海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回は『BONES』S5E16の、過去のブースの姿を振り返るユーモラスな回想シーンから、
問題を制御できていることを伝える「under control」をご紹介します。
ビジネスでも日常会話でも非常に役立つ表現です。ぜひチェックしてみてください。
実際にそのシーンを見てみよう!
スイーツのオフィスで過去の事件を振り返る場面です。
映像は2004年8月、ブースがビリヤード場で賭けをしている回想シーンに切り替わり、そこに現在のブレナンとブースのナレーション(V.O.)が重なります。
BRENNAN(V.O.):Booth had a gambling problem before he met me.
(ブースは私と出会う前、ギャンブルの問題を抱えていたの。)BOOTH(V.O.):Well, since I mostly won, it really wasn’t a problem.
(まあ、大抵勝ってたから、実際には問題じゃなかったんだ。)BRENNAN(V.O.):But it took your focus away from more important things. Like work.
(でも、もっと重要なことからあなたの集中を削いでいたわ。仕事とかね。)BOOTH(V.O.):You know, I was getting it under control.
(あのな、俺はちゃんとコントロールできるようになってたんだよ。)Bones Season5 Episode16(The Parts in the Sum of the Whole)
シーン解説と心理考察
当時のブースは、ブレナンと出会う前で、私生活ではギャンブルにのめり込んでいました。
ビリヤードで賭けをしている映像に対し、現在のブレナンが「仕事への集中を削ぐ問題があった」と客観的な事実を突きつけます。
ブースはプライドもあり「大抵勝っていたから問題なかった」「自分で制御できるようになっていた」と強がっていますが、客観的に見れば危うい状態です。
本人は何とかなっていると思い込もうとする、人間の自己正当化の心理がリアルに描かれているシーンです。
「under control」の意味とニュアンス
under control
意味:制御できている、支配下にある、何とかなっている
「under(〜の下に)」と「control(支配、制御)」が組み合わさることで、「自分の支配下に置かれている状態」を表します。
トラブルや問題が発生した際に、それが悪化することなく適切に処理・管理できている状況を示す言葉です。感情を抑えている状態や、危機的な状況が収束に向かっている状態など、幅広い「落ち着きを取り戻した状態」に使われます。
【ここがポイント!】
このフレーズの核心は、「放っておけば悪化してしまうかもしれない厄介なもの」を、自分の力でしっかりと押さえ込んでいるという点です。
ブースのセリフのように進行形(getting it under control)にすることで、「徐々に制御できるようになってきている」というニュアンスを出すことができます。
周囲に「大丈夫、任せて」と安心感を与える、力強い響きを持っています。
実際に使ってみよう!
Don’t worry about the presentation tomorrow. I have everything under control.
(明日のプレゼンのことは心配しないで。全て何とかなっているから。)
進行中のプロジェクトや準備が順調に進んでいる時に、周囲を安心させる定番のフレーズです。
The fire department finally got the blaze under control.
(消防署はついにその火災を鎮圧した。)
火事や暴動など、物理的な混乱や危機的状況を収束させたことを伝える際にも頻繁に使われます。
Take a deep breath and keep your emotions under control.
(深呼吸して、感情をコントロールしなさい。)
パニックになりそうな時や怒りが爆発しそうな時に、冷静さを保つよう促す表現としても使えます。
『BONES』流・覚え方のコツ
回想シーンでビリヤードをしながら賭けをしているブースの姿を思い浮かべてみてください。
客観的にはギャンブルにのめり込んでいるのに、本人は「俺は自分で手綱を握っている(under control)」と強がっています。
暴れ馬のような「ギャンブル依存」という問題を、自分が上から手綱を握って押さえ込んでいる(under)イメージ。
このビジュアルを持つと、フレーズのニュアンスが視覚的に記憶に定着しやすくなります。
似た表現・関連表現
- out of hand:手に負えなくなる、収拾がつかなくなる。「under control」の真逆の状態を表すフレーズです。問題が自分の手から離れてしまい、どうにもならなくなってしまったパニック状態を指します。
- take charge:責任を引き受ける、指揮をとる。状態を示す「under control」に対し、こちらは事態を制御するために自分から主導権を握るアクションに焦点が当たります。
- sort out:解決する、整理する。混乱した状況や複雑な問題を順序立てて整理して解決するという意味です。事態を収束させるという目的は同じですが、より具体的な解決プロセスを含みます。
深掘り知識:ギャンブラーとしてのブースと「コントロール」
このエピソード全体を通して、ブースの「ギャンブラー」としての性質が重要な鍵を握っています。
カムからも「ギャンブラーのあなたが(the gambler in you)」と評されるように、彼はリスクを取る性質を持っています。若き日のブースは、その衝動を「under control(制御下)」に置こうと必死にもがいていました。
しかしエピソードの終盤、スイーツは「君がギャンブラーなんだから、この膠着状態を打破しろ」と促します。
そしてブースは「俺はギャンブラーだ。これに賭けてみる」と、ブレナンに想いを伝えるという人生最大のリスクを取ります。衝動をコントロールしようとしていた男が、最後にはあえてコントロールを手放し、愛に賭ける——英語のフレーズを通じてキャラクターの成長を追うと、ドラマがより一層深く楽しめます。
まとめ|ピンチの時に安心感を与えるフレーズ
本記事では、『BONES』のワンシーンから、問題を制御できている状態を表すフレーズ「under control」を紹介しました。
トラブルが起きた時にこの一言が言えると、周囲に大きな安心感を与え、頼もしい印象を持ってもらうことができます。
自分自身の感情のコントロールから仕事のタスク管理まで幅広く使える表現ですので、ぜひ日々のコミュニケーションに取り入れてみてください。

