『ホワイトカラー』S03E14 で英語学習|あらすじ&厳選フレーズ10選

『White Collar』シーズン3 エピソードまとめ
EPISODE GUIDE
White Collar
Season 3 Episode 14

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。『ホワイトカラー』シーズン3第14話では、ダイアナの婚約に祝福ムードが漂う一方、ニールはピーターの計らいで元恋人サラの依頼に協力し、行方不明のストラディバリウスをめぐる捜査に乗り出します。私生活の本音を仕事の言葉に包んで語るニールやダイアナの言い方と、業務用語の皮をかぶりながら少しずつ本音の疑いを剥き出しにしていくクレイマーの言い方が、同じ「事務的な物言い」を正反対の目的で使っているところに、この回ならではの面白さがあります。

目次

あらすじ(ネタバレなし)

『ホワイトカラー』シーズン3第14話では、ダイアナの婚約に浮かれる間もなく、ニールはピーターの計らいでかつての恋人サラの依頼に協力することになり、行方不明になったストラディバリウスの調査に乗り出す。捜査線上に浮かぶのはサラの上司ブライアンで、二人は疑いを深めながらもぎこちない距離感の中で捜査を進めていく。一方バーク家では、エリザベスの誕生日を祝うために彼女の両親が訪れ、ピーターは義理の両親との対応に追われる。さらに、ニールの減刑審査を控えて新たにクレイマー捜査官が過去の案件を洗い始め、不穏な空気が漂い始める。『ホワイトカラー』S03E14のあらすじを追うときは、誰の言葉が本音を包み隠し、誰の言葉が本音をあらわにしていくかに注目すると、この回特有の緊張感が見えてくる。

このエピソードで学べる英語フレーズ

1. supplement one’s income

収入を補う、副収入を得るという意味です。

Neal: Then I guess we will have to supplement my income.
(それなら、副収入をどうにか稼ぐしかなさそうだ。)

足首の追跡装置が外れたあとの仕事案の給与の安さをモジーにからかわれ、ニールが副収入の必要性を認める場面です。「I guess」という控えめな言い方に、将来への不安を軽口で受け流そうとする姿勢が表れています。

2. push for

~を強く求める、~を推し進めるという意味です。

Diana: I’m kind of pushing for a longer engagement.
(実は、婚約期間はちょっと長めにしたいと思ってるんです。)

恋人クリスティからプロポーズされ祝福を受けたばかりのダイアナが、ニールの担当を続けたいと申し出たあとに、婚約期間を延ばしたい本音を明かす場面です。「kind of」という控えめな言い添えに、まだ心の準備が追いついていない様子がにじみます。

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3. keep someone in line

~をきちんと統制する、~の素行を管理するという意味です。

Peter: You’ll keep him in line?
(あいつのことちゃんと見張っていられるか?)

ニールをサラに引き合わせたピーターが、彼をきちんと統制できるかとからかい半分に尋ねる場面です。保護観察官らしい心配と軽口が入り混じった言い方に、ニールを手放しでは任せきれないピーターの立場がのぞきます。

4. have one’s work cut out for one

大変な仕事が待っている、困難な課題を抱えているという意味です。

Kramer: Oh, I have my work cut out for me.
(やれやれ、これは骨の折れる仕事になりそうだ。)

ダイアナからニールの案件ファイルの束を渡されたクレイマーが、これから大変な作業が待っていると漏らす場面です。ため息交じりの軽い愚痴に聞こえる言い方は、この時点ではまだ業務上の感想の域を出ていません。

5. stay in touch with one’s roots

自分のルーツとの繋がりを保つという意味です。

Alan: Always good to stay in touch with your roots.
(自分のルーツとの繋がりを保つのは、いつだって大事だな。)

エリザベスの誕生日会で、父アランが子供の頃に失くした品を密かに修復して贈り、隣のピーターに同意を求める場面です。教訓めいた一言を軽く差し込む言い方に、家族の歴史を大切にするアランらしい人柄が表れています。

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6. way ahead of you

もうお見通しだ、先読みしているという意味です。

Diana: Way ahead of you, Caffrey.
(もうお見通しよ、キャフリー。)

ストラディバリウス捜査でコンサートに向かうニールに同行を申し出るダイアナが、彼の魂胆をすでに見抜いていると切り返す場面です。相手が切り出す前に結論だけを短く告げる言い方に、先読みの速さが表れています。

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7. beef up (on something)

(知識や能力などを)強化する、しっかり勉強するという意味です。

Kramer: Oh, I’m beefing up on your cases to give the FBI’s official response on your commutation.
(君の減刑審査に向けてFBIとしての正式な見解を出すために、案件を勉強し直しているところでね。)

ニールの案件ファイルを読み込むクレイマーが、減刑審査に向けてFBIの正式見解を出すために知識を強化していると説明する場面です。手続き上の理由を丁寧に添える言い方は、あくまで事務作業の一環だという体裁を保っています。

8. keep someone posted

引き続き報告する、随時知らせるという意味です。

Peter: Keep me posted.
(引き続き報告を頼む。)

コンサート会場で起きた事態について電話で報告を受けたピーターが、簡潔な確認の末にジョーンズへ引き続きの報告を頼む場面です。短く要件だけを伝える言い方に、捜査の緊張感がそのまま表れています。

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9. something is up

何かがおかしい、様子がおかしいという意味です。

Sara: Didn’t take a genius to figure out something was up.
(何かがおかしいって気づくのに、天才である必要はなかったわ。)

探していた弦をブライアンに差し出したサラが、彼の様子から何かがおかしいと気づいた経緯を語る場面です。謙遜した言い方でありながら、確信を持って相手の変化を見抜いていたことを伝えています。

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10. turn a blind eye

見て見ぬふりをするという意味です。

Kramer: I think maybe you and Peter turn a blind eye.
(君とピーターは、見て見ぬふりをしているんじゃないかと思ってね。)

ニールの案件ファイルを調べ終えたクレイマーが、ダイアナに対してピーターともどもニールの秘密を見て見ぬふりしているのではと探りを入れる場面です。「I think maybe」という和らげた前置きとは裏腹に、内容そのものは踏み込んだ疑いになっています。

このエピソードの英語学習ポイント

ダイアナの婚約は祝福ムードで迎えられますが、その反応は一筋縄ではいきません。ピーターに休みを勧められても「No, I want to help with Neal.」と、まず仕事への意欲を前面に出し、続けて「I’m kind of pushing for a longer engagement. Things are moving faster than I thought they would.」と打ち明けます。プロポーズという私的な出来事への戸惑いを、婚約期間という交渉可能な条件の話に置き換え、なおかつニールの案件を優先したいという職務上の理由でくるむことで、本音の速度についていけない気持ちを、仕事の言葉のオブラートに包んで差し出しているわけです。

ニールにも似た構造が見られます。減刑後の生活を空想する場面で、モジーにからかわれながらも「I was thinking more along the lines of corporate security or paid consultant to the FBI.」とFBI周辺に留まる将来像を語り、給料の安さを指摘されると「Then I guess we will have to supplement my income.」と締めくくります。自由の身になったあとの不安という重い話題を雇用条件の軽口に変換して扱う言い方には、深刻な話題ほど軽い語り口に逃がすニールらしい処理の仕方が表れています。

一方、ニールの案件ファイルを読み込むクレイマーの言葉は、最初は業務上の愚痴にしか聞こえません。「Oh, I have my work cut out for me.」も、「Oh, I’m beefing up on your cases to give the FBI’s official response on your commutation.」も、いずれも一見すると単なる報告や手続きの説明です。けれども、その同じ口調のまま彼はニールの周辺を洗い直しているのであり、業務用語の平静さそのものが、探りの姿勢を覆い隠す道具として機能しています。

その平静さが崩れるのが、ダイアナへの問いかけです。「I think maybe you and Peter turn a blind eye.」という一言では、もはや業務報告の体裁は保たれていません。仮定の形を取りながらも、ダイアナとピーターの立場そのものを名指しで疑う内容へと踏み込んでおり、事務的な言葉づかいの奥に隠れていた疑念が、そのまま表面に浮かび上がってくる瞬間だと言えます。

キャラクター別|英語の特徴

ニール|ユーモアで切り返す身軽さ

「As much as I would love that ammunition, you made Sara the boss today.」— エリザベスの誕生日会からの電話越しに、ニールはこう軽妙に切り返します。からかいのネタになりそうな話題をあえて拾わず、その場を明るく収める余裕のある言い方に、緊張感のある回でも軽さを失わないニールらしさが表れています。

クレイマーから探りを入れられる場面でも、この身軽さは崩れません。「Neal, nice to see you working so hard when Peter’s not around.」という遠回しな皮肉に対し、ニールは「Oh, I like to help where I can.」と、あくまで前向きな協力者の顔で受け流します。相手の探りをまともに受け止めず、笑顔の下に隠す返し方には、危機的な状況ほど軽やかに見せるニールの一貫した処世術が表れています。

ダイアナ|先読みして主導権を握る話し方

クレイマーが不意打ちで現れた場面でも、ダイアナは動じません。「He told me. I’ll be helping you while you’re here.」という即答には、相手の思惑を先取りして自分の役割をさっさと決めてしまう、無駄のない対応がうかがえます。

ニールをコンサートに連れ出す場面でも、同じ判断の速さが表れます。「I know you’ll go to that concert no matter what we say, so I’ll be escorting you.」と、相手が結局は動くと見越した上で、自分から主導権を取りに行く言い方を選んでいます。不意打ちにも予測にも動じず、状況を先取りして自分の立場を決めてしまうところに、このキャラクターの一貫性が表れています。

クレイマー|言葉を選んだ探りの入れ方

ニールの案件ファイルを調べに来たクレイマーが最初に発するのは、友好的にも聞こえる軽い皮肉です。「Neal, nice to see you working so hard when Peter’s not around.」ピーターの不在という事実をわざわざ添えることで、疑いの気配をにじませながらも、直接の非難にはしていません。

ダイアナへの問いかけでも、この間接的な探り方は変わりません。「That why Peter brought you back? He must really rely on you to help him with Neal.」という言い方は、D.C.への郷愁を話題にしながら、実際にはダイアナとピーターの結びつきの強さを測ろうとする質問になっています。世間話の形を借りて相手の立場を探る、この回りくどい言葉選びが、クレイマーという新たな脅威の輪郭を静かに浮かび上がらせています。

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