「You held up your side of the bargain, and I’m going to hold up mine.」に見る、嘘を告白したうえで約束は果たすと告げる言い方|『CHUCK』S02E20で学ぶ英会話

『CHUCK』コラム: 「You held up your side of the bargain, and I'm going to hold up mine.」に見る、嘘を告白したうえで約束は果たすと告げる言い方|『CHUCK』S02E20で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回扱うのは、『CHUCK』シーズン2 第20話に登場する、それまでついていた嘘を告白したうえで、自分の約束は果たすと告げる言い方です。取引だと思わせていた関係が実は嘘だったと明かしながら、チャックがジルに向き合い、それでも相手の誠意に応えようとする場面が描かれています。

嘘だったと認める言い方から、以前の約束を繰り返し確認する言い方まで、順番に見ていきます。

目次

取引が嘘だったと、率直に告白する言い方

父の手がかりをつかんだチャックは、ジルに本当のことを告げます。

Chuck: Look, Jill, there was no deal. I lied to you because, at the time, I was willing to do whatever it took to find my father, but not anymore.
(なあ、ジル、取引なんて本当は無かったんだ。あの時は、父を見つけるためなら何でもする覚悟だったから、君に嘘をついた。でも、もうそうじゃない。)

CHUCK Season2 Episode20 (Chuck Versus the First Kill)

Look, という呼びかけから始まる there was no deal は、これまで信じさせていたことを真っ向から否定する切り出し方です。取り繕わずに事実を突きつける、率直な告白の姿勢になっています。名前の Jill をあいだに挟んでいる点にも、これから重要なことを伝えるという構えが表れています。

続く I lied to you because, at the time, I was willing to do whatever it took to find my father では、嘘をついた理由を過去形の at the time を使って説明しています。do whatever it took は「そのためなら何でもする」という、目的のためなら手段を選ばなかったことを表す表現です。

そして but not anymore といういまの心境を付け加えることで、当時といまの自分をはっきり切り分けて伝えているのが見どころです。理由を述べたあとに一拍置いて心境の変化を添える、この順序が告白に重みを持たせています。

相手が守った約束の分だけ、自分も義理を果たすと告げる言い方

嘘を認めたうえで、チャックはさらに言葉を続けます。

Chuck: You held up your side of the bargain, and I’m going to hold up mine. I told you I wouldn’t let them change me, and I won’t.
(君は自分の側の約束はちゃんと果たしてくれた。だから僕も、自分の分を果たすつもりだ。連中に僕を変えさせはしないと言っただろう、その通りにするよ。)

CHUCK Season2 Episode20 (Chuck Versus the First Kill)

You held up your side of the bargainhold up は「約束や義務を果たす」という意味の表現です。同じ動詞を I’m going to hold up mine で繰り返すことで、相手が果たした分だけ自分も果たすという筋の通し方が強調されています。mine の一語で my side of the bargain を言い換えている簡潔さも、決意の固さを感じさせる要因です。

I told you I wouldn’t let them change me, and I won’t. は、以前に交わした約束を I told you で改めて呼び起こしたうえで、and I won’t と短く言い切って締めくくる言い方です。過去形の wouldn’t から現在形の won’t へと切り替わる中で、以前の約束が現在も変わらず続いていることが示されています。過去の約束を繰り返し確認することで、いま告げている言葉の裏付けにしているのが分かります。

嘘を認めるところから始まり、相手の誠実さに応える宣言で締めくくるまで、率直な言葉が積み重ねられていく場面です。取引だと思わせていた関係の外側で、義理だけは果たそうとする姿勢がうかがえます。

まとめ|嘘の告白から始まる誠実さの言葉

取引が嘘だったと率直に告白する言い方、そして相手が守った約束の分だけ自分も義理を果たすと告げる言い方まで見てきました。嘘を認めることが、かえって約束を果たす言葉の説得力を強めているのが分かります。

『CHUCK』の会話を通して、こうした英語表現をこれからも見ていきましょう。

同じエピソードの他のコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、場面全体の英語がより立体的に見えてきます。

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