『ホワイトカラー』S03E01 で英語学習|あらすじ&厳選フレーズ10選

『White Collar』シーズン3 エピソードまとめ
EPISODE GUIDE
White Collar
Season 3 Episode 1

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。『ホワイトカラー』シーズン3開幕回では、ナチス収奪美術品の焼け残りをめぐってピーターが不審の目を強める一方、ニールとモジーは表向きの捜査協力の裏で自分たちの思惑を静かに進めます。誰もが何かを抱えたまま平静を装うこの回では、慎重に整えられた言葉づかいと、そこからふと漏れ出す本音との落差に注目です。

目次

あらすじ(ネタバレなし)

『ホワイトカラー』シーズン3第1話では、前シーズンの事件で焼け残ったとみられるナチス収奪美術品の欠片から、ピーターが新たな不審を抱き始める。並行して、巨額の連邦準備銀行強奪事件で国外逃亡中のデイヴィッド・ローレンスの足取りを追う捜査に、ニールが協力を求められる。ニールとモジーは表向き捜査に手を貸しながら、水面下では自分たちの計画も静かに進めていく。妻エリザベスにも密かに協力を頼むピーターの動きが重なり、それぞれの思惑が交錯していく。シーズン3の幕開けとなる『ホワイトカラー』S03E01は、捜査とその裏側が同時に動き出す一話だ。

このエピソードで学べる英語フレーズ

1. cost a fortune

大金がかかる、ひと財産かかるという意味です。

Neal: I mean, the baggage fees alone would’ve cost a fortune.
(いや、荷物代だけでもひと財産かかっただろうね。)

強奪した6,000万ドルを置いて逃げたローレンスについて、荷造りの心配という日常的な理由に置き換えてニールが軽口を叩く場面です。深刻な事件をあえて生活感のある話題に変換するところに、ニールらしい余裕がのぞきます。

2. breathe down someone’s neck

~にぴったり張り付いて監視する、~にプレッシャーをかけ続けるという意味です。

Neal: He’s breathing down my neck.
(奴に首根っこを押さえつけられてる気分だよ。)

ピーターが単なる勘ではなく何かをつかんでいると、ニールがモジーに不安を漏らす場面です。首筋にかかる息のような圧を、そのまま短い一言に閉じ込めています。

詳しく読む

3. be in no position to

~する立場にない、~するわけにはいかないという意味です。

David Lawrence: Well, I’m in no position to argue.
(まあ、こっちに反論する余地はないな。)

盗んだ大金の国外持ち出しを頼んだ相手に報酬の値上げを切り返され、ローレンスが渋々折れる場面です。argueという単語を使いながらも、実際には議論する気力すら残っていない立場が言葉ににじみます。

詳しく読む

4. get far

(物事が)うまく進む、たいして進展しないという意味です。

Neal: If he’s got a card he hasn’t played yet, we’re not gonna get far.
(奴がまだ切ってないカードを持ってるなら、こっちはたいして進めない。)

ピーターが何か隠し球を持っているならと、ニールが不安を口にする場面です。cardという比喩に、相手の手の内を読み切れない焦りが表れています。

詳しく読む

5. come on in

どうぞ中へお入りくださいという意味です。

Elizabeth: Come on in.
(どうぞ、入って。)

ピーター不在の自宅を訪ねてきたニールを、エリザベスが迎え入れる場面です。短い招き入れの言葉のすぐあとに、夫の知らないところで交わされる会話が始まります。

詳しく読む

6. on the record

公式な記録に残る形で、公にした状態でという意味です。

Neal: He doesn’t want it on the record.
(奴はこれを公式な記録には残したくないんだ。)

ピーターがFBIを正式に動かさず内密に絵を調べさせている理由を、ニールがモジーに推理して聞かせる場面です。表向きの捜査手続きと、個人的な事情を切り分けて考える視点が表れています。

7. look the other way

見て見ぬふりをする、黙認するという意味です。

Neal: Step two, my inside man at the gate, Mr. Ryan in Customs, looks the other way while we transport you and your cargo to the vessel.
(第二段階、税関のゲートにいる俺の内通者、ライアン氏が見て見ぬふりをしている間に、あんたと荷物を船まで運ぶ。)

偽名ギャリーとして立ち回るニールが、現金と本人を国外へ運び出す計画をローレンスに説明する場面です。表向きの手続きの裏で誰かが目をつぶっている、という段取りの核心を淡々と語っています。

8. get something all over oneself

(液体などを)体中にこぼす、まみれになるという意味です。

Cindy: I got it all over me.
(もう、体中にかかっちゃった。)

警備員の立つ建物の入口で気をそらすため、シンディがわざと液体をこぼして服を汚してみせる場面です。何気ない失敗を装う口ぶりに、計算ずくの演技であることは一切にじませません。

詳しく読む

9. be all over someone

(人に)絶えず付きまとう、集中的に追及されるという意味です。

David Lawrence: They were all over me.
(奴らは俺にべったり張り付いていた。)

強奪直後、FBIに口座や親族まで徹底的にマークされたと、ローレンスが自らの逃亡劇をニールに語る場面です。平静を装いながらも、当時の追い詰められた記憶がにじみます。

10. picture something in one’s head

頭の中で思い描く、イメージするという意味です。

David Lawrence: You know how many times I pictured this in my head?
(これを何度頭の中で思い描いたか、わかるか?)

ついに手にした6,000万ドルを前に、ローレンスが積み重ねてきた想像を漏らす場面です。冷静に交渉を進めてきた男が、初めて本音をのぞかせる瞬間でもあります。

このエピソードの英語学習ポイント

ピーターが多くを語らない一方で、ニールは「He’s breathing down my neck.」と圧力そのものを言葉にし、「He doesn’t want it on the record.」と踏み込んだ結論まで口にします。ただし、この推理は勘だけによるものではありません。ニールは自らエリザベス宅を訪ね、直接顔を合わせて探りを入れますが、戻ってきたニールにモジーが「And you’re sure Mrs. Suit was intentionally hiding it from you?」と確認すると、ニールは「Yes.」と認め、「いつかは夫を選ぶと分かっていた」と続けます。本人に直接ぶつかっても情報は伏せられる、というこの手応えが推理の土台になっており、のちにモジーがエリザベスを尾行して旧上司との会話を電話で伝えてきたことによって、この読みは裏づけられます。

一方、ローレンスの英語には計算の効かない漏れがそのまま表れます。「Every morning, I’d check the news, waiting to hear the report.」と、逃亡中に金のことばかり考えていた日々を語り、ついに手にした瞬間には「You know how many times I pictured this in my head?」と本音を漏らします。本人にぶつかって反応から読み取るニールたちの意図した推理と、抑えきれずにあふれ出るローレンスの本物の漏れ。同じ「隠しごとが漏れる」という現象でも、誰の意思が働いているかで言葉の温度がまるで違って響きます。台詞の合間の間や語尾の緩み方に注目しながら見返すと、誰が情報を操作し、誰が本音を隠しきれずにいるのかという対比が浮かび上がる回です。

キャラクター別|英語の特徴

ニール|直接ぶつかって得た手応えで相手の胸の内を言い当てる話し方

シーズン3開幕回のニールは、ピーターの沈黙をそのままにしておけません。台本では、ニールの発話として「He’s breathing down my neck.」で自らへの圧力を認めたすぐあとに、「If he’s got a card he hasn’t played yet, we’re not gonna get far.」とモジーに焦りを漏らし、さらに「He doesn’t want it on the record.」と、確たる証拠もないままピーターの本音を言い当ててしまいます。この推理は純粋な洞察力だけによるものではなく、ニール自らエリザベス宅を訪ねて探りを入れ、モジーの「And you’re sure Mrs. Suit was intentionally hiding it from you?」という確認に「Yes.」と答えたとおり、直接会っても情報を伏せられたという手応えに支えられています。追及される側でありながら、追及する側の意図まで読もうとし、しかもその読みの裏には本人に直接ぶつかって得た手応えがあります。この二重の姿勢に、ニールらしい器用さが表れています。

モジーが「We’re gonna have to steal it.」と焦って絵を奪おうとした際も、ニールは「Let them run the tests. We’ll swap it out.」と、あえて時間をかけて安全に事を運ぶ道を選びます。相手が沈黙する理由を読み切る鋭さと、自分が疑われないための段取りを冷静に組み立てる慎重さ。この二つが同居しているところに、ニールらしいバランス感覚が表れています。

ピーター|身内には隠さず、組織の手続きだけを迂回する話し方

ピーターの英語は、この回を通じて終始短く機能的です。台本では、ピーターの発話として「Diana, I want a team at the harbor.」のように部下への指示は数語で完結し、家では「You could call in a favor?」とエリザベスに率直な頼み事を切り出します。一方で「I can’t involve the bureau — not yet.」と、正式な捜査手続きだけは慎重に避けようとする姿勢も見せます。組織の手続きは迂回しても、身内であるエリザベスには隠し立てせず頼みごとをします。誰に対しては言葉を選び、誰に対しては選ばないかの線引きが、ピーターの話し方から読み取れます。

ニールから船を使った資金移送の案を聞いた場面でも、ピーターは長々と検討する素振りを見せず「Sold.」の一言で即断し、そのまま「Diana, I want a team at the harbor.」と次の指示に移ります。納得すれば即決し、決めたことは短く伝えます。この切り替えの速さもまた、ピーターの英語に一貫する特徴です。

モジー|大仰な比喩の裏で油断なく観察する話し方

燃えずに残った絵を見たモジーは、台本の発話として「Oh, sweet Elvis Costello!」と独特の言い回しで驚きを表し、「Flame is a fickle mistress.」と気取った比喩まで添えます。この場面より前には、ニールがエリザベス宅から戻った直後の場面で「And you’re sure Mrs. Suit was intentionally hiding it from you?」と、エリザベスの言動を疑いの目で確認する一言も口にしており、離れた場面のどちらでも油断のない観察眼が顔をのぞかせます。派手な比喩で場を和ませながら、その裏では情報の出所を確かめています。知的で芝居がかった語り口の奥に、モジーらしい用心深さが潜んでいます。

興奮のまま「We’re gonna have to steal it.」と性急な提案を口にするところにも、モジーらしい直情径行さがのぞきます。ニールに「Peter will suspect me.」と却下されると、すぐに「Risky but not impossible.」と持ち前の理屈で場を仕切り直す切り替えの早さも、このキャラクターらしい一面です。

関連コラム記事

このエピソードの関連コラムは準備中です。

このエピソードが見られる配信サービス

配信状況は時期や地域によって変わるため、最新の案内は表示される情報を確認してください。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)

前後のエピソード

この回の前後にあるエピソードへ移動し、同じ人物の表現が別の場面でどう変わるかも確認できます。

シーズンまとめはこちら

『ホワイトカラー』シーズン3の全体像と各話の学習ポイントは、シーズンまとめで一覧できます。

シーズン3まとめはこちら
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次