『フレンズ』S04E04 で英語学習|あらすじ&厳選フレーズ10選
海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。『フレンズ』シーズン4第4話では、管理人トリーガーとの口論をきっかけにジョーイが仲間のために抗議へ乗り込みますが、そこから始まったはずの対立が、思いがけずトリーガーを助ける関わりへと変わっていきます。報復のために放たれた強い言葉が、実際には人を支える行動に変わっていく落差が、この回の会話には表れています。
あらすじ(ネタバレなし)
『フレンズ』シーズン4第4話では、ゴミの出し方をめぐる口論から、管理人トリーガーがレイチェルを泣かせてしまい、ジョーイが仲間のために抗議に乗り込む。ところがその結果、思わぬ形でジョーイ自身がトリーガーと関わり続けることになる。一方フィービーはマッサージ師の仕事で顧客との距離感に悩み、ロスとチャンドラーは高額なジム会費をやめる方法を模索する。それぞれの小さないざこざが、思いがけない方向に転がっていく一話。『フレンズ』S04E04のあらすじを追うときは、最初に放たれた強い言葉がどこへ向かっていくのかに注目すると、話の転がり方が見えてくる。
このエピソードで学べる英語フレーズ10選
1. for a change
たまには、いつもと違ってという意味です。
“Well, why don’t you think of someone else for a change?”
(たまには他人のことも考えたらどうだ?)
自分本位な態度を注意され、たまには他人のことも考えろと言い返される場面での一言です。for a changeを文末に添えることで、いつもは考えていないという皮肉をやんわり滑り込ませる言い方になっています。
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2. teach someone a lesson
(人に)思い知らせる、痛い目を見せるという意味です。
Joey: I’m gonna go down there and teach that guy a lesson.
(下に行って、あいつに思い知らせてやる)
友人を泣かせた相手に対して、仕返しに乗り込む決意を語る場面での一言です。go down there and〜という具体的な行動を先に示してから、teach a lessonという強い決まり文句を続けることで、勢いのある宣言になっています。
3. hold someone’s hand
(人に)付き添う、手取り足取り助けるという意味です。
Ross: Do you need me to go down there with you and hold your hand?
(一緒に下まで行って、付き添おうか?)
苦手な相手との対面を前に、付き添いが必要かどうかを尋ねる場面での一言です。Do you need me to〜?という控えめな聞き方が、相手のプライドを気にかけながら手助けを申し出る言い方になっています。
4. Tell me something I don’t know
そんなこと分かってる、今さら言うまでもないという意味です。
“Why don’t you tell me somethin’ I don’t know?”
(今さら言うまでもないことを言うなよ)
既に分かりきっている忠告を受け、投げやりに切り返す場面での一言です。Why don’t you〜?という提案の形を借りながら、実際には相手の忠告を軽く受け流す皮肉な言い方になっています。
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5. suck up to someone
(人に)ゴマをする、へつらうという意味です。
“Now, Joey, you go down there and you suck up to him.”
(いい、ジョーイ、下に行ってあの人にゴマをすってきて)
管理人との関係をこじらせてしまった後、機嫌を取ってくるよう頼み込む場面での一言です。この直後にもsuckを重ねて強調する言い方が続き、後がない状況の切迫感を強めています。
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6. cut off at the source
元から断つ、根本から止めるという意味です。
Ross: Or, or we could go to the bank close our accounts and cut them off at the source.
(それか、銀行に行って口座を解約して、元から断つって手もある)
毎月の会費が引き落とされ続ける状況を、根本から解決しようと提案する場面での一言です。Or, or we could〜と言い直しながら提案する言い方に、思いついたばかりのアイデアをその場で言葉にしていく様子が表れています。
7. get something over with
(気の進まないことを)さっさと終わらせるという意味です。
“Let’s get this over with.”
(さっさと済ませよう)
気乗りのしない用件に取りかかる前に、覚悟を決めて切り出す場面での一言です。到着をまず確認する一言に続けてこの一言が出てくる構成に、気が進まないなりに前へ進もうとする踏ん切りが表れています。
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8. it’s no use
(やっても)無駄だ、無意味だという意味です。
Mr. Treeger: Uh, it’s no use.
(無駄だよ)
ダンスの練習に自信を失いかけ、あきらめ気味につぶやく場面での一言です。自分を強い言葉で卑下したすぐあとにこの一言が続き、練習の成果よりも先に弱気が言葉に出ています。
9. nail it
(物事を)完璧にこなす、見事に成功させるという意味です。
“I mean, we totally nailed it.”
(もう、完璧に決まったよ)
練習を重ねた成果が実を結び、思わず興奮気味に振り返る場面での一言です。totallyという強調語がまず先に出て、このあとにも高い評価の言葉が続き、達成感がそのまま言葉の勢いに表れています。
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10. go get ‘em
さあ行ってこい、頑張ってこいという意味です。
Joey: Go get ‘em, Treeger.
(行ってこい、トリーガー)
練習の成果を試す本番に向かう相手を、励まして送り出す場面での一言です。名前を呼びかけて締めくくる短い一言に、それまでの練習を見届けてきた側からの後押しが表れています。
このエピソードの英語学習ポイント
この回の冒頭では、I’m gonna go down there and teach that guy a lesson.のように、報復を宣言する強い言葉が登場します。teach a lessonという決まり文句は本来「思い知らせる」という対立的な響きを持ちますが、この回では、この宣言をした本人が最終的にはトリーガーのダンスの練習相手を務め、Go get ‘em, Treeger.と励ましの言葉で送り出すところまで話が進みます。同じ人物の言葉が、対立の言葉から後押しの言葉へと変わっていく流れが、この回の会話の軸になっています。
その間には、suck up to himやhold your handのように、関係を修復するための言葉も登場します。suck up to himは機嫌を取るという意味では下手に出る言い方ですが、実際に行われるのは謝罪ではなく、相手の練習に付き合うという行動です。言葉のうえでは下手に出ているようでいて、行動としては相手を助ける側に回っているところに、この回らしいねじれがあります。
一方、ロスとチャンドラーのジム会費をめぐる場面では、cut off at the sourceという根本解決の提案が出ながらも、it’s no useという弱気な言葉も別の場面で聞かれます。問題を根本から断とうとする言葉と、努力そのものを投げ出しかける言葉が同じ回に同居している点も、聞き比べると分かりやすくなります。ドラマをもう一度見るときは、最初に放たれた強い言葉が、場面が進むにつれてどんな行動に変わっていくかを追いかけてみましょう。
キャラクター別|英語の特徴
ジョーイ|報復の言葉を実際の手助けに変えていく英語
台本では、ジョーイの発話として”I’m gonna go down there and teach that guy a lesson.”が確認できる。友人を泣かせた管理人トリーガーに対して、下に乗り込んで思い知らせてやると宣言する場面での一言で、teach a lessonという対立的な決まり文句を使っている。
ところがこの対立の姿勢は、話が進むにつれてトリーガーのダンス練習に付き合う関わりへと変わっていく。台本には、練習の成果が出たあとに送り出す場面でのジョーイの発話として”Go get ‘em, Treeger.”も確認できる。同じ「相手に働きかける」役割でありながら、最初は仕返しのための強い言葉、最後は名前を呼んで送り出す励ましの言葉になっているところに、対立から協力へと関わり方が変化していく様子が表れている。
この練習が進む中でも、対立から協力への変化はさらに続く。自信をなくしかけたトリーガーが「自分はただの、手足と頭がついた大きなジャガイモみたいなものだ」とこぼしたのに対し、ジョーイは「よせよ、ジャガイモなんかじゃないだろ」と短く言い返している。台本では、トリーガーの発話として”I’m just a big potato with arms and legs and a head.”、ジョーイの発話として”Come on, man, you’re not a potato.”が確認できる。最初は仕返しの言葉をぶつけていた相手を、いつの間にか励ます側に回っているところに、この回のジョーイらしい変化がにじんでいる。
フィービー|きわどい本音を具体的な言葉で打ち明ける英語
台本では、フィービーの発話として”I try and think of other things like, uh, sandwiches and, uh, baseball and, uh… Chandler.”が確認できる。マッサージの仕事で顧客に強く惹かれてしまう自分を落ち着かせる方法を尋ねられ、思いつく限りの気の逸らし方を並べていく場面での一言で、sandwichesやbaseballという日常的な単語のあとに、間を置いてChandlerという固有名詞を付け加えている。
深刻になりかねない告白を、具体的な単語の羅列という軽い形で伝えているところに、本音を率直に言葉にしながらも湿っぽくしないフィービーらしい話し方が表れている。仕事上の距離感に悩んでいることを隠さずに口にする一方で、それを重く語らずに終わらせる言い方の軽さが特徴的である。
チャンドラー|大げさな嘆きと即断で面倒な事態を片付けようとする英語
高額なジム会費をやめる方法をめぐる場面では、台本でチャンドラーの発話として”We’re doomed. Okay, they’re gonna take 50 bucks out of our accounts for the rest of our lives. What are we gonna do?”が確認できる。事態を大げさに嘆いてみせたすぐあとで、ロスが持ち出したOr, or we could go to the bank close our accounts and cut them off at the source.という解決策に対しても、”You’re a genius!”と即座に飛びついている。
事態をまず大げさに嘆いてみせる言葉と、出てきた提案にすぐさま乗っかる言葉の両方が同じ人物から出てくるところに、深刻な出費の悩みを最後まで深刻に語らず、勢いで笑いに変えていこうとするチャンドラーらしい話し方が表れている。
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