海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン6 第4話に登場する、絵当てゲームでのヒントの出し方と、聞き違いから生まれる言葉遊びです。ハワードの帰還を待つ夜、レナード、シェルドン、ペニー、エイミーの4人がピクショナリーの対抗戦を繰り広げる場面が描かれています。
候補の単語を声に出しながら絞り込んでいくヒントの出し方から、「present」の聞き違いが生んだ切り返しまで、順番に見ていきます。
単語を絞り込んでいく、絵当てゲームのヒントの出し方
シェルドンが描き手、レナードが答え手を務めるチームと、ペニーが描き手、エイミーが答え手を務めるチームが、同時に絵を仕上げていくルールで対抗戦が進みます。
Amy: Uh, box? Uh, window?
(えっと、箱?ううん、窓?)Leonard: Batman. Batman and Robin. Uh, Wonder Twins plus the monkey. Wonder Twins plus the monkey and Batman.
(バットマン。バットマンとロビン。ええと、ワンダー・ツインズとサル。ワンダー・ツインズとサルとバットマン。)Amy: Uh, gift? Uh, Present!
(えっと、贈り物?あっ、プレゼント!)Penny: Present! Yeah!
(プレゼント!そうよ!)TBBT Season6 Episode4 (The Re-Entry Minimization)
Uh, 〜? Uh, 〜? という言い方は、思いついた単語を次々に口に出しながら候補を絞り込んでいく実況のスタイルです。日本語の「えっと、〜?ええと、〜?」に近く、考えながら話している様子がそのまま伝わってきます。ペニーとエイミーのチームは「box」「window」から「gift」「Present!」まで単語を絞り込み、スピーディーに正解へたどり着く一方、レナードは名前をいくつも挙げるものの正解に届かず、二つのチームのテンポの違いが見どころです。
聞き違いが生んだ言葉遊びと、効果的なヒントのコツ
正解が出た直後、レナードは納得がいかない様子で言い返します。
Leonard: In what universe is that a present?
(一体どういう理屈でそれがプレゼントになるんだよ?)Sheldon: It’s not a present, it’s the present. Look. There’s you and me. There’s Penny and Amy. We’re playing Pictionary. In the present.
(それは贈り物のプレゼントじゃない、”今”を意味するthe presentのことだ。見ろよ。ここに僕と君がいる。ここにペニーとエイミーがいる。僕らはピクショナリーをしている。今、まさにこの瞬間の話だ。)TBBT Season6 Episode4 (The Re-Entry Minimization)
In what universe is that 〜? は、相手の答えに全く納得できない時の切り返し方です。「どの宇宙でそれが〜になるんだ」という大げさな言い回しが、そのまま呆れの強さを物語っています。それに対するシェルドンの It’s not a present, it’s the present. は、同じ発音を持つ二つの単語を使い分けた言葉遊びです。自分の絵が四人でゲームをしている「今、この瞬間」を表していたと種明かしする場面で、聞き違いから生まれたオチが印象的です。
対抗戦はその後も続き、シェルドンが専門用語を並べて答えを外し続ける一方、ペニー側は「It’s a chocolate chip cookie.」とすぐに言い当てます。効果的なヒントの出し方について、シェルドンは自分の考えをこう語ります。
Sheldon: Hey, if you want someone to guess chocolate chip cookie, you draw a glass of milk next to it.
(いいか、チョコチップクッキーを当ててほしいなら、その隣にコップ一杯の牛乳を描くんだよ。)TBBT Season6 Episode4 (The Re-Entry Minimization)
if you want someone to guess 〜, you draw… は、相手に何かを当ててほしい時、関連するものを添えて連想させるヒントの出し方を説明する言い方です。単語そのものではなく、隣に置くものでイメージを補うという発想が伝わってきます。
まとめ|ヒントの出し方ひとつで、対抗戦のテンポが変わる
候補の単語を声に出しながら絞り込んでいく実況型の言い方、聞き違いから生まれた言葉遊び、そして連想を使ったヒントの出し方まで見てきました。単語を一つずつ挙げていく実況のリズムは、英語でゲームを楽しむ場面にもそのまま活きてきます。
掛け合いの一つひとつに、対抗戦ならではのテンポの良さが表れています。
このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。


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