海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン5 第16話に登場する、バーナデットの父に直接話をしに行くと申し出たハワードに対し、バーナデットが事前に注意点を伝えるやり取りです。物騒な事実を軽い言い回しで和らげる言い方と、相手の様子の見分け方を伝える言い方を追います。
気になる相手に向き合う前の、ちょっとした心構えの伝え方を見ていきます。
「Why don’t I talk to your dad, man-to-man?」自分から話をつけに行くと申し出る言い方
車の中で、ハワードはバーナデットに歩み寄る姿勢を見せます。
Bernadette: Are you mad at me?
(私に怒ってる?)Howard: No. I’m not mad at you. I just wish you would have come to me, so I didn’t have to hear it through the nerd-vine.
(いや。怒ってなんかいないよ。ただ、噂で耳にすることにならないよう、君の口から直接聞きたかっただけさ。)TBBT Season5 Episode16 (The Vacation Solution)
I just wish you would have come to me. は、責めるのではなく、直接伝えてほしかったという気持ちをやわらかく表す言い方です。
このあとハワードは、自分から動く姿勢を示します。
Howard: Why don’t I talk to your dad, man-to-man?
(君のお父さんと、男同士で話してみようか?)Bernadette: Really? Oh, that’d be so great.
(本当に? ああ、それは本当に助かるわ。)Howard: Done.
(決まりだ。)TBBT Season5 Episode16 (The Vacation Solution)
Why don’t I …? は、提案というより自分から動くと申し出る、前向きな一言です。man-to-man を添えることで、対等な立場で話すという姿勢が伝わってきます。Done. のように短い一語で決定事項にする返し方も見どころです。
「It’s more of a fashion statement.」物騒な事実を和らげて伝える言い方
いざ会いに行くとなると、バーナデットは事前に伝えておきたいことがあると切り出します。
Bernadette: I should probably give you a heads-up about a couple of things. Even though he’s retired from the police force, he still carries his gun. But don’t worry, he won’t shoot it. It’s more of a fashion statement.
(いくつか、事前に伝えておいた方がいいと思うの。警察は退職しているけど、今も銃を持ち歩いているのよ。でも心配しないで、撃つことはないから。あれはもう、ファッションみたいなものなの。)TBBT Season5 Episode16 (The Vacation Solution)
give someone a heads-up about a couple of things は、これから会う相手について前もって伝えておく、という前置きの型です。It’s more of a fashion statement. のように、物騒な事実をあえて軽い言い方に言い換える表現は、深刻に受け取らせないための和らげ方と言えます。
バーナデットはさらに、相手の様子の見分け方を付け加えます。
Bernadette: So the thing to watch for, if he’s shouting at you, you’re okay, but if he starts to get real quiet, leave as quickly as you can without making eye contact. Not in a straight line, throw some zigs and zigs in there.
(だから注意すべきなのは、大声で怒鳴ってくるならまだ平気ってこと。でも急に静かになったら、目を合わさずにできるだけ早く離れて。まっすぐじゃなくて、ジグザグに動くのよ。)TBBT Season5 Episode16 (The Vacation Solution)
the thing to watch for に続けて具体的なサインを並べる言い方は、心配事を実況するように伝える型です。劇中ならではの大げさな例えを交えながら、注意点を一気に列挙している場面と言えます。
まとめ|物騒な話題も、軽い言葉で伝えられる
Why don’t I …? / man-to-man、give someone a heads-up about a couple of things、It’s more of a fashion statement.、the thing to watch for。自分から話をつけに行くと申し出る言い方から、物騒な事実を軽い言い回しで和らげて伝える言い方まで見てきました。深刻になりがちな話題も、言葉の選び方ひとつで受け止めやすくなる、という型が見えてきます。
次回も『ビッグバン★セオリー』の会話を通して、英語表現の型を見ていきましょう。
同じエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。


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