『BONES』S12E02 で英語学習|あらすじ&厳選フレーズ10選

『BONES』シーズン12 エピソードまとめ
EPISODE GUIDE
BONES
Season 12 Episode 2

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。『BONES -骨は語る-』シーズン12第2話では、感情をパーセンテージで即座に言い切る対話型AIの言葉と、自分の感情や過去をあえて曖昧にし、時には隠そうとする人間たちの言葉づかいが、同じ捜査の場に並んで登場します。数字で言い切る言葉と、言葉で覆い隠す言葉、その両方を見ていきます。

目次

あらすじ(ネタバレなし)

『BONES -骨は語る-』シーズン12第2話は、愛犬家たちの散歩中に森で遺体が発見されるところから始まります。被害者は人工知能開発の第一人者イアン・ゴールドバーグだと判明し、自閉症児向けのロボットや、人間そっくりに受け答えする対話型AI「AMI」の存在が捜査の手がかりとなっていきます。研究所ではアンジェラが権威ある助成金を受賞して周囲を沸かせる一方、ブレナンは40歳の誕生日を目前に、自分自身のサプライズパーティーをひそかに計画しています。結末には触れませんが、『BONES -骨は語る-』S12E02は、AIというテーマと、登場人物たちの言葉の選び方そのものが呼応する回として楽しめます。捜査の場面ではロボットや対話型AIの仕組みが説明され、私生活の場面では誕生日や助成金といった話題が交わされますが、その両方に共通しているのは、誰がどこまで正直に情報を差し出すかという駆け引きです。

このエピソードで学べる英語フレーズ

1. hell to pay

大変な代償を払うことになること、ひどい目に遭うこと。

Patty: If my dog’s fur ends up pink, I promise you, there will be hell to pay.
(「うちの犬の毛がピンクになんてなったら、ただじゃおかないわよ。」)

現場検証で愛犬の毛を採取されそうになった飼い主が、抗議交じりに漏らす一言。there will beという未来の断定形が、まだ起きていない事態への強い牽制として使われている。

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2. don’t get me started

その話をし始めたら止まらないこと。

Dr. Wick: And don’t get me started on the tissue. Whatever the dogs didn’t eat was bruised, scraped or punctured.
(「それに、組織の状態については言い出したら止まらないですよ。犬に食べられずに残った部分も、痣だらけか、擦れているか、穴だらけです。」)

遺体の損傷の激しさについて、ウィック博士がうんざりした様子で語り出す場面。話し始める前にdon’t get me startedと自分で釘を刺すことで、これから話す内容の分量をあらかじめ予告する言い方になっている。

3. get one’s hopes up

過度に期待すること。

Brennan: I will be a reference, Dr. Wick, but I advise you not to get your hopes up.
(「推薦人にはなるけれど、ウィック博士、過度な期待はしない方がいいと忠告しておくわ。」)

就職の推薦を頼まれたブレナンが、快諾のすぐあとに率直な忠告を続ける場面。butを挟んで期待と現実を同じ文の中に並べる構文が、この人物らしい率直さを表している。

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4. a long shot

見込み薄であること、可能性の低い賭け。

Brennan: Landing a job of that status would be a long shot at best.
(「その地位の仕事を得るのは、よくても見込み薄というところね。」)

若手研究者ウィックの就職希望について、ブレナンが年齢を理由に現実的な見通しを続けて述べる場面。at bestという限定句が、望みが完全にゼロではないと同時に、それ以上ではないことも示している。

5. rookie move

素人じみたミス、初心者らしい失敗。

(話者要確認): In the back of the head? That’s a rookie move.
(「後頭部を?それは素人臭い手口だな。」)

被害者の後頭部を殴った犯人の手口について、捜査陣の誰かがコメントする場面。話者は台本上のタグから特定できないが、経験の浅さを一言で評する言い方が場の空気をよく表している。

6. bad blood

確執、わだかまり。

(話者要確認): So, um, you and Ian didn’t have any bad blood, did you?
(「それで、その、あなたとイアンの間に何かわだかまりはなかったですか?」)

被害者イアンと関係者との間にわだかまりがなかったかを尋ねる取り調べの場面。didn’t have any、did you?という否定疑問の重ね方が、相手の答えを慎重に探ろうとする聞き方になっている。

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7. my lips are sealed

誰にも言わない、口外しないこと。

Brennan: My lips are sealed.
(「私の口からは何も言わないわ。」)

自分自身のサプライズパーティーの詳細を尋ねられたブレナンが、あえて口を割らない場面。lipsという体の部位を主語に据えることで、話す・話さないという行為そのものを客観的な状態として表す言い方になっている。

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8. going around in circles

堂々巡りすること。

Hodgins: I wish. Every time I think I’ve figured out this pattern, I end up going around in circles. Literally.
(「そうだといいけどね。パターンが分かったと思うたびに、結局は堂々巡りに戻ってしまうんだ。文字通りにね。」)

現場の見取り図を作成しているホッジンズが、なかなか進展しない作業に苦笑する場面。Literally.という一語を最後に添えることで、比喩ではなく実際に図の上をぐるぐる回っているという二重の意味を持たせている。

9. ancient history

昔の話、もう終わったこと。

Mr. Esposito: So, I had anger issues back then. It’s ancient history.
(「まあ、当時は怒りっぽかったけど、それはもう昔の話だ。」)

過去の問題行動を指摘された容疑者が、それはもう過去のことだと軽く受け流す場面。ancient historyという大げさな言葉を選ぶことで、深刻な過去を軽い話題であるかのように扱おうとする態度が表れている。

10. think straight

冷静に考える、まともに考えること。

(話者要確認・被疑者): I took two tabs. I wasn’t thinking straight.
(「錠剤を2錠飲んでいた。まともな判断ができていなかったんだ。」)

事情聴取の中で、当時の判断力が鈍っていたことを本人が認める場面。過去形のwasn’tを使うことで、今の自分とは違う状態だったと切り離す言い方になっている。

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このエピソードの英語学習ポイント

この回で対話型AI「AMI」は、Agent Booth is 94% amused and 6% skeptical.のように、人の感情をためらいなく数字で言い切ります。曖昧さを一切残さない言い方で、聞かれたことにそのまま正確な割合を返すという振る舞いです。

一方、同じ場に居合わせる人間たちは、自分の感情や過去について、数字どころか言葉そのものをぼかそうとします。ブレナンはサプライズパーティーの中身を尋ねられてMy lips are sealed.と答え、容疑者は過去の暴力についてIt’s ancient history.と軽く片づけ、別の被疑者はI wasn’t thinking straight.と当時の判断力の欠如を理由に挙げます。三者三様の言い方ですが、いずれも情報や責任をそのままの形では差し出さないという点で共通しています。

取り調べの場面では、この「探る言葉」と「かわす言葉」のやり取りがそのまま会話の構造になっています。質問する側は相手の反応を見ながら言葉を選び、答える側もまた、どこまで話すかを一文ごとに調整しています。So, um, you and Ian didn’t have any bad blood, did you?という否定疑問は、相手に「いいえ」と答えさせることを見越した聞き方で、直接的にYes or Noを尋ねるより慎重な探り方になっています。AMIのような即答の正直さと、人間同士のこうした腹の探り合いを並べて聞くと、この回が扱う「言葉と真実の距離」というテーマが浮かび上がってきます。

同じことは、就職相談の場面にも当てはまります。ブレナンはウィック博士に対してlanding a job of that status would be a long shot at best.と、確率の低さをはっきり言葉にします。数字こそ使いませんが、可能性を測って結論を出すという態度自体は、AMIの言い切り方に近いものです。ところがこの直後、話題が自分自身の秘密に及んだ途端、同じ人物がMy lips are sealed.と、情報を一切差し出さない側へ回ります。同じ話者の中でも、話題によって「測って言い切る」姿勢と「測らせず隠す」姿勢が入れ替わる様子は、この回の対比を人物の中でも確認できる例になっています。

音声で聞くときは、AMIの発言と人間の発言とで、間の取り方や語尾の調子がどれくらい違うかに注目してください。数字を言うときの平板な調子と、隠しごとを扱うときの含みのある言い方を聞き分けると、この回ならではの英語の面白さがよく伝わります。あわせて、同じ人物が話題によって言い方を変える瞬間があるかどうかも意識して聞くと、会話の温度差がより立体的に見えてきます。

キャラクター別|英語の特徴

ブレナン|他人には率直、自分には秘密主義

ウィック博士から推薦人を頼まれたブレナンは、快諾のすぐあとに現実的な見通しを続けて口にします。

Brennan: I will be a reference, Dr. Wick, but I advise you not to get your hopes up.
(「推薦人にはなるけれど、ウィック博士、過度な期待はしない方がいいと忠告しておくわ。」)

Brennan: Landing a job of that status would be a long shot at best.
(「その地位の仕事を得るのは、よくても見込み薄というところね。」)

butの前後に期待と現実を並べる構文、at bestという限定句、どちらも相手の希望に水を差すことをためらわない話し方です。ところが、自分自身のことになると、この率直さは一転します。

Brennan: My lips are sealed.
(「私の口からは何も言わないわ。」)

他人の可能性については数字や見通しをはっきり示すのに、自分のサプライズパーティーの中身は一言も明かさない。この落差こそが、ブレナンの英語における最も興味深い特徴になっています。lipsという体の部位を主語に立てる言い方は、感情や意志を語るのではなく、口という器官の状態として秘密を扱っており、ここでもやはり感情語を避けて対象を客観的な状態に置き換えるという、この人物に一貫した話し方の癖が顔を出しています。

ホッジンズ|行き詰まりを軽い調子で笑い飛ばす

ホッジンズは、進捗を尋ねられると、行き詰まりそのものを軽い調子で言葉にする話し方をします。

Hodgins: I wish. Every time I think I’ve figured out this pattern, I end up going around in circles. Literally.
(「そうだといいけどね。パターンが分かったと思うたびに、結局は堂々巡りに戻ってしまうんだ。文字通りにね。」)

I wish.という短い出だしのあとに続く長めの説明、そして最後に添えられるLiterally.の一語が、比喩と実際の状況を二重写しにするユーモアを作っています。血まみれのロープを発見した場面でも、この調子は崩れません。

Hodgins: I got something, too.
(「俺も何か見つけたよ。」)

深刻な物証を前にしても淡々と短く報告するあたりに、専門知識をユーモアの土台にしながらも、いざというときは切り替えて事実だけを差し出す姿勢が表れています。長い軽口と短い事実報告、その両方を使い分けられる幅の広さが、この人物の話し方をただの軽妙さにとどめない部分だと言えます。

ウィック博士|熱意の勢いがそのまま言葉の量になる

熱意がそのまま言葉の量になる、それがウィック博士の話し方の特徴です。遺体の状態を説明する場面でも、まだ聞かれていない先の内容まで自分から口にします。

Dr. Wick: And don’t get me started on the tissue. Whatever the dogs didn’t eat was bruised, scraped or punctured.
(「それに、組織の状態については言い出したら止まらないですよ。犬に食べられずに残った部分も、痣だらけか、擦れているか、穴だらけです。」)

don’t get me startedと前置きしながら、実際にはすぐ話し始めてしまうという構成そのものに、抑えきれない熱意が表れています。ブレナンに推薦を頼む場面でも、同じ勢いのある話し方が続きます。

Dr. Wick: Dr. Brennan, I’ve been meaning to ask, would it be okay if I put you down as a reference?
(「ブレナン博士、以前から伺いたかったのですが、推薦人としてお名前をお借りしてもよろしいでしょうか。」)

I’ve been meaning to askという前置きには、ずっと言い出せずにいた緊張がにじんでおり、専門的な説明の勢いと、個人的な頼みごとをするときの遠慮がちな調子との落差が、この人物らしさを形づくっています。仕事の話になると言葉が止まらなくなる一方、自分の将来がかかった頼みごとでは一転して控えめになるという振れ幅は、経験の浅さと熱意の両方を同時に伝える話し方になっています。

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