「We should blow this out and throw Luke the best birthday party of all time.」に見る、アメリカの子どもの誕生日パーティーの文化|『モダンファミリー』S01E09で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 「We should blow this out and throw Luke the best birthday party of all time.」に見る、アメリカの子どもの誕生日パーティーの文化|『モダンファミリー』S01E09で学ぶ英会話

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『モダンファミリー』のシーズン1、第9話では、いつも感謝祭の陰に隠れがちだったルークの誕生日を、今年こそ盛大に祝おうとフィルとクレアが張り切る様子が描かれています。今回は、劇中に登場する工作コーナーやカラオケマシン、スノーコーンマシンといった出し物を通して、アメリカの子どもの誕生日パーティーの盛り上げ方を見ていきます。

台本に描かれた具体的な準備の様子から、その文化的な背景をのぞいてみましょう。

目次

“set up an arts and crafts table.” ― 工作コーナーという定番の出し物

フィルとクレアは、ルークの誕生日がいつも感謝祭の時期と重なって埋もれてしまっていたことを振り返り、今年は本腰を入れることを決めます。

Phil: We should blow this out and throw Luke the best birthday party of all time.
(今年は思いっきりやって、ルークに史上最高の誕生日パーティーを開いてやろうよ。)
Claire: Yes. Yes. And we’ll order a whole bunch of pizzas and set up an arts and crafts table.
(そうね。そうしましょう。ピザをどっさり注文して、工作コーナーも用意するのよ。)
Phil: A what?
(工作コーナーって何?)
Claire: A crafts table. You know, where everybody gathers around and they make stuff, and then bam! – They got their own party favor.
(工作テーブルのことよ。みんなで集まって何かを作って、それがそのまま自分だけのお土産になるっていう、あれよ。)

Modern Family Season1 Episode9 (Fizbo)

クレアが説明する arts and crafts table は、ゲスト全員が同じ場所に集まって工作をし、できあがった作品をそのまま持ち帰るという企画です。台本の中では party favor(パーティーの引き出物・お土産)という言葉も使われており、工作の成果物がそのままゲストへの手土産を兼ねる仕組みになっていることが読み取れます。子ども向けのパーティーでは、こうした参加型の出し物が定番の一つとして描かれることが多く、地域や家庭によって内容はさまざまです。

フィルが A what? と聞き返す場面からは、クレアにとっては当たり前の企画でも、フィルにはピンとこなかった様子がうかがえます。夫婦それぞれのパーティー観の違いも、このやり取りの見どころです。この直後のシーンでもフィルはクレアの説明に退屈して眠ってしまったと軽口を叩いており、企画に対する温度差がコミカルに描かれています。

こうした準備の場面からは、誕生日パーティーが単に集まって食事をするだけの機会ではなく、あらかじめゲストが参加できる企画を用意しておくものとして捉えられていることがうかがえます。ピザを大量に注文する場面と工作コーナーを組み合わせる発想からも、食事と体験型の出し物をセットで考える傾向が見て取れます。

“Thanks again for the karaoke machine.” ― 機材の貸し借りと屋台再現の出し物

パーティー当日、フィルはキャメロンから借りたカラオケマシンについて礼を伝えます。

Phil: Yeah. Thanks again for the karaoke machine. I’ll get it back to you right after the party.
(ああ。カラオケマシン、改めてありがとうな。パーティーが終わったらすぐ返すから。)
Cameron: That’d be great.
(助かるよ。)

Modern Family Season1 Episode9 (Fizbo)

karaoke machine を親戚や友人から借りてパーティーを演出するというやり取りからは、家庭用の娯楽機材を貸し借りしながらイベントを盛り上げる関係性が見えてきます。I’ll get it back to you right after the party. という一言も、借りたものを速やかに返すという約束が自然に交わされている様子を示しています。

大がかりな機材を購入せず、身近な人から借りて済ませるという選択からは、機材そのものを買い揃えずに準備を進めるやり方がうかがえます。キャメロンも That’d be great. と応じており、機材を貸す側・借りる側の間に気負いのないやり取りが成立している様子が見て取れます。

パーティー前の準備の場面では、別の出し物も登場します。

Phil: Grab a snow cone.
(スノーコーン、もらってきなよ。)
Claire: There’s a snow cone machine?
(かき氷機まであるの?)
Phil: Yeah.
(ああ。)

Modern Family Season1 Episode9 (Fizbo)

snow cone machine は、氷を削ってシロップをかけるかき氷を作る専用機材です。こうした機材を用意して、パーティーの準備を進める様子が描かれています。

クレア自身も There’s a snow cone machine? と驚いており、フィルが計画をあらかじめ細かく詰めていたことがうかがえる場面です。工作コーナー・カラオケマシン・かき氷機と、複数の出し物を組み合わせて用意する様子からは、誕生日パーティーを単なる集まりではなく、ちょっとしたイベントとして作り込む姿勢が見えてきます。

機材のレンタル方法や相場、普及の度合いが地域や時代によってどれくらい異なるのかまでは台本だけでは判断できないため、あくまで「劇中ではこのように描かれている」という水準で捉えておくのがよさそうです。パーティー用品をレンタルしたり、知人から借りたりする発想自体は、日本の感覚と照らし合わせながら眺めてみると面白い視点になります。工作コーナー・カラオケマシン・かき氷機と、性質の異なる出し物が一つのパーティーに組み合わされている点も、台本から読み取れる特徴の一つです。

まとめ|出し物の準備に表れるパーティー文化

工作コーナー、カラオケマシンの貸し借り、スノーコーンマシンという3つの出し物を通して、アメリカの子どもの誕生日パーティーの盛り上げ方の一端を見てきました。地域や家庭によって差はあるものの、ゲスト参加型の企画や機材の貸し借りが自然に行われる様子がうかがえます。

次回も『モダンファミリー』を観ながら、アメリカの生活文化を見ていきましょう。

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