「You’re obligated to take one.」に見る、渋る相手に有無を言わせず休みを取らせる言い方|『ビッグバン★セオリー』S05E16で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「You're obligated to take one.」に見る、渋る相手に有無を言わせず休みを取らせる言い方|『ビッグバン★セオリー』S05E16で学ぶ英会話

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今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン5 第16話に登場する、休暇を拒み続けるシェルドンに対して、学長のサイバートが有無を言わせず休みを取らせるやり取りです。提案箱をめぐる小言から始まり、休暇取得が義務であることを言い渡す場面までを追います。

相手の言い分を封じながら、決定事項として伝える言い方を見ていきます。

目次

「stop installing suggestion boxes everywhere.」しつこい行動を止めさせる言い方

カフェテリアでシェルドンたちが盛り上がっているところに、学長のサイバートが近づいてきます。シェルドンは提案箱への返答だと思い込んで話しかけますが、学長の用件は別のところにありました。

Sheldon: Oh, President Siebert, I assume you’d like to respond to one of the suggestions I put in the box by your office.
(ああ、サイバート学長、僕がオフィスの前に置いた提案箱の意見に返事をしに来たんだと思うけど。)

Seibert: No, and stop installing suggestion boxes everywhere.
(いや、それより、あちこちに提案箱を設置するのはやめてくれ。)

TBBT Season5 Episode16 (The Vacation Solution)

stop installing suggestion boxes everywhere. のように stop -ing で行動そのものを名指しする言い方は、理由の説明より先に行動を止めさせる、遠回しのない言い方です。

続けてシェルドンは、学長への不満を並べ立てます。

Sheldon: You don’t like written suggestions. You don’t like when I give them to you while we’re urinating in the men’s room. If I didn’t know any better, I’d say that you’re one of those stubborn people who are not open to suggestions.
(書面の提案は気に入らない。男性用洗面所で用を足している最中に伝えるのも気に入らない。事情を知らなければ、あなたは提案に耳を貸さない頑固な人間の一人だと言うところだね。)

TBBT Season5 Episode16 (The Vacation Solution)

not open to suggestions は、直訳の「提案に開かれていない」から転じて、人の意見を聞き入れない頑固さを指す言い方です。皮肉交じりに相手の姿勢を評する場面で機能しています。

「You’re obligated to take one.」選択の余地なく義務を言い渡す言い方

学長はシェルドンの不満に取り合わず、本題を切り出します。

Seibert: Dr. Cooper, the physics department chair tells me you’re refusing to take your vacation.
(クーパー博士、物理学部長から聞いたが、君は休暇を取ることを拒んでいるそうだね。)

Sheldon: I don’t need a vacation.
(僕に休暇は必要ない。)

Seibert: You’re obligated to take one. And I’d also like you to know the most-often received suggestion in my suggestion box you installed without asking me is can Dr. Cooper take a vacation? Okay, settled, then. I’ll see you all on Monday, except for you.
(君には休暇を取る義務がある。それと伝えておくが、君が無断で設置した提案箱に一番多く寄せられた意見は、クーパー博士に休暇を取らせてもらえないか、というものだった。よし、これで決まりだ。月曜日にまた会おう、君以外は。)

TBBT Season5 Episode16 (The Vacation Solution)

You’re obligated to take one. は、選択肢として提示するのではなく、義務として言い渡す言い方です。settled も、話し合いの余地なく結論を確定させる響きを持つ一言と言えます。

シェルドンはなおも食い下がりますが、学長の返答は取り付く島もないものでした。

Sheldon: But if I don’t come into work, what am I supposed to do with myself?
(でも、仕事に来ないとしたら、僕は自分自身をどう扱えばいいんだ?)

Seibert: Read, rest, travel.
(本を読んで、休んで、旅行をすればいい。)

TBBT Season5 Episode16 (The Vacation Solution)

What am I supposed to do with myself? は、時間の過ごし方が分からず途方に暮れる時の言い方です。対する Read, rest, travel. のように、短い動詞を並べるだけで具体的な過ごし方を示す返し方もあります。

まとめ|義務として言い渡す、決定事項の伝え方

stop -ing、not open to suggestions、You’re obligated to take one.、settled、What am I supposed to do with myself?。相手の行動を止めさせる直球の言い方から、選択の余地なく義務を言い渡す言い方まで見てきました。理由より先に行動や結論を示す型は、押し切りたい場面の参考になりそうです。

次回も『ビッグバン★セオリー』の会話を通して、英語表現の型を見ていきましょう。

同じエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。

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