海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン4 第8話に登場する、ペニーの部屋で開かれる「女子の夜」がお泊まり会へと発展していく場面です。バーナデットとペニーの girls’ night に加わりたがるエイミーとのやり取りをきっかけに、集まりは次第に slumber party と呼べるものへ姿を変えていきます。
アメリカで語られる slumber party という集まりが、劇中でどのように描かれているのか、その様子を手がかりに見ていきます。
「girls’ night」が「slumber party」へと姿を変えていく場面
エイミーは、ペニーとバーナデットが企画している「女子の夜」に加わりたいと申し出ますが、最初はその中身がよく分かっていません。
Amy: Girls’ night? What does that entail?
(女子の夜?それはどのようなことを指すのかしら?)Bernadette: Oh, you know, girls get together, hang out, share girl talk.
(ああ、ほら、女の子同士で集まって、のんびり過ごして、女子トークをするのよ。)TBBT Season4 Episode8 (The 21-Second Excitation)
夜が更け、ペニーの部屋に泊まることになった一同を見て、エイミーはこの集まりをこう呼び始めます。
Amy: Oh, good, a slumber party! We’ll do makeovers, initiate phony phone calls, and have spirited pillow fights in our frilly nighties!
(あら、いいわね、お泊まり会じゃない!メイクごっこをして、いたずら電話をかけて、ひらひらのネグリジェで枕投げに興じることになるのね!)Penny: Oh, gosh, Amy. I don’t know if I would call this an actual slumber party.
(もう、エイミー。これを本物のお泊まり会って呼んでいいのか分かんないけど。)Amy: Well, that’s disappointing. I’ve always wanted to be invited to a slumber party.
(それは残念ね。ずっとお泊まり会に招待されたいと思っていたのに。)TBBT Season4 Episode8 (The 21-Second Excitation)
やがてペニーも、この集まりを次のように認めます。
Penny: Okay. Well, I guess we’re having a slumber party.
(分かった。じゃあ、これでお泊まり会ということね。)TBBT Season4 Episode8 (The 21-Second Excitation)
計画された「女子の夜」が、誰かの言葉ひとつで「お泊まり会」という枠組みに変わっていく、その境目のやり取りです。
slumber partyと呼ばれる集まりの中身
アメリカ英語の slumber party は、友人同士が誰かの家に泊まりながら夜を過ごす集まりを指す言葉として広く知られています。年齢層や地域、時代によって内容の幅は大きく異なるものの、しばしば連想される活動として、劇中でエイミーが挙げたメイクごっこ(makeovers)やいたずら電話(phony phone calls)、枕投げ(pillow fights)のような遊びが語られることが多いようです。
劇中では、この後もエイミーが定番の遊びとして Truth or Dare(本音か罰ゲームか)を持ち出します。
Amy: I’m not sure I grasp the full entertainment value, but all right. Next on Wikipedia’s list of slumber party activities, Truth or Dare.
(この遊びの娯楽的価値を私は十分に把握できていないけれど、まあいいわ。Wikipediaのお泊まり会アクティビティ一覧、次はTruth or Dareね。)TBBT Season4 Episode8 (The 21-Second Excitation)
Truth or Dare は「正直に質問へ答えるか、罰ゲームに挑むか」を選ぶ遊びで、slumber partyの定番アクティビティのひとつとして紹介されることがあるようです。ただし、何をもって「本物のslumber party」と呼べるかは人によって感覚が異なる様子で、劇中でもペニーとエイミーの間でそのニュアンスの違いが会話のおかしみになっています。子どもの頃の経験の有無や、集まりの規模・年代によって「お泊まり会」という言葉が指す範囲は一様ではなく、断定的に語れる文化ではなさそうです。
まとめ|「お泊まり会」という言葉が指す範囲はひとつではない
girls’ night が slumber party へと呼び名を変えていく場面には、メイクごっこ・いたずら電話・枕投げ・Truth or Dareといった、いかにもそれらしい活動が並びます。ただし「本物」と呼べる集まりの形は人それぞれで、ひとくくりにできる文化ではないことも、劇中の会話からうかがえます。
次回も『ビッグバン★セオリー』の世界を通して、英語圏の文化に触れていきましょう。
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