「Why does drama keep following me everywhere I go?」に見る、周りのもめごとに巻き込まれるときの英語表現|『モダンファミリー』S04E24で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 「Why does drama keep following me everywhere I go?」に見る、周りのもめごとに巻き込まれるときの英語表現|『モダンファミリー』S04E24で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン4第24話では、キャメロンがマニーに、ここの人たちは礼儀正しく、自分の周りのいがみ合いとは大違いだと話します。ところがその後、キャメロンは言い争いの場面に居合わせることになります。

もめごとをどう言い表すのか、巻き込まれる立場をどう伝えるのかは、日本語の感覚では訳しにくいところです。キャメロンとマニーの会話と、その後の嘆きの台詞から、場面の順に一つずつ見ていきます。

目次

「thrown into the middle」で板挟みの立場を伝える

マニーがこの場所を気に入った様子で暮らしぶりを並べると、キャメロンはそれに同意しながら、自分の周りの人間関係と比べ始めます。

Manny: I love it here- manicured lawns, planned activities, early dinners.
(ここ、大好きです。手入れの行き届いた芝生に、予定の決まった催し、早めの夕食。)

Manny: What more does a kid need?
(子どもにこれ以上何が必要でしょう?)

Cameron: Oh, yeah.
(ほんとにね。)

Cameron: And everyone’s so polite and considerate– nothing like the constant catfights in my circle, where every week, somebody’s mad at somebody for God knows who what, and I’m always thrown into the middle.
(それにみんな礼儀正しくて思いやりがあるしね。僕の周りのしょっちゅうのいがみ合いとは大違いだよ。毎週誰かが誰かに何かで腹を立ててて、僕はいつも真ん中に放り込まれるんだから。)

Manny: You seem tense.
(気が張っているみたいですね。)

Modern Family Season4 Episode24 (Goodnight Gracie)

キャメロンの長い一文には、もめごとを語る言い方がいくつも詰まっています。nothing like ~ は「〜とはまるで違う」という比較の言い方で、ここでは礼儀正しい人たちと、自分の周りのいがみ合いを対比しています。

catfight は、激しい口げんかやいがみ合いを指すくだけた語です。constant を付けて「絶え間ない」とし、もめごとが日常的に起きている様子を強調しています。

somebody’s mad at somebody は、somebody を2回重ねることで「いつも誰かが誰かに腹を立てている」と、相手を特定しない言い方になっています。誰と誰の話かより、もめごとが途切れないことに重点がある形です。

in my circle の circle は「仲間内、付き合いの輪」を指し、every week と合わせて、身近な人たちの間でもめごとが繰り返されている様子を描いています。

そして最後の I’m always thrown into the middle は、throw(投げ込む)の受け身です。自分から割って入るのではなく、気づけば真ん中に放り込まれている、という巻き込まれる側の感覚が伝わってきます。

  • A: Why are you so tired?
    (なんでそんなに疲れてるの?)
  • B: My two best friends had a fight, and I got thrown into the middle.
    (親友二人がけんかして、板挟みになったんだ。)

マニーの You seem tense. は、seem に形容詞を続けて「〜のように見える」と、相手の様子を指摘する形です。理由までは尋ねず、見たままの印象だけを返している点が、落ち着いた口ぶりのマニーらしい一言と言えます。

日常会話でも、You seem tired. や You seem upset. のように、相手の状態を決めつけずに声をかけるときに便利です。seem を使うと「そう見えるけれど、違っていたらごめん」という含みが残るため、You’re tense. と言い切るより柔らかく聞こえます。

「drama keeps following me」で騒ぎがついて回ることを嘆く

その後、麻雀の卓で言い争いが起きます。短いやり取りで、責める側と打ち消す側がぶつかります。どちらも数語だけの応酬ですが、言い争いの空気がそのまま伝わる台詞です。

— You’re cheating.
(ずるしてる。)

— I am not.
(してない。)

Modern Family Season4 Episode24 (Goodnight Gracie)

You’re cheating. は進行形で「今まさにずるをしている」と責める表現です。返しの I am not. は、I’m not と縮めずに am をはっきり言うことで、強く打ち消す響きになります。この言い争いのあと、キャメロンはこう嘆きます。

Cameron: Why does drama keep following me everywhere I go? It just keeps popping up out of nowhere.
(なんで騒ぎがどこへ行ってもついて回るの? どこからともなく、次々に湧いてくるんだから。)

Modern Family Season4 Episode24 (Goodnight Gracie)

ここでの drama は「演劇」ではなく、身の回りのもめごとや騒ぎを指す使い方です。keep ~ing は「〜し続ける」で、follow と組み合わせて「騒ぎのほうが自分を追いかけてくる」と言い表しているのが面白いところです。

続く pop up は「ひょっこり現れる」、out of nowhere は「どこからともなく、前触れもなく」という意味です。二つを重ねることで、予想もしない所から騒ぎが現れる様子が伝わってきます。

また、Why does ~ keep …? の形は、答えを求める質問というより「どうしていつもこうなるのか」という嘆きとして使われることが多い形です。Why does this keep happening to me? のように、身に覚えのないトラブルが続くときの独り言としても応用できます。

先の場面でキャメロンは、ここの人たちは自分の周りとは大違いだと話していました。そう話したあとで言い争いに居合わせたことが、騒ぎがついて回るという嘆きにつながっていると読み取れます。

表現 場面での働き
nothing like ~ 〜とは大違いだと対比する
constant catfights 絶え間ないいがみ合い
thrown into the middle 板挟みに巻き込まれる
You seem tense. 相手の様子を指摘する
drama keeps following me 騒ぎがついて回る
pop up out of nowhere どこからともなく現れる

まとめ|もめごとを語る言葉と巻き込まれる側の本音

constant catfights や somebody’s mad at somebody で周りのもめごとを語り、thrown into the middle で板挟みの立場を伝える。drama keeps following me と pop up out of nowhere は、騒ぎが向こうから寄ってくる感覚を表します。

キャメロンの嘆きを思い出しながら観ると、ほかの回の言い争いの場面も、また違った角度から楽しめます。

同じ回のほかのコラムやフレーズ記事でも、別の場面の会話を取り上げています。

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