「under the weather」の意味と使い方|『ビッグバン★セオリー』S06E04で学ぶ英会話

「under the weather」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

なんとなく体がだるくて本調子じゃない日に、「ちょっと具合が悪くて」とやんわり伝えたいこと、ありませんか。

そんなときにぴったりの「under the weather」を、『ビッグバン★セオリー』シーズン6第4話、宇宙から帰還したハワードがラージの家を訪ね、寝込んでいる妻の様子を説明するシーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「under the weather」の意味とニュアンス

under the weather
意味:体調が優れない、なんとなく具合が悪い

重い病気ではなく、「なんとなく本調子でない・少し具合が悪い」を婉曲に伝える定番のイディオムです。

直接 sick(病気だ)と言うよりも柔らかく、風邪気味・疲労・二日酔いなど、はっきりした病名のない不調を幅広くカバーします。feel under the weather、be under the weather の形で使われ、欠勤や欠席を伝えるとき、約束をやんわり断るときなどに重宝します。深刻さを感じさせず、相手に余計な心配をかけずに「今日はちょっと…」と伝えられるのがこの表現の便利なところです。ビジネスのメールでも日常会話でも使える、フォーマル度の幅が広いイディオムです。

【ここがポイント!】

  • 「under the weather」の核は、どんよりした天気の下で沈んでいるイメージ
  • 重い病気ではなく「なんとなく本調子でない」を婉曲に伝える表現
  • 欠勤連絡や約束を断るときに、深刻さを出さず使えるのがコツ

『ビッグバン★セオリー』S06E04のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

宇宙から帰還したものの、誰にも盛大に出迎えられず一人でラージの家を訪ねたハワード。妻バーナデットが寝込み、母が歯科医と関係を持っていた、という散々な事情を説明します。ここで under the weather と、前置詞 under を引っかけた言葉遊びが飛び出します。

Raj: Oh, uh, come in, come in. I didn’t think I was going to get to see you until tomorrow.
(あ、入って入って。明日まで会えないと思ってたよ。)

Howard: Yeah, well, Bernadette’s a little under the weather and my mom’s kind of under my dentist.
(ああ、それがさ、バーナデットがちょっと体調を崩しててね。で、母さんは歯医者の下、って感じなんだ。)

Raj: Wait, your mother is sleeping with your dentist?
(待って、君のお母さんが歯医者と寝てるの?)

The Big Bang Theory Season6 Episode4(The Re-Entry Minimization)

Amazon Prime Videoで見る ※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)

シーン解説と心理考察

英雄として帰還したはずが、妻には寝込まれ、母には呆れさせられ、というハワードの空回りがにじむ場面です。under the weather(体調不良)という穏当な婉曲表現と、その直後の under my dentist(歯医者の下=母の浮気相手)というきわどい言葉遊びの落差が、彼の道化的なキャラを際立たせています。

帰還後ずっと構ってもらえない寂しさを、ハワードは自虐とユーモアに変えて語っています。同じ under という前置詞を、穏やかな体調表現ときわどい冗談の両方に重ねる言葉遊びが、この一連のセリフに軽妙な温度を与えていると言えます。

『ビッグバン★セオリー』流・覚え方のコツ

どんよりと曇った空の「下(under)」で、傘も差さずにうつむき、なんだか元気の出ない自分を思い浮かべてみてください。重い空模様に押さえつけられているような、あの沈んだ感じが、そのまま「本調子でない・具合が悪い」につながります。

このシーンでは、ハワードが妻の体調を under the weather と言い、すぐ後に母を under my dentist と言って、同じ under で遊んでみせます。「under = ~の下で押さえつけられている」というイメージを軸に、二つの under を並べて覚えておくと、婉曲表現としての成り立ちが頭に残りやすくなります。

このエピソードの他のフレーズ

例文で覚える「under the weather」

体調不良を、深刻さを出さずにやんわり伝えるのがこのフレーズの持ち味です。場面の違う3つの例文で見ていきましょう。

I’m feeling a bit under the weather, so I’ll stay home today.
(ちょっと体調が優れないので、今日は家にいます。)
欠勤・欠席を伝える場面です。病名を出さずに「今日は休みます」とやわらかく伝えられます。

She’s been under the weather all week with a nasty cold.
(彼女はひどい風邪で一週間ずっと体調を崩している。)
人の様子を伝える場面です。be動詞と組み合わせて、継続している不調も表せます。

A: Are you coming to the party tonight?
B: Sorry, I can’t make it. I’m a little under the weather.
(A:今夜のパーティー、来る?)
(B:ごめん、行けそうにないんだ。ちょっと具合が悪くてさ。)
誘いを断る会話です。角を立てずに約束を辞退したいときに、やわらかい口実として使えます。

あわせて覚えたい関連表現

feel off
(なんだか調子が悪い)
off が「正常からズレている」感覚を表します。under the weather と近いものの、体調だけでなく気分や調子全般の「いつもと違う」にも使える点が異なります。

not oneself
(いつもの自分ではない)
体調や気分が優れず「自分らしくない」状態を指します。under the weather が体調寄りなのに対し、心身両面の不調をぼかして伝えられる表現です。

come down with (a cold)
(風邪などにかかる)
具体的な病名を伴って「~にかかる」と発症を表します。under the weather が病名をぼかした「なんとなく不調」なのに対し、come down with ははっきり症状が出た段階を指す、対になる表現です。

Note|航海由来とされる under the weather の成り立ち

ハワードが妻の体調を under the weather と表すこのフレーズには、海にまつわる語源説が知られています。

under the weather の由来として広く語られるのが、帆船時代の航海にさかのぼる説です。荒天で船が激しく揺れると、船酔いや体調不良になった船員が、波風を避けて甲板の下(つまり天候=weather のさらに下)へ降ろされた、という情景が語源とされています。甲板の上で天候にさらされる(over the weather)のではなく、その下に身を置く=具合が悪い、という対比がこの表現を生んだ、という説明です。ただし、この航海由来説は俗説の可能性も指摘されており、確実な裏付けがあるわけではありません。語源が一つに定まらない表現は珍しくなく、under the weather もそうしたイディオムの一つです。とはいえ、「天候の下に押し込められて、すぐれない」というイメージは、現代の「なんとなく体調が悪い」という意味と自然に重なります。

語源の真偽はさておき、「天気の下=本調子でない」という感覚をつかんでおくと、under the weather という表現が持つ、あの少し沈んだニュアンスが記憶に残りやすくなります。

天候と体調を結びつける感覚は、言葉を超えて分かる気がします。

まとめ|ハワードの言葉遊びから学ぶ「under the weather」

under the weather は、重い病気ではなく「なんとなく本調子でない・少し具合が悪い」を婉曲に伝える定番のイディオムです。直接 sick と言うより柔らかく、幅広い不調をカバーします。

この表現を知っておくと、欠勤の連絡や、約束をやんわり断る場面で、相手に余計な心配をかけずに体調を伝えられます。feel off や come down with との違いも押さえておくと、不調の表現を細やかに使い分けられます。

同じ under で言葉遊びをするハワードのセリフを思い出しながら、体調をやわらかく伝える言葉として、表現の引き出しに加えてみてください。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)


このエピソードの他のフレーズ

おすすめ記事
日常英会話を学びたい方におすすめの海外ドラマはこちら
「under the weather」のような、日常で使いやすい英語表現をもっと学びたい方におすすめです。
日常英会話が学べる海外ドラマを見る

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次