ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S03E08に学ぶ「wink away」の意味と使い方

wink away

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は、小説の情景描写やドラマのワンシーンでキラリと光る、美しくて少し切ない英語表現をご紹介します。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

病院で、ブレナンが病床の少女ヘイリーに絵本を読み聞かせている穏やかなシーンです。

物語の中の一節として、この美しい表現が登場します。

Brennan: “Why was I forgotten?” Mary said, stamping her foot. “Why does nobody come?”
(「なぜ私は忘れられてしまったの?」メアリーは足を踏み鳴らして言いました。「なぜ誰も来てくれないの?」)

Brennan: The young man, whose name was Barney, looked at her very sadly.
(バーニーという名のその青年は、とても悲しそうに彼女を見つめました。)

Brennan: Mary even thought she saw him wink his eyes as if to wink tears away.
(メアリーには、彼がまるで涙を瞬きして追い払おうとしているかのように見えました。)
BONES Season3 Episode8 (The Knight on the Grid)

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シーン解説と心理考察

ブレナンは普段、非科学的なおとぎ話や感情論をまったく好まない超・論理的なキャラクターです。

しかしこのシーンでは、ヘイリーに対して非常に優しく、心を込めて物語を読んでいます。

常に理性を重んじるブレナンが、「涙を必死にこらえようとする」青年の繊細な心の動きを読み上げるギャップに、彼女の不器用ながらも深い愛情が垣間見える感動的なシーンですね。

フレーズの意味とニュアンス

wink away
意味:まばたきして(涙を)払う、まばたきで涙をこらえる

「wink(まばたきをする)」と「away(離れて、追い払う)」を組み合わせた表現です。

涙がこぼれ落ちそうになるのを、パチパチとまばたきをすることで無理に引っ込めようとする、あの切ない仕草を指します。

日常会話で頻繁に使うというよりは、小説の情景描写や、少し詩的な表現として使われることが多い、上級者向けの美しい英語表現です。

【ここがポイント!】

ネイティブが感じるコアイメージは「感情と理性のせめぎ合い」です。

自然なまばたきであるblinkとは違い、winkは「意識的・意図的な目の動き」を指します。

無意識にあふれ出そうな涙(感情)を、パチパチという意識的な動作(理性)で必死にコントロールし、away(遠ざける)しようとする、その健気でかすかな抵抗がこの表現の最大の魅力です。

実際に使ってみよう!

I had to look up and wink away my tears during her wedding speech.
(彼女の結婚式のスピーチの間、私は上を見上げて涙をこらえなければならなかった。)
感動的な場面で、泣きそうなのを必死にごまかそうとするリアルな情景が伝わる表現です。

He quickly turned around to wink the tears away.
(彼は急いで振り返り、まばたきをして涙を払おうとした。)
涙をaway(追い払う)という目的語を間に挟む形でも使えます。悔し涙や弱さを隠そうとする切ない描写ですね。

I was trying to wink away a tear so my friends wouldn’t notice I was crying.
(友達に泣いているのを気づかれないように、私はまばたきをして涙をこらえようとしていた。)
映画館などでホロリときた時、手を使わずに目の動きだけで涙を引っ込めようとする日常のワンシーンにも使えますよ。

『BONES』流・覚え方のコツ

ブレナンの優しい朗読の声に合わせて、絵本の中の青年が悲しそうに目を細め、こぼれそうな涙を「パチッ、パチッ(wink)」と意識的にまばたきをして「あっちへ行け(away)」と必死に追い払う姿を想像してみてください。

理性が感情をコントロールしようとするせめぎ合いを映像として結びつけると、スッと記憶に定着しますよ。

似た表現・関連表現

wipe away
((涙や汚れを)拭き取る、ぬぐい去る)
手やハンカチを使って、物理的に涙を拭う時の一般的な表現です。wink awayがこらえる動作なのに対し、こちらはすでに流れた涙を拭く動作になります。

blink back
(まばたきをして(涙を)こらえる)
wink awayとほぼ同じ意味で使われます。blinkは自然な両目のまばたきを表すため、wink awayよりも少し無意識的で、反射的に涙をこらえようとするニュアンスが含まれます。

fight back tears
(涙をこらえる、泣くまいとこらえる)
感情が込み上げてくるのを必死に押さえ込む、より強い表現です。fight(戦う)という単語が使われていることから、悲しみや感動と全身で格闘している激しい心理状態が伝わりますね。

深掘り知識:ただの「まばたき」じゃない?「wink」に隠されたもう一つの顔

英語の「wink」には、片目をつぶって合図を送るというおなじみの意味の他に、実はもう一つ面白い使われ方があります。

それは「(見て見ぬふりをして)見逃す、大目に見る」という意味です。例えば「wink at a rule」と言えば「規則違反を大目に見る」という意味になります。

パチッと目をつぶって、不都合なものを一瞬視界から消すイメージですね。

そう考えると、今回の「wink away tears」も、ただ物理的に涙を払うだけでなく、自分の中の悲しみや弱さを「見なかったことにしよう」とする心理的な働きかけが込められているように感じませんか?

英単語の奥深さを知ると、物語の味わいがぐっと深まりますね。

まとめ|美しい情景描写で表現力を広げよう!

今回は、小説やドラマの中でキラリと光る、少し上級者向けの美しい表現を深掘りしました。

日常会話の枠を超えて、こうした繊細な心の動きを表すフレーズを知ると、英語で物語を読むのがさらに楽しくなりますよ。

ぜひ、ご自身の英語の表現パレットに加えてみてくださいね。

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