海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、『CHUCK』シーズン4 第17話に登場する、自信のなさを認めつつ判断を相手に委ねる言い方です。結婚式で使う花選びに悩むサラに、エリーが優しく寄り添う場面が描かれています。
判断を相手に委ねる言い方から、時期は分からなくても必ず来ると気長に構えるよう伝える言い方まで、順番に見ていきます。
自信のなさを認めて判断を相手に委ね、相手の不慣れさを非難せず受け止める言い方
バラにするか蘭にするか、花の種類を尋ねられたサラはなかなか決められません。何度か聞き返した末に、サラは本音を漏らします。
Sarah: I don’t have a strong feeling either way. I just don’t think that maybe I’m cut out for this. What if you just make the choices?
(どちらでもいいという強い気持ちがあるわけじゃないの。ただ、自分にはこういうことが向いていないのかもしれないと思って。あなたが選んでくれない?)CHUCK Season4 Episode17 (Chuck Versus the First Bank of Evil)
cut out for は「~に向いている」を表す言い方で、その前に I just don’t think that maybe を置くことで、断定を避けながら自信のなさを認めています。最後の What if you just make the choices? で、判断そのものを相手に委ねているのが分かります。
サラの言葉を受けて、エリーはこう返します。
Ellie: Okay, you know what? Maybe– maybe this girly stuff is a little outside your comfort zone.
(そうね、分かった。もしかしたら、こういう女の子っぽいことはあなたの慣れていない領域なのかもね。)CHUCK Season4 Episode17 (Chuck Versus the First Bank of Evil)
outside your comfort zone は「不慣れな領域」を表す言い方です。相手の弱気を責めるのではなく、単に不慣れなだけだと言い換えて受け止める姿勢が伝わってきます。
自分も同じだったと共感を示し、時期は分からなくても必ず来ると気長に構えるよう伝える言い方
エリーはさらに、自分の経験を交えながら続けます。
Ellie: I will tell you that, at some point, every bride feels a little overwhelmed with this stuff. I totally did.
(言っておくけど、花嫁は誰でもどこかの時点でこういうことに圧倒される瞬間があるものなのよ。私も本当にそうだった。)Ellie: But there was a moment where that all changed. I remember I had gone to pick up our wedding bands and I finally held them in my hands. And it all just became so real.
(でも、それが全部変わった瞬間があったの。結婚指輪を受け取りに行って、実際に手にした時のことを覚えているわ。それで、すべてが急に現実味を帯びてきたの。)CHUCK Season4 Episode17 (Chuck Versus the First Bank of Evil)
every bride ~ で花嫁全般の話へ広げつつ、I totally did で自分も同じだったと共感を重ねています。指輪を手にした瞬間の記憶を振り返ったエリーは、サラと短い言葉を交わしたあと、話を締めくくります。
Ellie: But it was a turning point, you know. From that moment on, everything became magical. It was my wedding. I don’t know when and I don’t know where, Sarah, but I promise you, it’s going to happen to you.
(でも、あれは転機だったの。あの瞬間から、すべてが魔法みたいになったのよ。私の結婚式だったの。いつ、どこでなのかは分からないけど、サラ、あなたにも必ずそのときが来るって約束するわ。)CHUCK Season4 Episode17 (Chuck Versus the First Bank of Evil)
a turning point と I promise you を使うことで、いつ来るかは分からなくても必ず来ると気長に構えるよう伝えています。焦らなくていいという励ましが、断定を避けた言い回しの中に込められています。
まとめ|自信のなさへの共感と気長な励まし
自信のなさを認めて判断を相手に委ねる言い方、そして自分も同じだったと共感しながら必ずそのときが来ると約束する言い方を見てきました。不慣れなことに戸惑う姿を、責めずに寄り添う二人のやり取りが印象に残ります。
次回も『CHUCK』の会話とともに、英語表現の型を見ていきましょう。
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