ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S2E19に学ぶ「come to」の意味と使い方

come to

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『BONES』から、英語特有の発想が学べる、上級者にとっても非常に面白くて実用的なフレーズをご紹介します。

一緒に楽しく英語のニュアンスを学んでいきましょう!

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

アンジェラに完璧なプロポーズをしようと奮闘するホッジンズですが、アンジェラが求める「特別な感覚」に合致せず、やり直しを求められてしまいます。

どうすればいいのか分からず混乱するホッジンズに対し、アンジェラが感覚的な提案をするシーンです。

Hodgins: I don’t understand.
(分からないよ。)

Angela: I don’t either. Look, let’s just finish the dessert and go back to your place and make love, and maybe it’ll come to me.
(私もよ。ねえ、デザートを終わらせて、あなたの家に戻って愛し合いましょう。そうしたら、もしかしたら何か降ってくるかも。)

Hodgins: While we make love?
(愛し合ってる最中に?)

Angela: I said maybe.
(もしかしたら、って言ったの。)
BONES Season2 Episode19 (Spaceman in a Crater)

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シーン解説と心理考察

何度アプローチしても「これじゃない」と言われてしまうホッジンズは、正解が分からず戸惑っています。

アンジェラ自身も自分が何を求めているのか明確に言語化できず、「きっとその時が来たら分かるはず」と直感的な答えを返します。

論理や分析で答えを出そうとする科学者のホッジンズと、自分の感情やインスピレーションを大切にする芸術家のアンジェラ。

二人の思考回路の違いが色濃く出た、ロマンチックで少しコミカルな会話ですね。

フレーズの意味とニュアンス

come to
意味:(考えや記憶が)ひらめく、思い浮かぶ、意識を取り戻す

「come to」には複数の意味がありますが、今回のように「it(アイデアや答え)」などを主語にして使う場合、「考えが頭に浮かぶ」「忘れていたことを思い出す」という意味になります。

【ここがポイント!】

ネイティブが感じるコアイメージは「向こうから自分(to me)に向かってやってくる(come)」です。

自分が頭をひねって能動的に「考え出す」のではなく、アイデアや答え、ど忘れしていた記憶などが「自然と降りてくる」「不意に頭の中に現れる」という、受動的で不思議な感覚を表現しています。

実際に使ってみよう!

I can’t remember his name right now, but I’m sure it’ll come to me later.
(今は彼の名前が思い出せないけど、後できっとふと思い出すはずよ。)
ど忘れした記憶が、後になって自然と蘇ってくる時によく使う定番の表現です。日常会話で非常によく登場します。

The perfect solution finally came to him in the middle of the night.
(真夜中に、ついに完璧な解決策が彼にひらめいた。)
ずっと悩んでいた問題の答えが、ふとした瞬間に「向こうからやってきた」という状況です。頑張って考えたというより、突然頭に浮かんだニュアンスが出ます。

A great idea came to her while she was taking a shower.
(シャワーを浴びている時に、素晴らしいアイデアが彼女に降ってきた。)
リラックスしている時にふと良い考えが浮かぶ、そんなクリエイティブな瞬間にぴったりですね。アイデアの突然のひらめきを美しく表現できます。

『BONES』流・覚え方のコツ

アンジェラが「うーん、今は分からないけど…もしかしたら何か降ってくるかも(it’ll come to me)」と、空を見上げるようにして感覚的なひらめきを待っている姿をイメージしましょう。

自分から無理やり答えを掴みに行くのではなく、答えの方から自分のところにフワッと「やって来る」という情景を思い浮かべるのがコツです。

この表現の持つ受動的な感覚が、しっくりくるはずですよ。

似た表現・関連表現

hit on
(〜をふと思いつく)
「come to」が「向こうからやってくる」のに対し、「hit on」は自分から「偶然そこにぶつかる、出くわす」というニュアンスです。名案などを偶然思いついた時によく使われます。

spring to mind
(頭にパッと浮かぶ)
「come to」よりもさらにスピード感が早く、バネ(spring)が弾けるように突然、一瞬にして頭に考えが浮かぶイメージです。より突発的なひらめきを表します。

dawn on
(〜にわかり始める、〜にピンとくる)
夜明け(dawn)のように、最初はぼんやりしていたことが、徐々に、しかしはっきりと理解できるようになる感覚を表します。「ハッとした」という気づきのニュアンスが強い表現です。

深掘り知識:「come to」が描く、潜在意識からのメッセージ

「come to」は、英語特有の「無生物主語」の典型例ですが、なぜ「アイデアがやってくる」と表現するのでしょうか。

実はこれ、認知心理学的なアプローチと非常に似ています。人間の脳は、リラックスしている時(アンジェラが提案したような甘い時間や、シャワーを浴びている時など)に、潜在意識下でバラバラだった情報が結びつきやすくなると言われています。

つまり、「come to」は「意識の外側(潜在意識)で熟成された答えが、不意に意識の明るい場所へとやってくる」という脳の働きを、そのまま言葉にしたような表現なのです。

アンジェラの言葉は、まさに理にかなったインスピレーションの待ち方だったと言えますね。

まとめ|アイデアが「やってくる」のを待ってみよう!

今回は、考えや記憶が「自然とひらめく、思い浮かぶ」という意味の「come to」を解説しました。

日本語とは主語の取り方が異なる表現ですが、使いこなせるとグッとネイティブらしい自然な会話になります。

名前をど忘れしてしまった時など、ぜひ「I’m sure it’ll come to me.」と呟いてみてくださいね。これからも一緒に楽しく英語に触れていきましょう!

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