海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、『CHUCK』シーズン3 第2話に登場する、名前を間違えられたことに毅然と訂正を求め、苦情を並べ立てて相手を追い返す言い方です。自宅で開いたパーティーに割り込まれ、気まずい思いをさせられたモーガンが、ついに啖呵を切る場面が描かれています。
名前の訂正から、番号立てた苦情、そして立ち去るよう求める率直な一言まで、順番に見ていきます。
「My name is not Martin.」から「number two」まで、毅然と訂正を求め苦情を並べる言い方
自宅のパーティーに割り込んできたカリーナは、モーガンを違う名前で呼びます。これまでの経緯にうんざりしていたモーガンは、まず名前の訂正から切り出し、そのまま苦情を並べていきます。
Morgan: First things first. My name is not Martin. It’s Morgan. Morgan Guillermo Grimes. Memorize it. Okay, number two. Just because you’re a beautiful woman that I’d give a non-vital organ to make love to, doesn’t give you the right to just show up here with this clown…
(まず一つ目。俺の名前はマーティンじゃない。モーガンだ。モーガン・ギレルモ・グライムズ。覚えとけ。それと二つ目。お前が、命に関わらない臓器の一つをくれてやってもいいと思うくらい綺麗な女だからって、こんな道化者を連れてうちに押しかけていい理由にはならないぞ……)CHUCK Season3 Episode2 (Chuck Versus the Three Words)
Memorize it. は短い命令形ひとつで、二度と間違えるなという強い意思がこもっています。First things first(まず一つ目)とnumber two(それから二つ目)という番号立ての語り口は、感情的にまくし立てるのではなく、あえて冷静に一つずつ数え上げていくスタイルです。
苦情を順序立てて並べることで、逆に怒りの深さが際立って伝わってくる言い方と言えます。フルネームまで名乗ってみせるところにも、軽んじられたことへの意地が表れています。
「Seriously, do me a favor. Take a hike.」から「my house, my party」まで、率直に立ち去りを求める言い方
番号立ての苦情を並べ終えたモーガンは、周囲のやり取りを挟んだのち、最後にひとことで要求をまとめます。
Morgan: Seriously, do me a favor. Take a hike.
(マジで頼むから、消えてくれ。)CHUCK Season3 Episode2 (Chuck Versus the Three Words)
do me a favor は本来「お願いを聞いて」という柔らかい前置きですが、seriously(マジで)を添えることで、丁寧な依頼というより苛立ちを込めた強い要求に変わっています。続く take a hike は「消えろ」を意味するくだけた命令表現で、遠回しな言い方を挟まずに立ち去りを求めています。
押し問答が続いた末に、モーガンはもう一段はっきりした言葉で締めくくります。
Morgan: Yeah. Uh, my house, my party. I think you need to leave.
(ああ。ここは俺の家で、俺のパーティーだ。お前はもう帰った方がいい。)CHUCK Season3 Episode2 (Chuck Versus the Three Words)
my house, my party は、名詞を二つ並べるだけの短いフレーズで、自分の場であることを盾にして相手に立場の弱さを突きつける言い方です。I think you need to leave は、I thinkという控えめな前置きを添えながらも、needという強い動詞で退去を求めており、柔らかい語り出しと率直な要求が同居しているのが見どころです。
同じ「立ち去らせる」という要求でも、take a hikeがくだけた命令一語で押し切るのに対し、my house, my partyは自分の立場を根拠として示してから求める、という順序の違いがあります。畳みかけるように二つの言い方を続けているところに、モーガンの毅然とした姿勢が最後まで揺らいでいない様子が読み取れます。
まとめ|番号立ての苦情と、率直な退去要求の言葉
名前の訂正から始まり、番号立てて苦情を並べる言い方、そしてtake a hikeやmy house, my partyという率直な言葉まで見てきました。丁寧な前置きを保ちながらも、最後は迷わず立ち去りを求める強さが伝わってきます。
『CHUCK』の会話からは、これからも様々な英語表現が見えてきます。
同じエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。
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