「What if I work and you stay home with the kids?」に見る、意見の違いに折り合いをつける提案の仕方|『ビッグバン★セオリー』S05E12で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「What if I work and you stay home with the kids?」に見る、意見の違いに折り合いをつける提案の仕方|『ビッグバン★セオリー』S05E12で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン5 第12話に登場する、意見の違いに折り合いをつける提案の仕方です。子供を持つかどうかをめぐって気持ちがすれ違っていたハワードとバーナデットが、実家での会話を経て、具体的な解決策を提案し合い、受け入れる場面が描かれています。

譲れない一線を伝える言い方から、提案を交わして決着に至る言い方まで見ていきます。

目次

譲れない一線を伝える言い方

友人たちとの会話の中で、ハワードは子供を持つかどうかについて意見が分かれている状況に触れます。

Howard: I don’t want to, but this is kind of a deal breaker.
(そうしたくはないけど、これはある種、決定的な問題なんだ。)

TBBT Season5 Episode12 (The Shiny Trinket Maneuver)

this is kind of a deal breaker は、これ以上は譲れない一線であることを伝える言い方です。I don’t want to, but … という前置きを添えることで、本意ではないが認めざるを得ないという複雑な心境も同時に表れています。deal breaker はビジネスの交渉でもよく使われる言葉で、それが崩れると話全体が成立しなくなる条件を端的に指す表現です。個人的な話し合いの場面でも、譲れない一線をはっきり言葉にするときに応用できます。

解決策を切り出す言い方

ハワードの実家で、バーナデットが具体的な提案を持ちかけます。

Bernadette: Look, it’s obvious having kids is really important to you, and I think I came up with a solution.
(ねえ、子供を持つことがあなたにとって本当に大事なのは明らかだから、解決策を思いついたと思うの。)

Howard: Really? That’s great. What?
(本当に?それはすごいな。何だ?)

Bernadette: Well, seeing as how I make way more money than you anyway, what if I work and you stay home with the kids?
(そうね、どのみち私の方があなたよりずっと稼いでいるわけだから、私が働いて、あなたが子供と家にいるっていうのはどう?)

TBBT Season5 Episode12 (The Shiny Trinket Maneuver)

I think I came up with a solution. は、行き詰まった話し合いに解決策を持ち込む切り出し方です。バーナデットはここで、what if I work and you stay home with the kids? という What if ~? 型の提案を使い、二人の役割を入れ替えるという具体的な代案を差し出しています。seeing as how … は、提案の理由を先に添えるつなぎの言い方で、根拠を示してから本題に入る流れを作っています。収入の差という事実を前置きに置くことで、提案の根拠も同時に示す形になっています。What if ~? の型は、対立する意見の間に具体的な選択肢を差し出したいときに幅広く使える提案の仕方です。

提案を受け入れ、決着を確認し合う言い方

戸惑いを見せたハワードに対し、バーナデットは日々の役割分担のイメージを具体的に言葉にし、ハワードはそれを受け止めます。

Howard: Yeah.
(ああ。)

Bernadette: Yay, so we’re good.
(やった、じゃあこれで大丈夫ね。)

Howard: Yeah, we’re good.
(ああ、大丈夫だ。)

TBBT Season5 Episode12 (The Shiny Trinket Maneuver)

短い Yeah. で提案を受け止めたあと、so we’re good we’re good. というやり取りで、話し合いの決着をお互いに確認し合っています。長い説明を重ねなくても、この短い言い方だけで納得し合えていることが伝わってくるやり取りです。we’re good は、意見の対立が解消したことをシンプルに確かめ合う定型句で、堅苦しい結論の言い方をしなくても、短いやり取りだけで話し合いを締めくくれることが分かります。

まとめ|意見の違いは、具体的な提案で橋渡しできる

this is kind of a deal breaker、I think I came up with a solution、what if I work and you stay home with the kids?、we’re good。譲れない一線を伝える言い方から、解決策を切り出し、受け入れて決着を確認し合うまでの流れを見てきました。意見が分かれた場面でも、具体的な代案を差し出す型を知っていると、話し合いの着地点を見つけやすくなりそうです。

次回も『ビッグバン★セオリー』の会話を通して、英語表現の型を見ていきましょう。

同じエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。

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