海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、BONES シーズン3 第13話「The Verdict in the Story」で、奇妙な白骨死体が見つかった事件現場に到着したブースが、詳しい状況を明かす前にブレナンの反応をあらかじめ煽ってから、驚きの種明かしをしていく場面です。
話す前に相手の期待をふくらませておく前置き表現と、驚かされても動じずに淡々と返すブレナンとの対照的な掛け合いを見ていきましょう。
「You are not going to believe this one.」で身構えさせる
事件現場に到着したブースとブレナンは、奇妙な白骨死体を前にします。詳しい姿を見せる前に、ブースはこう切り出します。
Booth: Bones, you are not going to believe this one.
(ボーンズ、今回のはお前も信じられないと思うぞ。)
Brennan: Well, you said that about the guy who was stuffed inside a huge truck tire. I believed that.
(でも、大きなトラックのタイヤに押し込まれてた男の時も同じこと言ってたじゃない。あれは普通に信じられたけど。)BONES Season3 Episode13 (The Verdict in the Story)
you are not going to believe this oneは、具体的な内容を明かす前に相手の期待をふくらませておく前置き表現です。「これから話すことは信じがたいものだ」と予告することで、聞き手の関心を一気に引きつける効果があります。一方のブレナンは、過去の事件を引き合いに出しながらI believed that.とあっさり返します。驚きを見せずに事実として淡々と受け止めるこの相槌には、物事を文字通りに捉えるブレナンらしさが表れています。
「a whole new level of weird」で驚きの度合いを一段跳ね上げる
カメラが引くと、手足を後ろ手に縛られレンガの山に横たわる骨だけの遺体が姿を現します。ブースは得意げに言葉を続けます。
Booth: Yeah, that was a good one. This is a whole new level of weird.
(ああ、あれもかなりのもんだったけどな。これはまた次元が違う奇妙さだぞ。)
Brennan: Whoa. I don’t believe it.
(うわ。これは信じられない。)
Booth: Mhm. What did I tell ya?
(だろ? 言った通りだろ?)BONES Season3 Episode13 (The Verdict in the Story)
a whole new level of weirdは、「これまでとは次元が違う◯◯さ」と程度の高まりを強調する誇張表現です。a whole new level of ~という型に別の形容詞を入れれば、a whole new level of chaos(まるで次元の違う大混乱)のように応用できます。ブレナンが素直に驚きを見せると、ブースはWhat did I tell ya?と返します。これは「言った通りだろ?」と自分の予告が的中したことを誇る決まり文句です。
困惑した様子のブレナンが理由を尋ねると、ブースはあっけらかんとこう種明かしをします。
Booth: Well, it rotted away. You know, with the meaty parts.
(ああ、腐って無くなったんだよ。柔らかい部分と一緒にな。)BONES Season3 Episode13 (The Verdict in the Story)
深刻な内容を軽い調子で説明してしまうこの言い方にも、飄々としたブースらしさが見て取れます。
| 表現 | ニュアンス |
|---|---|
| You are not going to believe this. | 話す前に相手の期待を煽る前置き |
| a whole new level of weird | 程度が一段跳ね上がったことの強調 |
| What did I tell ya? | 「言った通りだろ」という勝ち誇り |
| I believed that. | 驚きを見せずに淡々と受け止める相槌 |
まとめ|期待を煽ってから明かす英語の間合い
you are not going to believe this oneからa whole new level of weirdまで、ブースの言い回しには、話す前に相手の関心を引きつけておく間合いの取り方が表れています。What did I tell ya?やI believed that.といった短い相槌も、驚きの度合いを言葉でどう表現するかを考えるヒントになります。
次回も『BONES』の掛け合いと一緒に、英語表現を見ていきましょう。
このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。


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