海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、BONES シーズン3 第12話「The Baby in the Bough」の車内で交わされる、お金にまつわる軽妙なやり取りです。ブレナンが会計士から勧められた話をきっかけに、”loaded”という一語からお金持ちの度合いを測る会話が始まります。
フォーマルな数字の言い方ではなく、口語でさらりと大金を表す言い回しが連発される場面です。エピソードの結末で形を変えて戻ってくる表現にも注目しながら見ていきましょう。
「loaded」から始まる、お金持ち度を測る会話
事件現場に向かう車内、ブレナンはふと会計士から勧められた話を切り出します。
Brennan: No. My accountant wants me to set up a tax shelter there.
(いいえ。会計士に、あちらで租税回避地を作るよう勧められているの。)Booth: Tax shelter?! Exactly how loaded are you?
(租税回避地だって?一体お前、どれだけ金持ちなんだよ?)BONES Season3 Episode12 (The Baby in the Bough)
tax shelterは、税負担を軽くするための資産の預け先を指す言葉です。ブースが思わず口にしたloadedは、フォーマルな場ではまず使わない、「金持ちである」を意味するくだけた言い回しです。ブレナンは気分を害しながらも、こう切り返します。
Brennan: That is an offensive way to phrase the question. Quite loaded. I’m betting on a seven figure advance for my next book.
(その聞き方は失礼だわ。かなりのお金持ちよ。次の本の前払い金は7桁になる見込みなの。)Booth: Seven figures. Wow. With-without the decimal point?
(7桁か。すごいな。小数点は……付いてる方か、付いてない方か?)BONES Season3 Episode12 (The Baby in the Bough)
seven figuresは、100万から999万9999までの7桁の金額を指し、日本語の「億単位」に近い感覚で使われる言い回しです。ブースの軽口は、7桁といっても小数点の位置次第で桁が大きく変わる、という数字遊びになっています。
終盤に呼応する「cost a fortune」
物語の終盤、ブレナンが私費を投じてある計画を進めていることを知ったブースは、思わずこう漏らします。
Booth: Wow. That is going to cost a fortune.
(うわ、それは大金がかかりそうだな。)BONES Season3 Episode12 (The Baby in the Bough)
cost a fortuneは「大金がかかる」という意味の定番表現です。fortuneという単語自体は運や幸運という意味でも使われますが、ここでは「莫大な金額」を指しています。冒頭で「loadedかどうか」を尋ねていたブースが、終盤では逆に大金の使いみちに驚く側に回っている構図が、エピソード全体を通したお金にまつわる会話の締めくくりになっています。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| loaded | (口語で)お金持ちである |
| tax shelter | 税負担を軽くするための資産の預け先 |
| seven figures | 7桁の金額(日本語の「億単位」に近い言い方) |
| cost a fortune | 大金がかかる |
まとめ|フォーマルではない場面で使われるお金の言い回し
“loaded”や”tax shelter”、”seven figures”、”cost a fortune”――どれも数字を厳密に言わずに大金を表せる、くだけた場面向きの言い回しです。冒頭の軽口が終盤で形を変えて戻ってくる構成も、あわせて楽しめるところです。
次回も『BONES』の会話から、教科書には載りにくい言い回しを探していきましょう。
同じエピソードの他のコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、場面全体の英語がより立体的に見えてきます。


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