「Guilty pleasure」の告白―CD棚から見えるブレナンの素顔|『BONES』S01E15で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「Guilty pleasure」の告白―CD棚から見えるブレナンの素顔|『BONES』S01E15で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回取り上げるのは、BONES シーズン1第15話。ブレナンの自宅で待機中のブースが、彼女のCDコレクションを物色しながら軽口を叩く場面から、意外な音楽の好みをめぐるやり取りに注目します。

誰かの隠れた好みが明かされる瞬間に使える言葉を、一緒に見ていきましょう。

目次

意外性への驚き、CDコレクションを覗く

音楽をかけようと言い出したブースは、ブレナンの部屋にあるCDホルダーを物色し始めます。まず目に留まったのは、予想の斜め上を行くジャンルでした。

BOOTH: Music, what do we got, Bones? Wow! World music. Oh, there’s a shock. Tibetan throat singers. Rock on, Brennan.
(音楽、何があるかな、ボーンズ? ワールドミュージックか。そりゃ驚きだ。チベットの喉歌ってやつか。さすがだな、ブレナン。)

BONES Season1 Episode15 (Two Bodies in the Lab)

there’s a shock は、直訳は「それは驚きだ」ですが、実際には皮肉っぽいニュアンスで使われることが多い言い回しです。本気で驚いているというより、予想どおりすぎて逆に笑える、というトーンでブースはこの言葉を使っています。もう一方のCDホルダーには、毛色の違うジャンルが並んでいました。

BOOTH: Kanye West, Cat Power…Oh, oh. Look at this! Man, lots of jazz. Wow! I think all that free-form stuff would be a little bit too unpredictable for you.
(カニエ・ウェスト、キャット・パワー…おお、これは。ジャズがたくさんあるな。あの自由奔放な音楽は、君にはちょっと予測不能すぎるんじゃないかと思ってたよ。)

BONES Season1 Episode15 (Two Bodies in the Lab)

unpredictable は「予測できない」という意味の形容詞で、音楽のジャンルだけでなく、論理と根拠を重んじるブレナンの性格とジャズという音楽性とのギャップも指しています。a little bit too ~ for you は、「君にはちょっと〜すぎる」と相手の枠に収まらなさを指摘する言い回しです。

「予想外だった」を言葉にする

ジャズのコレクションに驚くブースを見て、ブレナンは何かを察したように尋ねます。

BRENNAN: The artist has to live within a set tonal structure and trust his own instincts to find his way out of an infinite maze of musical possibilities and the great ones do. What?
(アーティストは決まった音の構造の中で生きながら、自分の直感を信じて無限の可能性の迷路から抜け出す道を見つける。優れた音楽家はそれができるの。何?)

BOOTH: Oh nothing, I just…I just never expected that you would, you know.
(いや、何でもない。ただ、君がそうだとは思ってなかったから、その。)

BRENNAN: That I would love music? Well I don’t usually get to talk about it but since you brought it up I thought…
(私が音楽を愛してるって? 普段はあまり話す機会がないんだけど、あなたが話題にしたから…)

BONES Season1 Episode15 (Two Bodies in the Lab)

I just never expected that you would, you know は、相手の意外な一面に触れたときの戸惑いを表す定型フレーズです。you know を添えることで、言葉を濁しながら本音をこぼす照れくささも滲みます。I don’t usually get to talk about it は「普段はあまり話す機会がない」という意味で、隠れた興味や好みを打ち明けるときに使えます。

guilty pleasure という告白

やがてブースは、ステレオの前に置かれていた1枚を見つけ出します。手に取ったジャケットを見て笑いながら、ブレナンをからかうように言います。曲を再生すると、流れてきたのはForeignerの”Hot Blooded”でした。

BOOTH: Hot Blooded? Talk about a guilty pleasure.
(「Hot Blooded」? まさに人に言えない趣味ってやつだな。)

BONES Season1 Episode15 (Two Bodies in the Lab)

guilty pleasure は、良くないと分かっていながらもつい楽しんでしまうものを指す表現です。guilty(やましい)と pleasure(楽しみ)という結びつきにくい2語が組み合わさり、人には堂々と言いにくいけれど確かな楽しみ、というニュアンスが生まれます。B級映画や甘いお菓子など、後ろめたさと愛着が同居する対象全般に使える一語です。Talk about ~ は「まさに〜そのものだ」と状況を強調する口語表現で、ブースの茶化すような口調をよく表しています。

まとめ|CD棚が明かした素顔

there’s a shock という皮肉っぽい驚き、I just never expected that you would という戸惑いの言い方、そして guilty pleasure という告白。CDコレクションを覗くだけの何気ない場面に、意外性を茶化し合う言葉がいくつも詰まっているのが見どころです。誰かの隠れた好みに触れたときの反応を、英語でどう表現できるかが見えてきます。

このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。次回も『BONES』の登場人物たちの素顔を、英語表現とともに追いかけていきましょう。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次