「state with absolute certainty」と「I can hardly be blamed for the results」で学ぶ、疑惑をかわす英語|『メンタリスト』S01E13で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「state with absolute certainty」と「I can hardly be blamed for the results」で学ぶ、疑惑をかわす英語|『メンタリスト』S01E13で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン1エピソード13では、実業家A.P.キャイドが所有する高額な名画の盗難事件をめぐり、絵の真贋を巡る攻防が描かれます。今回は、キャイド家の美術品を担当するキャスリン・ホークスが、金庫に保管されていた絵が偽物だと暴かれた直後に見せる、疑惑をかわすための言い回しに注目します。

自分の仕事に確信を持って言い切る表現と、責任の所在をそらす表現。二つの言い回しをたどりながら、緊迫した場面の英語を見ていきます。

目次

「state with absolute certainty」で確信を言い切る

盗難発覚前の場面で、キャスリンはこの絵を「a masterpiece of quattrocento portraiture(15世紀イタリア肖像画の傑作)」と評していました。ところが金庫を開けてみると、描かれた兵士が手にする銃が時代錯誤な代物であることにジェーンが気づき、絵は偽物だと暴かれてしまいます。突きつけられたキャイドに対し、絵を買い付けた担当者であるキャスリンは、こう言い切ります。

Kathryn: Mr. Caid, I can state with absolute certainty the painting which I purchased for you and placed in your hands was genuine. I have the documents to prove it.
(キャイドさん、私が買い付けてあなたの手元に届けた絵が本物だったことは、はっきりと断言できます。証明する書類もございます。)

The Mentalist Season1 Episode13 (Paint It Red)

state with absolute certaintyは「絶対の確信を持って言い切る」という意味の型で、単なるI’m sureよりもはるかに強い断定のニュアンスを持ちます。stateは「主張する」「明言する」という意味の動詞で、日常会話よりもやや改まった場面で使われる語です。証拠(documents)を添えて言い切っているところも、この一言に説得力を与えています。

確信の度合いを表す言い方には、強さの違いがあります。

表現 確信の強さ ニュアンス
I think 弱い あくまで個人の見解にとどめる
I’m sure 中程度 自信はあるが余地を残す
I can state with absolute certainty 強い 証拠を伴った断言

このキャスリンの一言は一番強い形にあたり、絵の真贋という一大事において、自分の仕事に一切の疑いを持たせない構えを示している場面です。

「I can hardly be blamed for the results」で責任をかわす

自分の仕事への確信を示したキャスリンは、続けてこう付け加えます。

Kathryn: If you chose to engage in some clever subterfuge without my knowledge, I can hardly be blamed for the results.
(もしあなたが私の知らないところで巧妙な策略を仕組んでいたのだとしたら、その結果について私が責められる筋合いはありません。)

The Mentalist Season1 Episode13 (Paint It Red)

hardly be blamed for 〜は「〜について責められる筋合いはほとんどない」という意味の型で、hardlyが持つ「ほとんど〜ない」というニュアンスによって、断定を避けながらも強く責任を退ける効果を生んでいます。直前のif you chose to engage in some clever subterfuge without my knowledgeという条件節も見逃せません。「あなたが私の知らないところで何かを仕組んでいたなら」と、責任の所在を相手側へ押しやる構文になっています。

責任を退ける言い方にも、強さの段階があります。

表現 ニュアンス
It’s not my fault 事実をシンプルに否定する
I can hardly be blamed for the results 状況説明を添えて上品に切り返す
I take no responsibility for that 強く距離を置く宣言

自分の仕事への確信を示す一言と、疑いをかわす一言。この二つが立て続けに使われることで、キャスリンという人物の押しの強さが伝わってくる場面です。

まとめ|疑惑をかわす二つの言い回し

「state with absolute certainty」で自分の仕事に確信を示し、「I can hardly be blamed for the results」で責任の所在を相手に押しやる。疑いをかけられた場面で自分の立場を守るときに役立つ、二つの言い回しです。

次回も『メンタリスト』の登場人物たちのやり取りを通して、英語表現を見ていきます。

このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。

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