「I’m about to break a sweat here.」料理をほめ、辛さに反応する英語|『ヤングシェルドン』S01E21で学ぶ英会話

『Young Sheldon』コラム: 「I'm about to break a sweat here.」料理をほめ、辛さに反応する英語|『ヤングシェルドン』S01E21で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

シットコム『ヤングシェルドン』シーズン1第21話には、食事をしながら交わされる会話がいくつも登場します。クーパー家の夕食に招かれた大学教授のスタージス博士と、博士の四川料理を味わうミーモーの言葉には、料理の感想を伝える言い方がそろっています。

おいしいと伝える一言から、辛さで汗をかきそうだという反応まで、食事の席で使える英語を場面ごとに見ていきます。

目次

「You weren’t kidding.」で料理をほめる

クーパー家の夕食の席で、スタージス博士は出された料理の感想を口にします。

Dr. Sturgis: You weren’t kidding. Spaghetti and hot dogs is delightful.
(おっしゃるとおりでした。ホットドッグ入りのスパゲッティ、実においしい。)

Sheldon: Even better since Mom perfected the chunk ratio.
(ママが具の割合を完璧にしてから、もっとおいしくなったんだ。)

Young Sheldon Season1 Episode21(Summer Sausage, a Pocket Poncho, and Tony Danza)

You weren’t kidding. は直訳すると「冗談じゃなかったんですね」で、前に聞いていた話が本当だったと認める言い方です。料理の場面では「聞いていたとおりおいしい」というほめ言葉になります。誰から何を聞いていたのかは言わなくても通じる言い方です。

続く delightful は「とても楽しい、すてきな」という意味の形容詞で、料理に使うと上品にほめる響きになります。味そのものを言う delicious に比べて、「すてき」と感じた気持ちを広く表す語です。

シェルドンの Even better since ~ は「〜してからはもっとよくなった」という言い方です。perfected は「完璧に仕上げた」という意味で、母の料理の工夫を説明しています。客のほめ言葉に家族が言葉を重ねて、料理の話がふくらんでいく流れが分かります。

ほめ言葉を受けたときに、作り手の工夫を添えて返すと、会話が一往復で終わらずに続きます。

  • A: You weren’t kidding. This pie is amazing.
    (言ってたとおりだね。このパイ、すごくおいしい。)
  • B: It’s even better since I started using fresh apples.
    (新鮮なりんごを使うようになってから、もっとおいしくなったんだ。)

「The trick to ~ is …」で料理のコツを伝える

別の夜、スタージス博士はミーモーに四川料理の夕食をふるまいます。博士は料理の特徴を説明します。

Dr. Sturgis: The trick to a successful Szechuan dinner is the Szechuan pepper.
(四川料理の夕食を成功させるコツは、四川山椒なんだ。)

Meemaw: Okay.
(へえ。)

Dr. Sturgis: Now, you may notice your lips and tongue getting numb.
(さて、唇と舌がしびれてくるのに気づくかもしれない。)

Meemaw: Then why are we eating it?
(じゃあ、なんでそんなの食べるのよ。)

Dr. Sturgis: ‘Cause it’s yummy.
(おいしいからさ。)

Young Sheldon Season1 Episode21(Summer Sausage, a Pocket Poncho, and Tony Danza)

The trick to ~ is … は「〜のコツは…だ」と、うまくいくための要点を伝える形です。trick は「手品」だけでなく「こつ、秘訣」の意味でも使われ、料理や作業の手順を説明するときにも使える型です。

numb は「しびれた、感覚がない」という意味の形容詞で、get numb で「しびれてくる」になります。you may notice ~ は「〜に気づくかもしれない」と、相手がこれから感じることを前もって知らせる丁寧な形です。食べ慣れない料理を出すときに、驚かせないよう先に伝えておく一言として使えます。

ミーモーの Then why are we eating it? は、しびれると聞いて素直に疑問を返した一言です。これに対して博士は ‘Cause it’s yummy. とだけ答えます。yummy は「おいしい」を表すくだけた語で、学者らしい説明のあとに短い一言で締めくくる対比が、このやり取りの見どころです。

「I’m about to break a sweat here.」で辛さに反応する

食事が進むと、ミーモーは料理の感想と、辛さへの反応を続けて口にします。

Meemaw: This is delicious, but you were not kidding about the spice. I’m about to break a sweat here.
(これおいしいけど、辛いって言ってたのは本当だったわね。汗が出てきそうよ。)

Dr. Sturgis: Well, here’s something you might find interesting. Spicy food is typically found in warmer climates because it induces sweating, which in turn, cools people off.
(では、興味深い話をひとつ。辛い料理は暖かい気候の土地に多いんだ。汗をかかせて、その結果、体を冷やしてくれるからね。)

Meemaw: So what does the runny nose do for me?
(じゃあ、この鼻水は何の役に立つの?)

Dr. Sturgis: It allows me to, uh, gallantly offer you my handkerchief.
(それはだね、私が紳士らしくハンカチを差し出せるようにしてくれる。)

Meemaw: You are such a gentleman.
(あなたって本当に紳士ね。)

Young Sheldon Season1 Episode21(Summer Sausage, a Pocket Poncho, and Tony Danza)

ミーモーは This is delicious, but ~ と、まずおいしいと伝えてから but で辛さの話に移っています。ほめ言葉を先に置くことで、辛いという感想が不満ではなく、正直な反応として届きます。

you were not kidding about ~ は、最初の場面の You weren’t kidding. に about を足した形で、「〜について言っていたのは本当だった」と対象をはっきりさせています。同じ型が、ほめ言葉にも辛さへの反応にも使われているのが面白いところです。

break a sweat は「汗をかく」で、be about to ~(今にも〜しそう)と組み合わせると「汗が出てきそう」という意味になります。博士の説明は辛い料理と汗の関係についての自分の説で、here’s something you might find interesting は豆知識を切り出す前置きです。ミーモーは runny nose(鼻水)を持ち出して切り返し、博士はハンカチを差し出す口実だと返しました。最後の gentleman はその気づかいへのほめ言葉です。

表現 場面での働き
You weren’t kidding. 聞いていたとおりだと認める
delightful / delicious / yummy 料理をほめる(上品・標準・くだけた)
The trick to ~ is … コツを伝える
get numb しびれてくる
break a sweat 汗をかく
runny nose 鼻水

まとめ|「おいしい」と「辛い」を英語で伝える

You weren’t kidding. で期待どおりだったと伝え、delightful や yummy でほめ、I’m about to break a sweat here. で辛さに反応する。食事の席の英語が、二つの夕食の場面から見えてきます。

『ヤングシェルドン』の食卓の会話を観ながら、身近な英語をこれからも拾っていきましょう。

同じ回の別のコラムでは、客を迎える場面も扱っています。



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次