「My freedom is worth more than anything that diamond could buy.」に見る、worth で価値を比べる言い方|『ホワイトカラー』S05E13で学ぶ英会話

『White Collar』コラム: 「My freedom is worth more than anything that diamond could buy.」に見る、worth で価値を比べる言い方|『ホワイトカラー』S05E13で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ホワイトカラー』シーズン5 第13話から、見つかったダイヤの値打ちを巡る二つの会話を取り上げます。値段を尋ねる問いと、ダイヤを取り返そうと持ちかけるモジーにニールが返す一言には、どちらも worth という語が使われています。

値段を言い換える返し、価値を比べる more than、いったん同意してから切り返す Except まで、会話の流れに沿って見ていきます。

目次

「How much is it worth?」と「It’s our meal ticket.」

ニールとピーターが古い要塞の壁の奥からダイヤを見つけた直後、ピーターがその値打ちを尋ねます。

Peter: How much is it worth?
(価値はどれくらいだ?)
Neal: 60 million. Or the life of a paranoid bald man.
(6,000万。あるいは、被害妄想気味のはげ頭の男の命だね。)

White Collar Season5 Episode13 (Diamond Exchange)

worth は「〜の価値がある」という意味の形容詞で、前置詞のように後ろへ金額や名詞を直接置きます。How much is it worth? は「それはいくらの価値があるか」と値打ちを尋ねる定番の問いです。ニールは金額で答えたあと、Or でもう一つの答えを足し、ダイヤの値打ちをモジーの命と並べています。ダイヤの発見がモジーを助けることにも結びついているこの回の状況を、金額とは別の物差しで言い表した返しです。

その後、ダイヤの持ち主の話になると、ピーターはIt’s my duty as a federal officer to turn it over to the state department. と、国務省に引き渡すのが連邦捜査官としての務めだと告げます。このあと、モジーがニールに切り出します。

Mozzie: Okay, that diamond is ours, Neal. We are gonna get it back.
(いいか、あのダイヤは我々のものだ、ニール。取り返すのだ。)
Neal: You want to rob the state department?
(国務省から盗むつもり?)
Mozzie: Well, it hasn’t gone there yet. It’s our meal ticket.
(まあ、まだそこには渡っていない。あれは我々の食いぶちなのだ。)

White Collar Season5 Episode13 (Diamond Exchange)

ours は「我々のもの」を一語で表す所有代名詞です。meal ticket は直訳すると「食券」で、そこから「生活の糧」「収入源」を指すくだけた言い方として使われます。ニールの You want to ~? は平叙文の語順のまま疑問符を付けて尋ねる形で、意外な提案に「本気で〜するつもり?」と聞き返す響きがあります。

「worth more than」で優先順位を示し、「Except」で切り返す

モジーの言葉を受けて、ニールは自分にとって何が大事かをはっきりさせます。

Neal: Come on, Moz. It was never about the money.
(よしてよ、モズ。お金の問題だったことは一度もない。)
Mozzie: Of course not, but we could…
(もちろん違う。だが、我々なら……)
Neal: You think, if it goes missing, Peter won’t know the first place to look? My freedom is worth more than anything that diamond could buy.
(あれが消えたら、ピーターが真っ先にどこを探すか分からないと思う? 僕の自由には、あのダイヤで買えるどんなものよりも価値があるんだ。)
Mozzie: Sure it is. Except your freedom still eludes you.
(そうだろうとも。ただし、君の自由はまだ君の手をすり抜けたままだ。)

White Collar Season5 Episode13 (Diamond Exchange)

It was never about the money. の be about は「本質は〜にある」で、never を添えて「お金が目的だったことはない」と言い切っています。続く You think, ~? は、相手の見込みの甘さを問いの形で突く修辞的な疑問です。

中心の be worth more than ~ は、二つの価値を比べて「〜よりも価値がある」と優先順位を示す形です。比べる相手の anything that diamond could buy の could は「買おうと思えば買えるであろう」という仮定の含みを持ち、手に入れてもいない物まで含めて「どれよりも」と言い切る効果があります。

モジーの Sure it is. は、ニールの言葉をいったん受け入れる返事です。そこへ Except を続けて「ただし」と条件を差し込み、ニールの言う自由がまだ手に入っていない点を突いています。elude は「(手に入れようとするものが)すり抜ける」という動詞で、自由を主語にして「自由が君から逃げ続けている」と描く言い回しです。

まとめ|worth で比べ、Except で切り返す

How much is it worth? で値打ちを尋ね、be worth more than で優先順位を示し、Sure it is. のあとに Except で切り返す流れを見てきました。worth 一語で、お金と別の価値を並べられることが分かります。

『ホワイトカラー』の会話を観ながら、登場人物それぞれの価値の物差しにも耳を傾けてみましょう。

同じ回の英語表現は、エピソードまとめでも扱っています。

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