有機食品ムーブメントというアメリカの文化|『BONES』S03E04で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 有機食品ムーブメントというアメリカの文化|『BONES』S03E04で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン3第4話では、有機食品スーパーマーケットチェーンの創業者フランクリン・カーティスが殺害された事件を捜査官チームが追います。被害者の経歴や劇中で交わされる会話には、アメリカで広がった有機食品ムーブメントの空気が随所に描かれています。

事件をきっかけに垣間見える、有機食品をめぐる文化的な背景を見ていきましょう。

目次

「Natural Sun」に見る有機食品スーパーという業態

法人類学者チームは、被害者の身元を追う中で、彼が大手有機食品スーパーマーケットチェーンの創業者だったことを知ります。

Angela: Yeah. Founder of the Natural Sun organic supermarket chain.
(ええ。「ナチュラル・サン」っていう有機食品スーパーチェーンの創業者よ。)

BONES Season3 Episode4 (The Secret in the Soil)

劇中では、被害者が道端の小さな野菜スタンドから事業を始め、それを全国規模のチェーン店にまで広げた人物として描かれます。有機食品を専門に扱うスーパーマーケットという業態そのものが、事件の背景として物語に組み込まれている点が印象的です。作中ではこのほかにも、農場が「certified organic(有機認証済み)」かどうかが捜査官との会話で話題になる場面があり、有機であることを示す認証やラベル表示が、アメリカの食品業界で一定の意味を持つ制度として描かれています。

高いのか、価値があるのか — 分かれる受け止め方

有機食品の価格については、劇中の登場人物の間でも受け止め方が分かれます。

Booth: Totally overpriced. A carrot is a carrot.
(完全に値段が高すぎるだろ。にんじんはにんじんだ。)

Angela: Hey, it’s worth it. Organic, there’s no pesticides. It’s from sustainable farms. Every time that I buy something there, I feel so virtuous.
(ちょっと、それだけの価値はあるのよ。有機だから農薬もないし、持続可能な農場から来てる。あそこで何か買うたびに、すごく良いことをしてる気分になるの。)

BONES Season3 Episode4 (The Secret in the Soil)

ブースは価格の高さに懐疑的な立場を取り、アンジェラは環境や健康への配慮という価値を重視する立場を取ります。どちらの見方が正しいと断定されることはなく、劇中では単に異なる受け止め方として並べて描かれています。

環境か、コストか — ブースとブレナンの言い合い

事件の捜査を進める車内でも、有機農業をめぐる会話が交わされます。

Brennan: The arguments in favor of organic farming aren’t just about food safety.They’re about prevention of soil erosion, protection of water quality, carbon emissions from shipping, not to mention…
(有機農業を支持する論拠は、食の安全性だけの話じゃないの。土壌浸食の防止、水質の保護、輸送に伴う炭素排出量の削減もあって、それだけじゃなく…)

Booth: Whatever, you know what, you’re not going to see me paying four dollars for a tomato.
(なんでもいいけどさ、俺はトマト1個に4ドルなんて絶対払わないぞ。)

BONES Season3 Episode4 (The Secret in the Soil)

ブレナンは環境負荷という科学的な観点から有機農業を擁護し、ブースは日々の生活実感に基づくコストの高さを指摘します。この場面でも、どちらか一方の主張が結論として採用されるわけではなく、劇中では両方の立場がそのまま対比的に提示されるにとどまっています。

まとめ|劇中に描かれる有機食品をめぐる複数の視点

有機食品スーパーという業態、価格への異なる受け止め方、環境かコストかという議論と、『BONES』S03E04には有機食品ムーブメントをめぐる複数の視点が並べて描かれています。どの立場にも一理あることが、会話の応酬から伝わってきます。

次回も『BONES』の世界を通して、アメリカの文化的な背景を見ていきましょう。

同じエピソードの他のコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、場面全体がより立体的に見えてきます。


[dde_episode_columns id=”BONES_US_S03E04″]

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次