企画の資金集めについて話すときの英語|『ビッグバン★セオリー』S11E22で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 企画の資金集めについて話すときの英語|『ビッグバン★セオリー』S11E22で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン11 第22話から、資金を頼んだり集めたりするときの英語を取り上げます。シェルドンは自分の理論を確かめる実験を思いつき、その費用を大学に求めようとしますが、話は思うように進みません。

金額の伝え方、交渉の切り返し、自分で資金を集めるときの言い方まで、お金にまつわる表現が一つの回にまとまって登場するのが見どころです。

目次

大学に資金を求める「ask for funding」

女性陣が集まっている場面で、シェルドンは大学に ask for some funding(資金を求める)予定だと話し、求める額は5億ドルだと明かします。ペニーはこう返します。

Penny: Well, it’s too much money, you can’t ask for that all at once.
(うーん、金額が大きすぎるよ。一度に全部は頼めないって。)

Sheldon: Well, what if I ask for it in six easy installments of $83,333,333.33?
(では、8,333万3,333ドル33セントずつ、6回の手軽な分割で頼んだらどうだ?)

TBBT Season11 Episode22

ask for 〜 は「〜を求める・頼む」、all at once は「一度に全部」です。シェルドンの installments(分割払い)は、総額を変えずに回数だけ分けた冗談の切り返しになっています。

別の場面で、シェルドンはシーバート学長と向き合います。

Siebert: That’s impressive, and how much funding were you looking for?
(見事だね。それで、資金はいくらを考えているのかね?)

Sheldon: $20 million.
(2,000万ドルです。)

TBBT Season11 Episode22

How much funding were you looking for? は「資金はいくらお考えですか」と額を尋ねる言い方です。過去進行形の were you looking for にすると、現在形より控えめな響きになるとされます。学長に「それで作れるのか」と問われたシェルドンは否定し、一度出資した後なら追加も出しやすくなるからだと説明します。学長が「では7,000万ドルあれば作れるということか」と確かめると、シェルドンはこう返します。

Sheldon: I see why you’d think that, but no. You can’t go to the board of trustees and say you gave Sheldon Cooper $70 million and have nothing to show for it. No. The only way you’d be able to save face is to double down.
(そう思うのも分かりますが、違います。理事会に行って、シェルドン・クーパーに7,000万ドルを渡したのに何の成果もないとは言えないでしょう。だめです。面目を保つ唯一の方法は、倍賭けすることです。)

TBBT Season11 Episode22

save face は「面目を保つ」、double down は「さらに賭け金を増やす、立場を強める」という意味です。体面を守るためにさらに出資すべきだという、シェルドンらしい理屈の組み立てが印象的です。

自分で資金を集める「raise money」

レナードと話す場面で、シェルドンは支援を募る方法について、こう説明します。

Sheldon: Of course not, but if I can raise enough seed money to show that I’m serious, I should be able to attract some major investors.
(もちろん思っていない。だが、本気だと示せるだけの元手を集められれば、大口の出資者を引きつけられるはずだ。)

TBBT Season11 Episode22

seed money は事業や研究を始めるための「元手」、investors は「出資者」です。まず本気を示す元手を集め、その実績で大口の出資を呼び込むという順番をシェルドンは描いています。

別の場面では、シェルドンがコミック店のスチュアートを訪ねます。

Sheldon: The University is refusing to fund my experiment, so I need to raise money and do it on my own.
(大学が僕の実験への出資を拒んでいる。だから資金を集めて、自力でやる必要があるのだ。)

Stuart: How much do you need?
(いくら必要なの?)

Sheldon: For a start, I’m trying to raise $500,000.
(手始めに、50万ドルを集めようとしている。)

TBBT Season11 Episode22

表現 意味
ask for funding 資金を求める
fund 〜 〜に資金を出す
raise money 資金を集める
seed money 元手
fundraising 資金集め

動詞の fund は出す側、raise は集める側の言葉です。大学に fund してもらえないシェルドンが、raise する側に回った構図です。後の場面では、レナードが How’s the fundraising going?(資金集めはどう?)と尋ね、シェルドンは It’s going badly.(うまくいっていない)と答え、集まったのは約6万5千ドルだと明かします。レナードの Don’t give up.(諦めるな)は、苦戦する相手への短い励ましです。

まとめ|頼む・集める・出す

今回は、ask for funding や all at once、save face と double down、raise money、seed money、fundraising を見てきました。資金を頼む側と集める側、出す側の言葉を分けて覚えると、企画やプロジェクトの相談がしやすくなります。

研究資金に奔走するシェルドンの姿を観ながら、お金の英語を味わっていきましょう。

この回のほかのコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、登場人物それぞれの奮闘が見えてきます。

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