話についていけないときに聞き返す英語|『ビッグバン★セオリー』S10E19で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 話についていけないときに聞き返す英語|『ビッグバン★セオリー』S10E19で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン10 第19話から、話についていけないときに聞き返す英語を取り上げます。ペニーとラージがペニーの職場の人の名前を次々に出すなか、レナードは知らない名前が出ると短く聞き返していきます。

知らない名前を1語で確かめる言い方から、聞いていなかったと認める一言、会話から外されたと伝える一言まで、場面ごとに順番に見ていきます。

目次

「Who’s Paul?」と名前1語で知らない人を聞き返す

居間の場面では、ラージとペニーがペニーの職場の話をしています。ペニーが同僚の二人が休んだ話をすると、ラージがその一人の名前を言い当て、その場にいたレナードが口を挟みます。

Leonard: Who’s Paul?
(ポールって誰?)

Penny: Oh, you met him at the office Christmas party. He’s married to Nancy.
(ああ、職場のクリスマスパーティーで会ってるよ。ナンシーと結婚してる人。)

Leonard: Oh, sure. Wait, Nancy?
(ああ、そうだったね。待って、ナンシー?)

TBBT Season10 Episode19

Who’s ~? は「〜って誰?」と正面から尋ねる、基本の聞き返しです。レナードはいったん Oh, sure. と受けたものの、すぐに Wait, Nancy? と、次に出てきた名前で引っかかっています。

この後、ラージが別の名前を出すと、レナードは Jerry? とだけ返します。さらに別の名前が挙がった場面でも、Tina? の1語で聞き返しています。知らない名前を上げ調子で繰り返すだけで「それは誰?」という問いになり、話を止めずに確かめられるのが、この言い方の便利なところです。

そのうえで、レナードはこう尋ねます。

Leonard: I went to your office Christmas party?
(僕、君の職場のクリスマスパーティーに行ったの?)

TBBT Season10 Episode19

疑問文の語順にせず、平叙文のまま語尾を上げると、「え、そうだったの?」という意外さを込めた確認になります。

「still」と「I spaced」で話の位置を確かめる

別の居間の場面では、ペニーとラージがフェイスマスクの話をしているところで、レナードが前の話を持ち出します。

Leonard: I’d still like to know who Jerry is.
(ジェリーが誰なのか、まだ知りたいんだけど。)

Penny: Don’t worry about it.
(気にしないで。)

TBBT Season10 Episode19

I’d still like to know ~ は「まだ〜を知りたい」と、答えをもらえていない質問を蒸し返す言い方です。前の場面で Jerry? と聞き返したとき、ラージは誰なのかを答えずに話を続けていました。still の一語で、その質問が片づいていないことが伝わります。ペニーは Don’t worry about it. と受け流し、出かける話へ切り替えています。

この回の前半、カフェテリアの場面にも、話についていけていなかったと認める一言があります。シェルドンがエイミーの研究と量子力学の関係を語り、皆がネットで調べるまで待つと言います。レナードとラージが分かっていると返した直後、ハワードが口を開きます。

Howard: I’m sorry, I spaced. Are we still talking about the spoon?
(悪い、ぼんやりしてた。まだスプーンの話か?)

TBBT Season10 Episode19

I spaced は「ぼんやりしていた」というくだけた言い方で、space out の形でも使われます。続く Are we still talking about ~? は「まだ〜の話をしている?」と、今の話題を確かめる質問です。シェルドンの話の出発点は、スプーンを手に取ったことでした。

「I’m sitting right here」で会話から外されたと伝える

後半、再び居間の場面では、レナードがペニーとラージに最近の気持ちを打ち明けます。ところが二人はレナードを「彼」と呼びながらその気持ちについて話し込み、レナードの言葉は何度も途中で止まります。やがてレナードが二人に声をかけ、ペニーに聞き返されたところで、こう切り出します。

Leonard: Well, I mean, I’m sitting right here. You’re talking about my feelings and somehow leaving me out of the conversation.
(いや、だってさ、僕はここに座ってるんだよ。僕の気持ちの話をしてるのに、なぜか僕を会話から外してる。)

Raj: I’m sorry. What did you want to say?
(ごめん。何を言いたかったんだい?)

Leonard: I don’t know, you pretty much covered it.
(さあね、ほとんど君が言っちゃったよ。)

TBBT Season10 Episode19

I’m sitting right here. は、目の前にいるのに自分抜きで話を進められたときに「ここにいるんだけど」と存在を示す一言です。right が「すぐここに」と近さを強めています。

ラージの What did you want to say? は、話す番を相手に戻す促し方です。促されたレナードは you pretty much covered it(ほとんど言い尽くされた)と返します。目の前で「彼」と呼ばれる状況を短く指摘し、会話の輪に戻る一言として、I’m sitting right here. は覚えておくと便利です。

まとめ|1語の聞き返しから、外されたと伝える一言まで

今回は、Who’s ~?と名前1語の聞き返し、平叙文のまま上げる確認、stillで蒸し返す言い方、I spacedとAre we still talking about ~?、そしてI’m sitting right here.を見てきました。話についていけない場面でも、会話に戻るきっかけを自分から作れるようになります。

知らない名前が飛び交う会話にも、『ビッグバン★セオリー』らしい人間関係がのぞいています。

同じ回のほかのコラムやフレーズ記事では、別の場面の英語にも光を当てています。

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