シャバットディナーとサンデーディナー―交際で家族の食事に招き合う一場面|『ビッグバン★セオリー』S03E05で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: シャバットディナーとサンデーディナー―交際で家族の食事に招き合う一場面|『ビッグバン★セオリー』S03E05で学ぶ英会話

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今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン3 第5話に登場する、家族の食事に相手を招き合うという場面です。初デートの終盤、ハワードがバーナデットを自宅のシャバットディナーに誘い、バーナデットも自宅のサンデーディナーへ誘い返すやりとりには、交際の初期段階でお互いの家族行事に招き合うという、アメリカの一場面が描かれています。

「You have to come to shabbat dinner at my house sometime.」という誘い方から見ていきます。

目次

家族の伝統的な食事に招くという合図

食事を終えかけた頃、ハワードはバーナデットに自宅の食事への招待を切り出します。

Howard: Listen, you have to come to shabbat dinner at my house sometime.
(なあ、今度うちのシャバットディナーに来てもらわないとな。)

TBBT Season3 Episode5 (The Creepy Candy Coating Corollary)

shabbat dinner は、ユダヤ教で金曜日の日没から始まる安息日(シャバット)の始まりを祝う、家族での夕食のことです。ろうそくを灯し、ぶどう酒とパンを囲みながら祈りの言葉を唱える、というのが伝統的な流れとされますが、家庭によって形式や熱心さには幅があり、必ずしもすべてのユダヤ系家庭が同じように行っているわけではありません。それでも、1週間の中で家族が顔を揃える節目の食事として位置づけられている行事のひとつです。

交際相手をこの席に招くことは、家族の一員として受け入れる意思の表れとして描かれており、ハワードの誘いも、単なる食事の約束以上の意味を持つ場面として展開します。sometimeという軽い言い回しを添えつつも、家庭の行事に相手を呼ぶという行為自体が、交際が次の段階に進んだことを示す一つの節目として機能している場面と言えます。

招き返す言い方と、決まり文句としての「It’s a date」

バーナデットは招待を受けつつ、自分の家の食事への招待をお返しします。

Bernadette: Okay, but only if you come to Sunday dinner at my house wearing a yarmulke.
(いいわ、でもヤムルカをかぶってうちのサンデーディナーに来てくれるならね。)

Howard: It’s a date.
(それで決まりだな。)

TBBT Season3 Episode5 (The Creepy Candy Coating Corollary)

Sunday dinner は、キリスト教系の家庭で日曜日の礼拝後などに家族で囲む食事を指す言い方で、こちらも地域や家庭、時代によって位置づけに差があり、一律に断定できるものではありません。それでも、週末に家族が集まって食卓を囲むという点では、シャバットディナーと重なる役割を持つ食事として紹介されることの多い習慣です。バーナデットは「うちにも来るなら」と条件をつけることで、一方的に招かれるのではなく、招き合う形に持ち込んでいます。yarmulke はユダヤ教徒が頭にかぶる小さな帽子のことで、ここでは相手の家の習慣に合わせる姿勢を示す小道具として登場しています。

締めくくりの It’s a date. は文字通りには「デートの約束だね」という意味ですが、日常会話では「話がまとまった」「それで決まりだ」という、待ち合わせの約束に限らない決まり文句としても使われます。交際中の2人がこの言葉を交わすことで、文字通りの意味と決まり文句としての意味が重なり合う、この場面らしい一言になっています。二人がそれぞれの家の食事に招き合うという対等なやりとりの締めくくりとして置かれている点も、この一言の見どころです。

まとめ|招き合う食事に見る、家族への紹介の一場面

shabbat dinnerとSunday dinner、それぞれの家族の食事に相手を招き合うやりとりからは、交際の初期段階で家族の行事に招くことが、関係の本気度を示す一つの節目として扱われている様子が読み取れます。It’s a date.のような決まり文句の使い方とあわせて押さえておくと、会話の背景がより立体的に見えてきます。

このエピソードのフレーズ記事やエピソードまとめでも、関連する場面の英語を扱っています。

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