「play cat and mouse」の意味と使い方|『BONES』S11E21で学ぶ英会話

「play cat and mouse」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

相手を一気に捕まえるのではなく、わざと泳がせながらジリジリと追い詰める――そんな駆け引きにワクワクした経験はありませんか。

そんな場面にぴったりの「play cat and mouse」を、『BONES』シーズン11第21話の序盤、宝石泥棒事件に少年のように高揚するブースのシーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「play cat and mouse」の意味とニュアンス

play cat and mouse
意味:いたちごっこをする/相手をじらしながら追いつ追われつの駆け引きをする

猫がネズミを捕まえそうで捕まえず、わざと逃がしてはまた追いかける――その情景がそのまま言葉になった表現です。単なる「追いかけっこ」ではなく、優位に立つ側が相手を完全には仕留めず、じらすように翻弄するニュアンスが核にあります。

刑事ドラマや犯罪小説では、捜査側と犯人の知恵比べを指してよく使われます。どちらが猫でどちらがネズミかは固定ではなく、立場が入れ替わる緊張感も込められます。「with+人」を続けて、誰との駆け引きかを示すのが定番の形です。

【ここがポイント!】

  • 核は「猫がネズミをいたぶる」捕食のイメージ、一気に仕留めない攻防の表現
  • 追う側・追われる側のどちらにも使える、立場が入れ替わる緊張感が持ち味
  • 「with+人」で相手を示すと、誰との知恵比べかがくっきり伝わるのがコツ

『BONES』S11E21のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

宝石協会で、盗まれた高価な短剣の話を聞いた帰り道。刑事映画が大好きなブースは、宝石泥棒を相手にする事件という展開に、すっかり胸を躍らせています。捜査の重大さよりも「あの映画みたいだ」という高揚が先に立つ、ブースらしさが出た場面です。

Booth: Look, the truth is, I’ve always wanted to play cat and mouse with a jewel thief.
(実はさ、ずっと宝石泥棒と追いつ追われつの駆け引きをやってみたかったんだよ)

Hodgins: Oh, that’s awesome.
(うわ、最高じゃないですか)

Bones Season11 Episode21(The Day in the Life)

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シーン解説と心理考察

このシーンのブースは、FBI捜査官というより、まるで往年の刑事映画の主人公になりきっているかのようです。「ずっとやってみたかった」という言葉からは、宝石泥棒との対決を仕事の難題ではなく、長年あこがれてきた舞台として受け止めている高揚感が伝わってきます。

play cat and mouse が効いているのは、ブースが自分を「猫」の側、つまり相手を追い詰める側として思い描いている点です。危険な犯罪捜査でありながら、どこか遊び心を含んだ知恵比べとしてとらえているところに、このフレーズの持つ「じらしの攻防」というニュアンスがぴたりと重なります。事件の緊張感と、ブースの少年めいた興奮の対比が見どころと言えます。

『BONES』流・覚え方のコツ

猫の前足が、逃げるネズミにそっと触れては離す――その一連の動きを頭の中で再生してみてください。すぐに噛みつかず、わざとひと呼吸おく、あの「ため」こそが play cat and mouse の核心です。

ブースが宝石泥棒との対決を心待ちにする高揚を思い出すと、このフレーズの「追い詰めるまでの過程を味わう」感覚がつかめます。一気に決着をつけない、じわじわ詰めていく駆け引き。猫のしなやかな前足の動きとブースのワクワク顔をセットにすると、意味が映像として記憶に残ります。

例文で覚える「play cat and mouse」

捜査や交渉、恋の駆け引きまで、「相手をじらしながらの攻防」が出てくる場面で広く使えます。3つの例文で幅を体感してみましょう。

The detective and the suspect played cat and mouse for weeks before the arrest.
(刑事と容疑者は、逮捕までの数週間、追いつ追われつの攻防を続けた。)
犯罪ドラマの定番の使い方です。長期戦の知恵比べを一言で表せます。

Stop playing cat and mouse with me and just tell me what you want.
(じらすのはやめて、何が望みなのかさっさと言ってよ。)
相手の遠回しな態度にしびれを切らした場面。「もったいぶるな」というニュアンスで使えます。

A: Did the company finally make you an offer?
B: Not yet. They keep playing cat and mouse about the salary.
(A:あの会社、結局オファーくれたの?)
(B:まだ。給料の件で、ずっとじらされてるんだよ。)
ビジネスの交渉でも、相手が確答を避けて駆け引きする様子に使えます。

あわせて覚えたい関連表現

keep someone guessing
(相手に答えを悟らせず、じらしておく)
play cat and mouse と同じく「相手を宙ぶらりんにする」表現ですが、攻防というより「答えを明かさない」点に重心があります。

give someone the runaround
(のらりくらりとかわして相手をたらい回しにする)
こちらは相手を意図的に振り回すニュアンス。追い詰める側というより、逃げ続ける側の動きを表します。

a battle of wits
(知恵比べ、頭脳戦)
play cat and mouse の中身を別の角度から言い表した名詞表現です。猫とネズミの攻防は、まさに頭脳戦そのものと言えます。

Note|猫とネズミの攻防が生んだ「駆け引き」表現

play cat and mouse という言い回しは、猫がネズミをすぐには殺さず、捕まえては逃がす習性をそのまま人間の駆け引きに重ねたものです。動物の行動が言葉になった、いわゆる比喩表現の代表例と言えます。

英語には動物の習性を写し取った言い回しが数多くあります。たとえば獲物に襲いかかる前に身を低くする様子、群れで動く習性、縄張り争いなど、人間社会の力関係や心理を語るのに、動物のふるまいはたびたび借りられてきました。cat and mouse もそのひとつで、「強い側が弱い側を一気に仕留めず、もてあそぶように扱う」という、捕食の一場面を切り取っています。重要なのは、この表現が単なる「追跡」ではなく、追う側の余裕やじらしまで含み込んでいる点です。猫にとってネズミ捕りは生死を分ける真剣勝負であると同時に、どこか遊びの要素もある――その二面性が、人間の駆け引きの妙とよく響き合います。

ブースが宝石泥棒との対決を心待ちにする高揚も、まさにこの「真剣さと遊び心が同居する攻防」でした。フレーズの成り立ちを知ると、彼のワクワクがなぜ play cat and mouse という言葉で表されるのか、腑に落ちます。

動物の一場面が、人の心理を映す鏡になっている言葉です。

まとめ|ブースのワクワクから学ぶ「駆け引き」の一言

play cat and mouse は、猫とネズミの攻防になぞらえて「相手をじらしながら追いつ追われつの駆け引きをする」ことを表す表現です。一気に決着をつけず、過程そのものを味わうニュアンスが核にあります。

この一言を知っておくと、捜査や交渉、人間関係の中で「相手とのじりじりした駆け引き」を、生き生きとした比喩で語れるようになります。説明的な言葉を重ねるより、ずっと情景が伝わります。

追う側にも追われる側にも使えるこの表現を、知恵比べを語るときの引き出しに加えてみてください。

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