海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES』シーズン2、エピソード1では、大富豪ウォーレン・リンチの消息をめぐって、私立探偵リック・ターコへの尋問が、ロイヤルダイナーから取調室へと場所を変えながら繰り返し行われます。今回は、その一連の尋問の中で使われる、消息を追う英語表現を見ていきます。
同じ言い回しが違う場面で繰り返し使われる様子を通して、英語表現の記憶への残りやすさを確かめていきましょう。
ロイヤルダイナーで語られた、金の受け渡し
ロイヤルダイナーでの尋問で、ターコは脅迫金の受け渡し方法について、こう語ります。
RICK TURCO: Dead drop at Rock Creek Park.
(受け渡し場所はロック・クリーク公園だった。)BONES Season2 Episode1 (Titan on the Tracks)
dead dropは、直接顔を合わせずに物やお金をやり取りする秘密の受け渡し場所を指す表現です。スパイ小説や犯罪ドラマでもよく使われる言い回しで、ここでは脅迫金の受け渡し方法を語る場面に登場しています。
続けて、その足取りをたどろうとした結果についても語られます。
RICK TURCO: No. I got a phone call. When I traced it back, it dead ended on a stolen cell phone.
(いや。電話がかかってきただけだ。逆探知してみたが、盗まれた携帯電話止まりで行き止まりだったよ。)BONES Season2 Episode1 (Titan on the Tracks)
trace it backは「発信元までたどる、逆探知する」という意味で、捜査や調査の場面で使いやすい表現です。dead endは「手がかりが尽きる、行き止まりになる」という意味で、物理的な行き止まりのイメージがそのまま調査の手詰まりに重なる言い方だと言えます。
“fall off the radar”という言い回しが繰り返される場面
司法解剖室では、防犯カメラの反射像に写った人物をめぐって、カムがこう指摘します。
CAM: Means Turco’s probably the last person who saw Lynch before he fell off the radar.
(つまり、リンチが消息を絶つ前に最後に会ったのは、おそらくターコということです。)BONES Season2 Episode1 (Titan on the Tracks)
fall off the radarは、レーダーの探知範囲から外れるイメージを借りて、「消息が途絶える、追跡不能になる」ことを表す表現です。
同じ言い回しは、取調室での最終尋問でも登場します。
RICK TURCO: That’s maybe me. Before he fell off the radar. We worked together. Huh, you got nothing.
(それは俺かもな。リンチが消息を絶つ前の話だ。一緒に仕事をしてただけだよ。ふん、証拠は何もないんだろ。)BONES Season2 Episode1 (Titan on the Tracks)
カムが捜査班の側から使った表現を、尋問される側のターコがそのまま返しているのが面白いところです。同じ一言が、追う側と追われる側の両方の口から出ることで、事件の焦点がどこにあるかが浮かび上がってきます。
尋問全体を通して出てきた4つの表現を、意味とともに整理しておきます。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| dead drop | 秘密の受け渡し場所 |
| trace it back | 発信元をたどる、逆探知する |
| dead end | 手がかりが尽きる、行き止まり |
| fall off the radar | 消息が途絶える、追跡不能になる |
まとめ|消息を追う言葉が繰り返される意味
dead dropやtrace it back、dead endといった手がかりを追う表現と、fall off the radarという消息の途絶えを表す表現が、尋問する側とされる側の両方の口から出てくる様子が印象的です。同じ言葉が場面を変えて繰り返されることで、記憶に残りやすくなることも読み取れます。
『BONES』の世界をこれからも英語とともにたどっていきましょう。
同じエピソードの他のコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、場面全体の英語がより立体的に見えてきます。
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