ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S02E10に学ぶ「take off」の意味と使い方

take off

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は「ごめん、もう行かなきゃ!」「ちょっと、勝手にいなくならないでよ!」というように、慌ただしくその場を離れる時にネイティブが必ずと言っていいほど使うフレーズをご紹介しますね。
日常の別れ際からサスペンスな状況まで、幅広く活躍する表現を一緒に学んでいきましょう。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

不気味な魔女伝説が残る森の奥深くを、レンジャーの案内で進むブースとブレナン。
はぐれたら危険だとブースが何度も警告していたにもかかわらず、ブレナンは興味深いタリスマンを見つけて、何も言わずにスッと姿を消してしまいます。

薄暗い森の中でパニックになりながら彼女を探し当てたブースが、安堵と怒りの入り混じった声で注意するシーンです。

Booth: Bones? Bones? Where the hell are you? Bones?
(ボーンズ?ボーンズ?一体どこにいるんだ?ボーンズ?)

Brennan: I’m right here, Booth.
(私はここよ、ブース。)

Booth: Don’t do that, alright?
(そんなことするなよ、いいか?)

Brennan: What?
(何を?)

Booth: Take off like that, okay. You heard the guy.
(あんな風に急にいなくなることだよ。彼の話を聞いてただろ。)
BONES Season2 Episode10 (The Headless Witch in the Woods)

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シーン解説と心理考察

この森の異常性を察知して警戒心を強めているブースと、未知の遺物に科学的な好奇心を掻き立てられているブレナンの対比が鮮明に描かれています。
「どこにいるんだ!」と必死に探すブースの姿からは、相棒を失うかもしれないという本能的な恐怖が読み取れます。

当のブレナンは全く悪びれる様子がありませんが、ブースの口から出たこのフレーズには、「頼むから俺に無断で勝手にいなくならないでくれ」という、彼の保護者的な愛情と強い焦りが込められていますね。

フレーズの意味とニュニュアンス

take off
意味:急に立ち去る、急いで出発する、急にいなくなる

飛行機が「離陸する」という意味でお馴染みのフレーズですが、日常会話では人間に対しても頻繁に使われます。
「取る、持っていく(take)」と「表面から離れる(off)」の組み合わせから、今いる場所から自分自身を「ポンッと引き剥がして離れる」という情景を思い浮かべてみてください。

【ここがポイント!】

単なる leave(去る)との大きな違いは、そこに「突然さ」や「前触れのなさ」が含まれることです。

飛行機が滑走路からフワッと飛び立つように、周囲に何も言わずにスッと姿を消したり、「ヤバい、もう行かなきゃ!」と急いで出発したりする時の、あの慌ただしい勢いがこの表現の核心です。
今回のシーンのように、勝手にいなくなって相手を困らせるという文脈でも非常によく使われますよ。

実際に使ってみよう!

The date was so boring that I made an excuse and took off early.
(デートがすごく退屈だったから、言い訳を作って早めに切り上げてきちゃった。)
[解説] 気まずい状況や退屈な場所から、逃げるようにパッと立ち去る時の臨場感が出る表現です。

I have a family emergency, so I need to take off right now.
(家族に緊急事態が起きたので、今すぐに行かなければなりません。)
[解説] 職場などで、ゆっくり挨拶する間もなく、とにかく急いでその場を離脱しなければならない状況で使えます。

Did you see Tom? He just took off without saying goodbye to anyone.
(トムを見た?彼、誰にもさよならを言わずに急にいなくなっちゃったよ。)
[解説] まさに今回のブレナンのように、周りに知らせず「スッと消えてしまった」人について話す時にぴったりのフレーズですね。

『BONES』流・覚え方のコツ

暗い森の中で、ブレナンの姿がまるで飛行機が急上昇して視界から消えるように、あっという間にブースのそばから「離陸(take off)」してしまった映像をイメージしてみてください。

ブースが目を離したほんの一瞬で、無断でフワッとその場から消え去ってしまった。
その「前触れなく突然いなくなる感覚」とセットにすると、このフレーズが持つ独特の勢いがすんなりと頭に入ってきますよ。

似た表現・関連表現

head out
(意味:出かける、向かう)
take offのような突然の勢いや逃げ出すようなニュアンスはなく、「さあ、出発しよう」という予定や行動の始まりをフラットに伝える、日常的で穏やかな表現です。

slip away
(意味:こっそり抜け出す)
take offがパッと消えるスピード感を持つのに対し、こちらは誰にも気づかれないように静かに足音を忍ばせてその場を離れる、少し秘密めいたニュアンスになります。

dash off
(意味:急いで立ち去る、急行する)
take offと非常に似ていますが、dash(突進する)という言葉の通り、文字通り走るような大慌てのスピード感に焦点が当たった表現です。

深掘り知識:「急上昇」が生み出す多彩な意味

take offの「地面から勢いよく離れる」というコアイメージは、「立ち去る」「離陸する」以外にも非常にポジティブな意味を生み出します。
それは、ビジネスや人気が「急激に軌道に乗る、大ブームになる」という意味です。

例えば、新しく始めた事業が突然うまくいき始めた時に「His new business has really taken off.(彼の新しいビジネスは一気に軌道に乗ったよ)」のように使われます。
売上のグラフや知名度が、飛行機の離陸のように急角度で右肩上がりになっていく様子を想像してみてください。

一つの熟語のイメージが、物理的な移動から抽象的な成功へと広がっていく。これこそが英語の面白いところですね。

まとめ|日常の「急な出発」をスマートに表現!

いかがでしたか?
今回は『BONES』の緊迫した森のシーンから、突然立ち去る様子を表すフレーズ「take off(急に立ち去る、急にいなくなる)」をご紹介しました。

退屈な場からの脱出から、緊急時の急な出発まで、知っておくと会話のテンポがグッと良くなる表現です。
ぜひ、飛行機が飛び立つようなスピード感を思い浮かべながら、ご自身の会話でも使ってみてくださいね。

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