「We spent two hundred dollars on six minutes of fun?」に見る、金額と時間を並べて示す不満の伝え方|『ビッグバン★セオリー』S08E16で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「We spent two hundred dollars on six minutes of fun?」に見る、金額と時間を並べて示す不満の伝え方|『ビッグバン★セオリー』S08E16で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン8 第16話に登場する、脱出ゲームに挑戦した4人が謎を解いたものの、あっけない結末に肩透かしを食らう場面のやり取りです。

静かにするよう軽く窘める言い方から、割に合わなさへの不満、期待外れを認める謝罪まで、テンポよく重なる表現を見ていきます。

目次

静かにするよう軽く窘める言い方

ラージ・エミリー・レナード・エイミーの4人が脱出ゲームに挑戦しています。ゾンビ役のスタッフが声を上げると、謎解きに集中していたエイミーが軽くたしなめます。

Amy: Keep it down, we’re working here.
(静かにして、こっちは作業中なんだから。)

TBBT Season8 Episode16 (The Intimacy Acceleration)

keep it down は「声(音)を抑える」という意味の言い方です。keep A down という形で、A(声・物音)を低いレベルに保っておく、という発想が根っこにあります。

続く we’re working here(こっちは作業中なんだから)は、静かにしてほしい理由をそのまま付け加える一言です。Keep it down. とだけ言うよりも、作業に集中しているという状況が伝わりやすくなっています。

強さの違う似た表現もあります。

表現 ニュアンス
Keep it down. 声(音)を抑えて
Keep your voice down. 声を小さくして
Pipe down. 静かにしろ(かなりくだけた言い方)

声そのものを指したいときは Keep your voice down、物音や場の騒がしさ全体を指したいときは Keep it down というように使い分けられます。

金額と時間を並べて示す不満の言い方

謎を解いて鍵を手に入れたところで、脱出ゲームはあっけなく終わります。拍子抜けした様子のレナードは、支払った金額と得られた時間を並べて不満を口にします。

Leonard: We spent two hundred dollars on six minutes of fun?
(200ドルも払って、たった6分の楽しみだったのか?)

Raj: It’s like when you bought that remote-controlled helicopter, and it just flew away.
(ラジコンヘリを買ったのに、そのまま飛んでいっちゃった時みたいだな。)

TBBT Season8 Episode16 (The Intimacy Acceleration)

We spent two hundred dollars on six minutes of fun? は、支払った金額(two hundred dollars)と得られた時間(six minutes of fun)をそのまま並べることで、割に合わなさへの驚きを表す言い方です。数字と数字を並べるだけで、多くを語らずに不満が伝わってきます。

spend A on B(AにBを使う)という基本の文型に具体的な数字を当てはめるだけで成立するため、買い物や外出のあとにかかった費用を振り返るときにも応用できます。

続くラージの返しは、”It’s like when you bought that remote-controlled helicopter, and it just flew away.” という、過去の別の失敗談を持ち出して今の状況をたとえる言い方です。It’s like when 〜 という型は、目の前の出来事を、聞き手も知っている別のエピソードに重ねて表現するときに使われます。ラジコンヘリが飛んでいったきり戻らないという具体的な情景が、お金をかけたのに手元に何も残らなかったという感覚と重なっています。

期待外れを認めて謝る言い方

気まずい空気の中、企画したエミリーが申し訳なさそうに謝ります。

Emily: Sorry, guys. Really thought the puzzles would be better.
(ごめんね、みんな。パズルはもっと良い出来だと本気で思ってたんだけど。)

TBBT Season8 Episode16 (The Intimacy Acceleration)

Really thought 〜 would be better は「〜はもっと良い出来だと本気で思っていた」という、自分の見込み違いを認める言い方です。really を添えることで、期待していた気持ちが本物だったことが伝わり、軽い謝罪の響きになります。

thought のあとに would を続ける形は、過去に思っていた未来の予測を表す組み立てで、実際の結果が予想と違っていたときの振り返りに使いやすい型です。誘った側として責任を感じている様子が、Sorry, guys. という短い前置きと合わせて伝わってきます。

この一言に続けて、エイミーは軽口でその場の空気を和ませています。責任を認めたあとにすぐ誰かがユーモアで受け止める流れも、気まずさを長引かせない会話の型として参考になります。

まとめ|脱出ゲームの一幕に見る、不満と謝罪のテンポ

Keep it down のような静かにする言い方から、二百ドルと六分という数字を並べる不満、Really thought 〜 would be better という謝罪まで、短いやり取りの中にいくつもの言い回しが重なっている様子が読み取れます。

次回も『ビッグバン★セオリー』と一緒に英語表現を見ていきましょう。

同じエピソードの他のコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、場面全体の英語がより立体的に見えてきます。

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