ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S03E06に学ぶ「turn down」の意味と使い方

turn down

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

法医学サスペンスである本作には、事件解決の糸口となるようなスリリングな会話がたくさん登場します。

しかし同時に、そこで使われているのは私たちが毎日の生活でそのまま真似できる、非常にシンプルで実用的な単語ばかりでもあります。

今回は、日常のちょっとした操作から、人間関係における大人の「お断り」まで、知っておくと会話の幅がグッと広がる便利な表現をマスターしていきましょう!

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

舞台はジェファソニアン研究所の地下にある巨大な焼却炉の前です。

いつもなら静かなはずの焼却炉から、異様な臭いを放つ黒い煙が立ち上っているのを清掃員たちが発見しました。

「誰かの不注意による火事ではないか?」と疑心暗鬼になった二人が、昨晩の業務終了時に確実に行ったはずの「ある作業」について、責任を逃れるように互いに問い詰め合っている緊迫のシーンです。

Janitor 1: Smoke comes out of the vents in the first floor break rooms.
(1階の休憩室の通気口から煙が出てるぞ。)

Janitor 2: You’re sure you turned the flame down last night?
(昨日の夜、確実に火を弱めたんだろうな?)

Janitor 1: Totally, one hundred percent guaranteed, positively sure. Alarms gone off before but the smoke was always gray.
(あぁ、100パーセント、絶対に、間違いない。前にもアラームが鳴ったことはあるが、煙はいつも灰色だった。)
BONES Season3 Episode6 (The Intern in the Incinerator)

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シーン解説と心理考察

「確実に火を弱めたんだろうな?」というストレートな追及に対し、Janitor 1が「絶対に間違いない」と必死に自己弁護していますね。

清掃員がルール通りに火力を弱めていたのなら、なぜ今になって黒い煙が上がっているのか。

それはつまり、「夜中に誰かが密かに火力を上げて、燃やしてはいけない何かを燃やした」という事実を示しています。

単なる業務確認の会話が、この後に発覚するおぞましい事件の証拠隠滅を浮かび上がらせる、非常に緻密でサスペンスフルなやり取りです。

フレーズの意味とニュアンス

turn down
意味:音量や火力、温度などを下げる(弱める)、(提案や誘いを)断る

基本的にはつまみ(ダイヤル)を回して(turn)、メモリを下へ(down)持っていくという物理的な動作を表します。

そこから派生して、テレビの音量やエアコンの温度を下げる時だけでなく、人からの申し出や誘い、オファーを「却下する」「辞退する」という心理的な拒絶を表す際にも非常に頻繁に使われます。

【ここがポイント!】

ネイティブがこの表現で「断る」と言う時の核心は、相手から向けられた要求や熱烈なアプローチの「ボリューム(熱量)」を、自分の手で絞ってシャットアウトする感覚にあります。

ストレートに「嫌だ!」と拒絶するのではなく、相手の勢いをトーンダウンさせて「それには応じられません」と静かに退けるイメージです。

だからこそ、角が立ちにくい大人の「お断り表現」として日常的に愛用されています。

実際に使ってみよう!

Could you turn down your music? I can’t sleep at all.
(音楽のボリュームを下げてくれない?全然眠れないんだけど。)
ルームメイトや隣人に対して「音を小さくして」とお願いする時の超定番フレーズです。夜中の騒音トラブルなど、実生活ですぐに使える表現ですね。

I had to turn down his invitation to dinner because he was too pushy.
(彼があまりにも強引だったから、ディナーの誘いを断らざるを得なかったわ。)
しつこいデートの誘いや、気乗りのしないお誘いを「お断りする」時の表現です。相手の熱量をスッと下げるような、少しクールなニュアンスが伝わりますよ。

They turned down my proposal without even looking at it.
(彼らは私の企画書を見ることすらなく却下しました。)
ビジネスシーンで、提案やプロジェクトが「通らなかった(却下された)」という客観的な事実を述べる際にも使われます。

『BONES』流・覚え方のコツ

清掃員が焼却炉の「火力を弱める」ために、重いダイヤルをカチッと回して下げる物理的な動作を想像してみてください。

この「高いところから低いところへレベルを下げる」という視覚的なイメージを、相手からの熱い誘いや要求のボリュームを「絞って受け入れない(=断る)」という心理的なアクションに重ね合わせてみましょう。

一つの情景から二つの意味がスッと腑に落ちて、記憶に深く定着するはずですよ。

似た表現・関連表現

decline
(丁重に断る、辞退する)
招待やオファーに対して、礼儀正しく「ご遠慮します」と伝える大人のフォーマルな表現です。turn downよりも上品で丁寧な響きがあるため、目上の方や取引先へのメール等でスマートに使えます。

reject
(拒絶する、却下する)
turn downが日常的な「お断り」であるのに対し、rejectは「不適合として強く跳ね除ける」という非常に硬く、突き放したニュアンスを持ちます。ビジネスでもかなり強い拒絶の意思を示す時に使われます。

refuse
(拒む、拒否する)
相手の要求や命令に対して「絶対にやらない」と強い意志を持ってNOを突きつける表現です。turn downがオファーを「受け入れない」のに対し、refuseは行動を「断固として拒む」というニュアンスの違いがありますね。

深掘り知識:ダイヤル式時代の名残が生きている英語の面白さ

「turn(回す)」という単語が使われているのは、昔のテレビやラジオ、ガスコンロのスイッチがすべて「ダイヤル式」だった時代の名残です。

現代ではボタンやタッチパネルを押すだけ(pressやtap)で音量や火力を調整できる機器がほとんどですが、英語の表現としては「turn down(下げる)」や「turn up(上げる)」という言葉がそのまま生き残っています。

言葉がテクノロジーの進化を越えて、昔ながらの身体感覚を保ち続けているのはとても興味深いですね。

まとめ|「下げる」と「断る」の二刀流で表現力アップ!

今回は、火力や音量を下げるという基本の意味から、お誘いを断るという日常必須の表現までこなす「turn down」をご紹介しました。

物理的なイメージから心理的な意味へと広げて覚えることで、大人の英会話の引き出しはぐっと豊かになります。

ぜひ日常のふとした瞬間に、このダイヤルを回す感覚を思い出して使ってみてくださいね。

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