「keep someone posted」の意味と使い方|『ホワイトカラー』S03E14で学ぶ英会話

「keep someone posted」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

大事な案件の途中経過を、離れた場所から誰かに随時知らせてほしいと頼んだ経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。

『ホワイトカラー』シーズン3第14話の終盤、盗まれたストラディバリウスの捜査中、現場からの電話報告を受けたピーターが口にする「keep someone posted」を、一緒に見ていきましょう。

目次

「keep someone posted」の意味とニュアンス

keep someone posted
意味:人に最新状況を知らせ続ける

keep(〜の状態を保つ)と someone posted(誰かが掲示・通知された状態)が組み合わさった表現で、一度きりの報告ではなく、状況が変わるたびに継続して知らせてほしいという依頼を表します。posted はもともと「掲示板に貼り出された」状態を指す語で、そこから転じて「情報が更新されている状態」を表すようになりました。

進行中の案件の経過を追う場面で頻出する定番表現で、Keep me posted. のように命令文としてそのまま使われることも多くあります。ビジネスの進捗報告から、遠方にいる家族への近況連絡まで、フォーマル度を問わず幅広く使える汎用性の高さが特徴です。

一度の報告で終わらせず、継続的な情報共有を求めるという点が、この表現の核にあります。似た意味の keep someone updated と置き換えることもできますが、posted の方がやや口語的で、日常会話にもすっと馴染む柔らかさを持っています。

【ここがポイント!】

  • 「keep someone posted」の核は、一度きりでなく継続して知らせてほしいという依頼
  • posted は「掲示・通知された状態」を表し、情報の更新をイメージさせる表現
  • Keep me posted. のように命令文でそのまま使えて便利な一言のひとつ

『ホワイトカラー』S03E14のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

盗まれたストラディバリウスを巡る捜査の最中、コンサート会場で起きた事態を受け、ピーターが電話越しに現場の状況を確認します。簡潔なやり取りの末に、電話を締めくくる一言に注目です。

Peter: And the Stradivarius?
(それで、ストラディバリウスは?)

Jones: E.R.T.’s inspecting it as we speak.
(今まさに、鑑識班が調べているところです。)

Peter: Sounds like you have everything handled.
(すべて手はずが整っているようだな。)

Jones: Yeah, well, you said to call if someone died. So I’m calling.
(ええ、まあ。誰かが死んだら電話しろと言われていたので、それで電話しているんです。)

Peter: Thanks, Jones. Keep me posted.
(ありがとう、ジョーンズ。引き続き報告を頼む。)

White Collar Season3 Episode14 (Pulling Strings)

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シーン解説と心理考察

「ストラディバリウスは?」という簡潔な確認に対し、「鑑識班が調べているところです」と即座に返す様子から、報告する側の的確さと現場対応の速さがうかがえます。短い問いと短い答えのやり取りだけで、状況が過不足なく伝わっている点が印象的です。

「すべて手はずが整っているようだな」という一言には、部下の対応に対する信頼と、それでもまだ完全には安心しきれていない緊張感が同居しています。褒め言葉のようでいて、どこか探りを入れるような響きも含まれており、上司としての慎重さがにじむ表現になっています。続く「誰かが死んだら電話しろと言われていたので、それで電話しているんです」という返答には、緊迫した状況の中でも皮肉の効いた軽口を交える余裕があり、深刻な事態を淡々と報告する現場担当者らしい落ち着きが表れています。

最後の「ありがとう、引き続き報告を頼む」という短い締めくくりには、無駄のない指揮系統と、部下への信頼関係が凝縮されています。長々とした指示や念押しを重ねる必要がないほど、現場のジョーンズがこれまでの捜査で信頼を積み上げてきたことが、この一言の短さからも伝わってきます。

『ホワイトカラー』流・覚え方のコツ

posted は「掲示板に貼り出された」状態を表す言葉です。keep someone posted は、相手を常に「最新の掲示・お知らせが貼られた状態」に保っておくイメージで覚えると分かりやすくなります。

劇中でも、現場と指揮官の間で情報が途切れないよう、電話報告の締めくくりとしてこの一言が自然に使われていました。掲示板の貼り紙を絶えず新しいものに差し替えていくような感覚で捉えておくと、進行中の案件を任せるときにも、任された側の立場としても、無理なく使える表現になります。情報が古いまま貼りっぱなしにならないよう、絶えず更新し続けるイメージを持っておくと、依頼する側の意図もより実感として伝わってきます。

例文で覚える「keep someone posted」

上司からの依頼から友人への約束まで、keep someone posted を3つの例文で確認していきましょう。

Please keep me posted on the project’s progress.
(プロジェクトの進捗について、随時報告してください。)
上司が部下に進捗報告を求める場面です。丁寧な依頼としてビジネスメールでもそのまま使える定番の言い回しです。

She kept the whole team posted throughout the negotiation.
(彼女は交渉の間ずっと、チーム全体に状況を知らせ続けた。)
チームでの情報共有を語る場面です。throughout を添えることで、一度きりでなく継続していたことが伝わります。

A: I’ll let you know as soon as the results come in.
B: Thanks, keep me posted.
(A:結果が出次第、すぐに知らせるね。)
(B:ありがとう、随時教えてね。)
友人や家族との会話です。相手の申し出に対する軽い相槌として使うと、気負わずに継続報告を頼める表現になります。

あわせて覚えたい関連表現

keep someone in the loop
(人を情報の輪の中に入れておく)
keep someone posted が主に一方向の報告を指すのに対し、in the loop は意思決定への関与や情報共有の範囲に含めておくというニュアンスが強い表現です。

keep someone updated
(人に最新情報を伝え続ける)
ほぼ同義で置き換え可能ですが、posted の方がやや口語的でくだけた響きを持ちます。

keep someone in the know
(人を事情に通じさせておく)
keep someone posted が経過報告に焦点があるのに対し、in the know は「事情を知っている状態」そのものに焦点がある表現です。

Note|keep me postedの丁寧さの幅

keep me posted は、ビジネスメールの結びから友人との軽い会話まで、フォーマル度を問わずに使える表現ですが、実際にはその言い方ひとつで丁寧さの印象が変わってきます。

Please keep me posted on the progress. のように please を添えたり、動詞を updated に置き換えたりすると、報告書や上司への依頼にふさわしい丁寧な響きになります。一方で、友人同士の会話であれば Keep me posted! と一言だけで済ませたり、Let me know how it goes. のような柔らかい言い回しに置き換えたりすることも自然です。同じ「知らせ続けてほしい」という依頼でも、相手との関係性や場面のフォーマル度によって、言葉の選び方には幅があります。劇中でピーターが部下のジョーンズに向けて使った Keep me posted. は、上司から部下への簡潔な指示として機能しており、余計な丁寧語を挟まない分、迅速な報告を求める現場の緊張感がそのまま伝わる言い方になっています。

同じフレーズでも、相手や場面に応じて丁寧さの度合いを調整できることを知っておくと、ビジネスの場でも日常会話でも自信を持って使えるようになります。丁寧さを足したいときは語を加え、軽くしたいときは削る。そうした引き算と足し算の感覚を持っておくと、とっさの場面でも迷わず言葉を選べるようになります。

言葉の温度は、置き換えひとつで自在に変えられます。

まとめ|現場と指揮官をつなぐ、ひとことの信頼

keep someone posted は、一度きりの報告で終わらせず、状況が変わるたびに知らせ続けてほしいという依頼を表す表現です。posted という語のイメージを掴んでおけば、丁寧な場面でもカジュアルな場面でも自然に使いこなせます。

仕事の進捗を追うときも、大切な人の様子を気にかけるときも、この一言があれば継続的な情報共有をさりげなく頼めます。

現場のジョーンズと指揮官のピーターの間で交わされた短いやり取りには、無駄のない報告と、その裏にある確かな信頼関係が表れていると言えます。緊迫した状況でも軽口を挟む余裕を見せるジョーンズの様子から、経験を重ねたチームならではの落ち着きも読み取れます。会話のレパートリーに加えてみてください。

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