「You’re fishing」―証拠が弱いときに使う英語表現|『BONES』S01E15で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「You're fishing」―証拠が弱いときに使う英語表現|『BONES』S01E15で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回取り上げるのは、BONES シーズン1第15話。容疑者から押収した証拠品をめぐり、法廷の壁に阻まれかけるブースたちの様子から、証拠が弱いときに使われる英語表現に注目します。

立場が危うくなったときの言い回しを、捜査本部でのやり取りとともに見ていきましょう。

目次

証拠不十分で「野放しになる」

証拠品の箱を抱えて部屋に入ってきたケントンは、容疑者の男を一瞥して尋ねます。ブレナンが容疑者の狙いを説明すると、ケントンは捜査の厳しい現実を口にします。

KENTON: Is that the psycho?
(あれが例の危ない男か。)

BRENNAN: He’s brilliant. He knew we were looking for a pocket knife so he left one in plain site, the wrong one.
(やつは優秀よ。私たちがポケットナイフを探していると分かっていて、わざと違う1本を見えるところに残しておいたの。)

KENTON: If you don’t find anything concrete, he walks again, right?
(具体的な証拠が見つからなければ、また野放しになるんだろう?)

BONES Season1 Episode15 (Two Bodies in the Lab)

walks again という言い方は、逮捕された容疑者が証拠不十分で釈放され、再び自由の身になることを指す口語的な表現です。walk 一語だけでも「(訴追を免れて)無罪放免になる」という意味で使われることがあり、again を添えることで「また同じことが繰り返される」という苛立ちのニュアンスが加わります。concrete は「具体的な、確かな」という意味の形容詞で、ここでは証拠の確かさを表す語として使われています。

「You’re fishing」と「Nice try」、攻防のやり取り

証拠品を押収したブースを見て、容疑者側の弁護士は強気に出ます。

ATTORNEY: You’re fishing. No judge is going to let you keep that collection, Agent Booth. You have to know that. We’ll have it back by tomorrow.
(探りを入れてるだけだろう。どんな裁判官も、あのコレクションを渡したままにはさせないぞ、ブース捜査官。分かってるはずだ。明日には返してもらう。)

HOLLINGS: Nice try.
(残念だったな。)

BONES Season1 Episode15 (Two Bodies in the Lab)

You’re fishing は、直訳すると「釣りをしている」ですが、比喩的には「確たる証拠もないまま、探りを入れている」という意味で使われる表現です。根拠のない当てずっぽうで攻めてくる相手を非難するときによく使われます。Nice try は、本来「いい挑戦だったね」という褒め言葉ですが、失敗した相手への皮肉として使われることも多く、ここでは弁護士の主張を後押しするように、容疑者側が余裕を見せる一言になっています。

「shaky ground」、足場の弱さを認める

弁護士とホリングスに押され気味のブースは、ドクター・グッドマンに助けを求めに向かい、状況の厳しさを自ら認めます。

BOOTH: I got the keys on pretty shaky ground. The judge is going to release them in less then eighteen hours unless we can find something tangible so Brennan thought maybe you could help.
(鍵の件は、かなり危うい足場の上にあるんだ。何か具体的な証拠が見つからない限り、18時間以内には判事が返還を命じる。だからブレナンが、あんたに力を貸してもらえないかって。)

BONES Season1 Episode15 (Two Bodies in the Lab)

shaky ground は、直訳すると「揺れる地面」ですが、比喩的には「不安定な立場」「危うい状況」を指す言い回しです。on shaky ground という形で使われることが多く、証拠や主張の根拠が弱く、いつ崩れてもおかしくない状態を表します。tangible は「具体的な、手で触れられる」という意味の形容詞で、fishing や concrete と同じように、証拠の確かさを問う語としてここでも登場しています。根拠の弱さを表す語彙が、一連のやり取りの中に自然と重なっているのが面白いところです。

まとめ|足場の弱さを表す言葉たち

walks again、You’re fishing、shaky ground。証拠が弱いときに使われる英語表現が、捜査本部の攻防の中に次々と登場します。根拠の強さや弱さをめぐる駆け引きが、言葉選びにそのまま表れているのが分かります。

このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。次回も『BONES』の捜査シーンから、実践的な英語表現を探っていきましょう。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次