「kind of a thank you for believing me when you had good reason not to」に見る、照れ隠しの感謝と相手を認め返す言い方|『CHUCK』S01E11で学ぶ英会話

『CHUCK』コラム: 「kind of a thank you for believing me when you had good reason not to」に見る、照れ隠しの感謝と相手を認め返す言い方|『CHUCK』S01E11で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回扱うのは、『CHUCK』シーズン1 第11話に登場する、贈り物を渡す場面での照れ隠しの感謝の伝え方と、それに応えて相手の仕事ぶりを認め返す言い方です。バイ・モアのクリスマスパーティーでチャックがサラに目覚まし時計を贈り、茶化しながらも本音の感謝を伝えると、サラもまたチャックの働きを言葉にして返す場面が描かれています。

照れ隠しから本音の感謝へつなげる言い方から、相手の仕事ぶりを認め返す言い方まで、順番に見ていきます。

目次

プレゼントを渡す場面での、照れ隠しの感謝の伝え方

クリスマスパーティーの会場で、チャックはサラに包みを差し出します。遠慮するサラに対して、チャックは値引き品だからと茶化しつつ、少しずつ本音をのぞかせていきます。

Chuck: It’s a new alarm clock. Merry Christmas.
(新しい目覚まし時計だよ。メリークリスマス。)

Sarah: You shouldn’t have.
(そんな、いいのに。)

Chuck: Ah, come on. They’re on sale in Home Electronics. Which reminds me, I should probably scan that thing before you leave the store with it. Look, it’s also kind of a… kind of a thank you for believing me when you had good reason not to.
(いいから。Home Electronicsで安売りしてたやつだよ。そういえば、それ持って店を出る前に一応スキャンしとかないとな。それに、これって、その……信じる理由なんてなかったのに、信じてくれたことへの、ちょっとしたお礼でもあるんだ。)

CHUCK Season1 Episode11 (Chuck Versus the Crown Vic)

You shouldn’t have. は、贈り物を受け取るときの定番の遠慮の言い方です。「そうすべきではなかったのに」という直訳の裏に、相手の気遣いをありがたく思う気持ちがにじんでいます。

対するチャックの Ah, come on. と、値引き品だという説明は、贈り物を大げさに扱われたくないという照れ隠しです。it’s also kind of a… kind of a thank you のように kind of を重ねて言葉に詰まる言い方は、茶化していた口調から本音の感謝へと切り替わる瞬間の照れくささをそのまま表しています。

相手の仕事ぶりを認め返す言い方

チャックの感謝を受けて、サラは自分の仕事について少し言葉を挟んだあと、今度はチャックの仕事ぶりに話を向けます。

Sarah: Chuck, you’re good at your job, too. And not just here, fixing computers. You know, the one where you risk your life to save others; the one that you didn’t ask for but were supposed to have.
(チャック、あなただって自分の仕事に長けているわ。ここでパソコンを直す仕事だけじゃなくて。ほら、命がけで人を救う、あの仕事。あなたが望んだわけじゃないのに、背負うことになった、あの仕事よ。)

CHUCK Season1 Episode11 (Chuck Versus the Crown Vic)

you’re good at your job, too の too は、直前でサラ自身が語った「自分の仕事に長けている」という言葉をそのままチャックに返していることを示す一語です。相手が口にした評価の言葉を、そっくり相手自身に向け直す返し方になっています。

続く the one that you didn’t ask for but were supposed to have は、望んで得たわけではないのに背負うことになった役割を、婉曲に言い表す言い方です。「その仕事」を直接名指しせず the one で受けることで、深刻になりすぎずに相手の立場を言葉にして認めているところが見どころです。

まとめ|照れ隠しの感謝と、相手を認め返す言葉

You shouldn’t have.という遠慮の言葉から、kind of a thank youという照れ隠しの感謝、そしてyou’re good at your job, tooという認め返す言い方まで見てきました。贈り物ひとつのやり取りの中に、感謝と評価が言葉を通じて行き来している様子が読み取れます。

次回も『CHUCK』の会話とともに、英語表現の型を見ていきましょう。

このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。

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