急な来客を迎える・見送る英語のあいさつ|『ヤングシェルドン』S01E21で学ぶ英会話

『Young Sheldon』コラム: 急な来客を迎える・見送る英語のあいさつ|『ヤングシェルドン』S01E21で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

シットコム『ヤングシェルドン』シーズン1第21話では、シェルドンが大学の物理学教授スタージス博士を、母メアリーに知らせないまま夕食に招きます。玄関で迎えるところから、食卓での会話、帰り際のあいさつまでが、ひと晩の流れで描かれます。

今回は、客を迎えるときのひと言、客との会話で事情を確かめる聞き方、そして別れぎわの決まり文句とその受け止め方を、場面の順にたどります。

目次

「welcome」と「invite company over」で客を迎える

スタージス博士が家に着いたあと、メアリーはシェルドンを呼びます。シェルドンは博士を迎え入れ、そこでメアリーが息子にひと言たずねます。

Mary: Okay. Sheldon?
(はい。シェルドン?)

Sheldon: Dr. Sturgis, welcome.
(スタージス博士、ようこそ。)

Dr. Sturgis: Thank you, Sheldon.
(ありがとう、シェルドン。)

Mary: Sheldon, you think you might’ve let me know you invited company over for dinner?
(シェルドン、お客さんを夕食に呼んだなら、私に知らせてくれてもよかったんじゃない?)

Sheldon: I did think about it, but I was afraid you might say no.
(それは考えたよ。でも、ママにだめと言われるかもしれないと思ったんだ。)

Young Sheldon Season1 Episode21(Summer Sausage, a Pocket Poncho, and Tony Danza)

welcome は一語で「ようこそ」と迎える言葉で、ここでは相手の名前を先に呼んでから添えています。博士も Thank you にシェルドンの名前を添えて返しており、短いながら礼儀の整ったやり取りです。

メアリーの invite company over は「客を家に呼ぶ」という意味です。company はここでは会社ではなく「来客」「連れ」を指す数えない名詞で、over は自分の家に来てもらう方向を表します。

you think you might’ve let me know ~? は、直訳すると「知らせてくれてもよかったと思わない?」となる問いかけです。might have + 過去分詞で、すでに済んだことについて「〜してくれてもよかった」と伝える形になり、命令や非難の言葉を使わずに不満をにじませています。

これに対するシェルドンの答えは、I did think about it と「考えはした」ことを強調してから、I was afraid you might say no と理由を続ける組み立てです。I was afraid ~ は「〜ではないかと心配だった」という意味で、知らせなかった理由をそのまま口にしているのが、シェルドンらしい返し方と言えます。

「Does that mean ~?」で客の事情を確かめる

食卓では、父ジョージが博士に話を振り、メアリーが質問を重ねます。

George Sr.: So, Dr. Sturgis, Sheldon tells us you’re a guest professor at the university.
(それで、スタージス博士、シェルドンから大学の客員教授だと聞いてるが。)

Dr. Sturgis: I am.
(そうです。)

Mary: Hmm. Does that mean that you’re only here temporarily?
(うーん。それって、ここにいらっしゃるのは一時的ということですか?)

Dr. Sturgis: Well, that’s the plan for now.
(ええ、今のところはその予定です。)

Young Sheldon Season1 Episode21(Summer Sausage, a Pocket Poncho, and Tony Danza)

ジョージの (人) tells us ~ は「(人)から〜と聞いている」と、話の出どころを示して切り出す形です。tells と現在形を使うことで、前から聞いて知っている話題だという響きになります。客について知っていることを確認しながら会話を始めるので、客に話を振るきっかけとして自然に使えます。博士の答えも I am. と短く、まずは事実だけを認めています。

メアリーの Does that mean that ~? は「それは〜ということ?」と、相手の答えから分かることを確かめる聞き方です。guest professor(客員教授)という答えを受けて、temporarily(一時的に)滞在しているのかと、もう一歩先をたずねる形です。that は直前の相手の答えを指し、only を添えて「一時的なだけ」という範囲を確かめています。

博士の that’s the plan for now は「今のところはそのつもり」という答え方で、for now を添えることで、先のことはまだ決まっていないという余地を残しています。質問にはきちんと答えつつ、言い切らずにおく返事として、仕事や住まいの予定を聞かれたときにも使える形です。

「We should do it again sometime.」で見送る

食事が終わり、博士が帰る場面です。メアリーが別れのあいさつをすると、思わぬ返しが続きます。

Mary: Well, it was a pleasure spending the evening with you. We should do it again sometime.
(今夜はご一緒できて楽しかったです。またいつかご一緒しましょう。)

Dr. Sturgis: Great. When?
(いいですね。いつにします?)

Sheldon: How about tomorrow?
(明日はどう?)

Meemaw: You know what, we’ll figure it out.
(まあ、それはおいおい決めましょ。)

Young Sheldon Season1 Episode21(Summer Sausage, a Pocket Poncho, and Tony Danza)

it was a pleasure spending the evening with you は「今夜はご一緒できてうれしかった」という、客を送り出すときの決まった言い方です。続く We should do it again sometime. は「またいつか」と再会を願うあいさつで、sometime が日にちを決めない柔らかさを生んでいます。

ところが博士は Great. When? と、具体的な日を聞き返しました。シェルドンも How about tomorrow? とすぐに日にちを提案します。あいさつとしての「またいつか」が、そのまま予定の相談として受け取られていく流れが面白いところです。

メアリーの母ミーモーは、言葉に詰まりながら You know what, we’ll figure it out. と引き取りました。figure it out は「(方法や答えを)考えて決める」という意味で、ここでは日取りをその場で決めずに先へ送る返事になっています。

表現 場面での働き
welcome 客を迎えるひと言
invite company over 客を家に呼ぶ
Does that mean that ~? 相手の答えから分かることを確かめる
that’s the plan for now 今のところの予定として答える
We should do it again sometime. 見送りで再会を願う
we’ll figure it out 決めるのを先に送る

まとめ|迎えてから見送るまでのひと晩の英語

welcome で迎え、Does that mean that ~? で客の事情を確かめ、We should do it again sometime. で送り出す。来客をめぐるあいさつが、ひと晩の流れの中にそろって見えてくる回です。

次回も『ヤングシェルドン』の会話を観ながら、英語表現を一緒に拾っていきましょう。

同じエピソードの料理をめぐる会話や、お手本をめぐる家族の会話も、別のコラムで扱っています。



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