだけのつもりだった行動が、ひるみや危うさを指摘される展開へとつながっていく流れが見えてきます。

表現 直訳イメージ 意味
tie up loose ends 糸の端を結ぶ やり残しを片付ける
cold feet 足が冷える 土壇場でひるむ
way out on a limb 枝の先まで出る 危険を承知で踏み込む

まとめ|リスクを語る捜査官の英語表現

off the booksとturn over every stoneは、非公式な行動とその動機を表す表現で、tie up loose ends・cold feet・way out on a limbは、その行動が周囲からどう見られるかを表す言い方です。一つの調査が進むにつれて言葉のトーンが変わっていく様子が読み取れます。

『BONES』の会話には、こうしたリスクにまつわる表現がまだまだ登場します。

このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでもあわせて紹介しています。

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