手伝いを買って出るときの英語|『ビッグバン★セオリー』S10E10で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 手伝いを買って出るときの英語|『ビッグバン★セオリー』S10E10で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン10 第10話から、手伝いを買って出るときの英語を取り上げます。赤ちゃんの誕生を控えたハワードとバーナデットの家に、スチュアートが住み込み、ラージも手伝いに通う中で、引き受ける言葉が次々に飛び交います。

その場で引き受ける一言、引き受け手を募る問い、もう済んでいると伝える返し。手伝いをめぐるやり取りを、場面ごとに見ていきます。

目次

「I’ll ~」と「I’ve got it」でその場で引き受ける

台所の場面で、スチュアートは2人の家に置いてほしいと願い出て、数日いてもよいと言われます。ハワードにいつ越してくるのかと聞かれたスチュアートは、こう答えます。

Stuart: Well, uh, my car broke down in your driveway, so I’m gonna say now. But I am ready to be helpful. In fact, I’m gonna go vacuum.
(えっと、車がお宅の私道で壊れたから、今ってことになるかな。でも役に立つ準備はできてるよ。早速、掃除機をかけてくる。)

Bernadette: Hmm. Actually I just did that this morning.
(うーん。実は今朝やったばかりなの。)

Stuart: Okay, then I’ll dust.
(そっか、じゃあほこりを払うよ。)

Bernadette: I did that, too.
(それもやったわ。)

Stuart: Then I’ll check the batteries in the smoke detectors.
(じゃあ煙探知器の電池を確認する。)

Bernadette: Howard just did that.
(ハワードがやったばかりよ。)

Howard: Yeah, let him do it.
(ああ、やらせてやれよ。)

TBBT Season10 Episode10

I’m gonna go vacuum は前もって決めていた行動を告げる言い方で、I’ll dust や I’ll check ~ は断られたその場で次の手伝いを申し出る形です。willには、話しているその場で決めたことを表す働きがあります。

バーナデットの I just did that や I did that, too は、すでに済んでいることを伝えて申し出を受けない返しです。ハワードの let him do it は「彼にやらせて」という使役の言い方になっています。

別の場面の食卓では、料理の礼を言うバーナデットにスチュアートが応じ、ラージが口を挟みます。

Stuart: You just kick back and relax, I’ve got it all under control.
(ゆっくりくつろいでて。全部ちゃんと回してるから。)

Raj: Although it was already under control.
(もともとちゃんと回ってたけどね。)

TBBT Season10 Episode10

I’ve got it は「任せて」、under control は「うまく回っている」です。相手を休ませて自分が引き受けるときの組み合わせと言えます。台所の場面と合わせると、個々の作業を申し出るI’ll ~と、まとめて引き受けるI’ve got itの2段階が見えてきます。

「Who wants to ~?」で募られたら名乗り出る

居間の場面では、買い物を頼まれたハワードが、スチュアートかラージに行かせればと返します。2人がずっと全部やってくれているとバーナデットに言われ、ハワードは2人に呼びかけます。

Howard: Fine. Who wants to drive me to the store?
(分かったよ。誰が俺を店まで送ってくれる?)

Raj: Me
(僕。)

Stuart: I’ll do it.
(僕がやるよ。)

Bernadette: Take Raj. Stuart is supposed to paint my toenails.
(ラージを連れて行って。スチュアートには足の爪を塗ってもらうことになってるの。)

TBBT Season10 Episode10

Who wants to ~? は「〜したい人は?」と、引き受け手を募る問いです。答えは Me. の1語でも、I’ll do it. でも通じます。Me.は短くくだけた返事で、I’ll do it.は引き受ける意思を言葉にした返事です。場の改まり具合に合わせて選べます。

後の場面でも、ハワードは同じ形で子ども部屋のペンキ塗りを募ります。

Howard: Hey, tomorrow who wants to paint the nursery?
(なあ、明日、子ども部屋のペンキ塗りをやりたい奴は?)

Raj: I’ll do it.
(僕がやるよ。)

Stuart: Why do you get to do it? I’m the artist.
(なんで君がやるんだよ? 画家は僕だ。)

TBBT Season10 Episode10

Why do you get to do it? の get to は「〜させてもらえる」で、役目を取られた側の不満を表します。ベビーベッドを組み立てに来たラージに、スチュアートが I already did it. と答える場面もあり、2人が同じ申し出の言葉で張り合う様子が笑いを生んでいます。

まとめ|引き受ける・募る・済んだと伝える

今回は、その場で引き受けるI’ll ~とI’ve got it、引き受け手を募るWho wants to ~?、名乗り出るMe.とI’ll do it.、済んでいると伝えるI already did it.を見てきました。手伝いの場面で、申し出る側にも受ける側にも回れるようになります。

家の中の小さな役目の取り合いが、そのまま英語の申し出の見本になっているのも、『ビッグバン★セオリー』らしい見どころです。

ほかのコラムやフレーズ記事と読み合わせると、この回の英語がより立体的に見えてきます。

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