海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン2 第5話に登場する、運転免許管理局(DMV)の窓口担当者とシェルドンのやり取りです。丁寧に異議を切り出すシェルドンと、取り合わずに突き放す担当者との温度差には、事務的な対応の英語と、それに立ち向かう言い方の両方が詰まっています。
前置きを添えて切り出す言い方から、素っ気ない切り返しまでを見ていきます。
丁寧な前置きから始める異議申し立てと、素っ気ない切り返し
免許の試験問題に納得できないシェルドンは、窓口の担当者に丁寧な前置きを添えて話しかけます。しかし返ってくるのは、取り合う気のない一言でした。
Sheldon: Excuse me, but I have some concerns about these questions.
(すみません、この設問にはいくつか懸念があるのですが。)DMV Lady: Look at that sign up there.
(あそこの張り紙を見て。)Sheldon: Yes?
(それで?)DMV Lady: Does it say I give a damn?
(そこに、私が気にするって書いてある?)Sheldon: No.
(いいえ。)DMV Lady: That’s because I don’t.
(気にしてないからよ。)TBBT Season2 Episode5 (The Euclid Alternative)
Excuse me, but I have some concerns about these questions. は、指摘や異議を切り出す前に置く丁寧な前置きです。いきなり反論するのではなく、まず懸念があることを穏やかに伝える型と言えます。
対する担当者の Does it say I give a damn? は、質問に質問で返す言い方です。張り紙を指し示しながら「そこに書いてあるか」と問い返し、That’s because I don’t. で本音をそのまま突きつけています。前置きに前置きで応じず、最短距離で本音に着地する対応の落差が見どころです。
用件だけを告げて打ち切る言い方と、結果だけを言い切る口語表現
シェルドンがなおも食い下がる中、担当者は次の一言で会話を打ち切ります。
DMV Lady: Here’s your learner’s permit. Go away.
(はい、仮免許証。あっちに行って。)TBBT Season2 Episode5 (The Euclid Alternative)
Here’s your learner’s permit. Go away. は、用件だけを差し出して会話を終わらせる言い方です。理由も前置きもなく、事務的に必要なものを渡してそのまま追い払う対応が、この窓口担当者のスタンスをよく表しています。
一方、散々やり合った直後にシェルドンが口にするのが次の一言です。
Sheldon: Aced it.
(楽勝だったよ。)TBBT Season2 Episode5 (The Euclid Alternative)
Aced it. は「楽勝だった」というニュアンスの口語表現です。直前まで担当者と揉めていたにもかかわらず、結果だけを軽く言い切るところに、シェルドンらしい切り替えの早さが表れています。
まとめ|前置きの丁寧さと、切り返しの素っ気なさ
Excuse me, but I have some concerns about these questions.、Does it say I give a damn?、Here’s your learner’s permit. Go away.。丁寧に切り出す言い方と、それを最短距離で打ち切る事務的な言い方が対照的に描かれている場面です。
窓口対応のような一方的なやり取りでも、切り出し方と切り返し方それぞれに型があると分かる場面と言えます。
このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。


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