「相変わらずだね」は英語でどう言う?― Figures. と Same old ~|『BONES』S01E22で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「相変わらずだね」は英語でどう言う?― Figures. と Same old ~|『BONES』S01E22で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン1第22話は、身元不明の遺体がブレナンの過去につながっていく、シーズン最終話です。今回は、ブレナンと弟のラスが交わす短いやり取りから、相手の変わらない一面をとらえる英語表現を見ていきます。

姉弟ならではの気安いやり取りの中に、日常会話でも使える言い回しが詰まっている場面です。一緒に見ていきましょう。

目次

「Figures.」に込められた、驚かない反応

ブースが調べ上げたラスの近況を伝える場面で、ブレナンは短く言葉を返します。

BRENNAN: Figures.
(やっぱりね。)

BONES Season1 Episode22 (The Woman in Limbo)

Figures. は、相手の話を聞いて「そういうことか」「やっぱりね」と納得したときに使う短い相槌表現です。動詞 figure(考える、判断する)の三人称単数形がそのまま独立した一語として使われており、驚きよりも「予想の範囲内だった」というニュアンスが強く出ます。長らく離れて暮らしてきた弟についての話でも、ブレナンにとっては意外なものではなかったことが、この一言から伝わってきます。

似た場面で使える表現に That figures. や That makes sense. がありますが、Figures. 単独のほうが口語的で、間投詞に近い軽さを持ちます。日常会話でも、誰かの近況や行動を聞いて「まあ、あの人らしいね」と感じた瞬間に、そのまま一語で返せる便利な表現です。ブースの淡々とした報告の口調と、間を置かずに返されるブレナンの一言との噛み合い方にも、気心の知れた相棒同士のやり取りらしさが表れています。

「Same old ~」で示す、姉弟それぞれの変わらなさ

ラスがブレナンのオフィスを訪ね、幼い頃の思い出の品であるビー玉を返してほしいと頼む場面が続きます。証拠品だからと断るブレナンに対し、ラスはビー玉を手渡しながらこう言います。

RUSS: Same old Tempe. Never met a rule worth breaking.
(相変わらずだな、テンピー。破る価値のあるルールになんて、一度も出会ったことがないんだから。)

BRENNAN: Same old Russ. On parole.
(相変わらずね、ラス。保護観察中のくせに。)

BONES Season1 Episode22 (The Woman in Limbo)

Same old ~ は「相変わらずの〜」「いつもの〜」という意味で、人や物事の変わらない性質を指摘するときに使う口語表現です。Same old のあとに人の名前を置くと、その人らしさを一言でからかったり評価したりする言い方になります。ここでは姉弟が互いに同じ構文を投げ合う形になっていて、ラスがブレナンのルール遵守ぶりを指摘すれば、ブレナンはすかさずラスの立場を持ち出して返す、対句のようなやり取りが読みどころです。幼い頃のビー玉をめぐる小さな攻防の中に、姉弟それぞれの性格の対比が映し出されています。

Same old ~ は人物だけでなく状況にも使え、代わり映えのしない日々を指して Same old, same old. と繰り返す言い方もよく耳にします。久しぶりに会った相手の変わらない一面に気づいたときにも、Same old you. のように短く返せる表現です。

ラスが口にした Never met a rule worth breaking というくだりには、a rule worth breaking(破る価値のあるルール)という、worth のあとに動名詞を続ける構文が使われています。worth reading(読む価値がある)、worth trying(試す価値がある)のように応用が利く形で、ここでは「そんなルールには一度も出会っていない」という軽い皮肉として機能しています。

表現 使いどころ
Same old + 人名 その人の変わらない性格を一言で表す
Same old story / thing 代わり映えのしない状況や話をまとめて表す
Same old, same old 「いつも通り」と近況を軽く答えるときの定型句

まとめ|変わらなさを一言でとらえる英語

Figures. の「やっぱりね」という納得と、Same old ~ の「相変わらずの〜」という評価。どちらも、相手の変わらない一面を短い言葉でとらえる表現です。姉弟のやり取りに漂う気安さが、シンプルな言い回しの中にも表れています。

次回も『BONES』の会話から、日常で使える英語表現を見ていきましょう。

同じエピソードの他のコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、姉弟の会話がより立体的に見えてきます。


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