『ホワイトカラー』S05E12 で英語学習|あらすじ&厳選フレーズ10選

『White Collar』シーズン5 エピソードまとめ
EPISODE GUIDE
White Collar
Season 5 Episode 12

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。『ホワイトカラー』シーズン5第12話は、新天地への旅立ちを控えたピーターが次々と結論を短く言い切っていく一方で、ニールやレベッカが理屈を重ねて相手を説き伏せようとする回です。権限を持つ側が言い切る言葉と、自由や信頼を求める側が筋道を示す言葉、その言い回しの違いに注目すると、この回ならではの駆け引きが見えてきます。

目次

あらすじ(ネタバレなし)

『ホワイトカラー』シーズン5第12話では、ワシントンD.C.への異動を控えたピーターのもとに、拘置中のレベッカが起こした事件の余波が押し寄せる。産休から復帰したダイアナは、ある人物になりすましてFBIの捜査に加わることになり、慣れない現場でも自分のペースを崩さない。並行してニールは、自由を得るための思わぬ交渉をピーターに持ちかけ、これまでの関係を踏まえた駆け引きが始まる。拘置施設にいるはずのレベッカが不審な行動を見せ始め、事態は次第に緊迫の度合いを増していく。『ホワイトカラー』S05E12のあらすじを追うときは、決断を下す側と交渉を仕掛ける側、それぞれの言葉選びを追いかけると、緊迫の背景がより具体的につかめてくる。

このエピソードで学べる英語フレーズ

1. rub elbows with someone

~と交流する、~と付き合うという意味です。

Neal: That experience with bloodsuckers will come in handy when you start rubbing elbows with congressmen.
(吸血鬼との経験は、これから議員たちと付き合っていくときにきっと役立つよ。)

ワシントンD.C.への異動を語るピーターに、蚊への耐性が議員付き合いにも生きるはずだとニールがからかう場面です。深刻になりがちな異動の話題を軽口で和らげようとする言い方に、ニールらしい距離の詰め方が表れています。

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2. bag and tag

(証拠品を)袋詰めしてラベルを貼る、証拠処理をするという意味です。

Peter: You know, on my very first case, Hughes had me bag and tag all the evidence myself.
(俺の最初の担当事件では、ヒューズに証拠を全部自分で袋詰めしてラベルを貼らされたんだ。)

起訴が決まり証拠品を運び出す段になり、新人を集めて任せてはどうかと持ちかけられたピーターが、自分の駆け出し時代を持ち出して申し出を断る場面です。かつて上司に叩き込まれた地道な作業を、異動を控えた最後の事件でも自ら引き受けようとする姿勢が表れています。

3. have someone in mind

(適任の)~に心当たりがあるという意味です。

Neal: You have someone good in mind?
(いい人材に心当たりはあるのか?)

レベッカになりすまして依頼人と会う潜入捜査の話になり、自分では代われないと冗談で返したニールが、適任者の当てを尋ねる場面です。役柄の都合を軽口でかわしたうえで人選をピーターに委ねる言い方に、現実的な線引きの早さが見えてきます。

4. have a deal

取引が成立する、話がまとまるという意味です。

Peter: Looks like we have a deal.
(取引成立のようだな。)

電話越しに条件を出し合っていたレベッカとの交渉がまとまったのを見届け、ピーターが短く結論だけを口にする場面です。細かい経緯には触れず結果だけを告げる言い方に、感情を挟まず淡々と事を進めるピーターの姿勢が表れています。

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5. call an audible

その場で作戦を変更する、臨機応変に対応するという意味です。

Peter: Diana called an audible.
(ダイアナが臨機応変に動いた。)

拘置施設で面会中のニールに、ダイアナが尾行の途中で予定を外れて単独行動に出たことをピーターが手短に伝える場面です。詳しい説明を省いて結論だけを簡潔に共有する言い方に、限られた面会時間の中で要点だけを伝えようとする様子がうかがえます。

6. sniff out

~を嗅ぎつける、~を見抜くという意味です。

Rebecca: And besides, lovers are experts at sniffing out one another’s deceptions.
(それに、恋人同士というのはお互いの嘘を見抜き合うのが得意なものよ。)

互いに正直に答え合おうと持ちかけたレベッカが、恋人なら嘘は見抜けるはずだと理屈を付け加える場面です。「恋人同士だから」という一般論を持ち出して自分の要求を正当化する言い方に、駆け引き上手なレベッカの語り口が表れています。

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7. play nice

仲良くする、穏便にやるという意味です。

Peter: Play nice, you two.
(ふたりとも、仲良くやれよ。)

産休から復帰したダイアナとニールを組ませることになり、ピーターが軽口交じりに釘を刺す場面です。台本では同じ一言を重ねて念を押しており、真剣な注意というより気安い冗談として送り出す上司らしい距離感が出ています。

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8. make a call

(責任を持って)判断を下す、決断するという意味です。

Diana: I made a call.
(私が判断しました。)

令状を待たずに動いた判断を、指揮を任せた立場のピーターから咎められたダイアナが、責任は自分にあると言い切る場面です。経緯を細かく弁明するより先に、自分の決断そのものを引き受けようとする言い方が表れています。

9. get to the bottom of something

~の真相を突き止めるという意味です。

Peter: You and me, we’re gonna get to the bottom of this.
(あなたと私とで、これの真相を突き止めましょう。)

拘置中のはずのレベッカが携帯電話を使えた経緯について、ピーターが施設の責任者に詰め寄る場面です。「あなたと私とで」と相手を巻き込む言い方に、有耶無耶にはさせないというピーターの構えが表れています。

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10. not lost on someone

~にもよく分かっている、~も承知しているという意味です。

Neal: It was never lost on me that the actions I took were sanctioned by the FBI.
(自分が取ってきた行動がFBIの許しの上に成り立っていたことは、自分でもよく分かっていた。)

これまでの数々の逸脱を振り返るピーターに対し、ニールがその自覚は自分にもあったと打ち明ける場面です。分かっていなかったわけではないという婉曲な言い方に、素直に認めるのとは違う形で本音をにじませるニールらしさが出ています。

このエピソードの英語学習ポイント

ニールが自由を求めてピーターに交渉を持ちかける場面で、ニールはIt’s because you’re my supervising officer. I’m asking you to do what’s right.と切り出します。「頼んでいるだけだ」という体裁を保ちながら、保護観察官という相手の立場を確認した上で「正しいこと」という価値基準に判断を委ねるこの言い方には、感情に訴えるのではなく筋道を示して説得しようとする姿勢が表れています。これに対しピーターは、レベッカとの交渉がまとまった場面でLooks like we have a deal.と、経緯には触れず結果だけを短く告げます。同じ「取引」を扱っていても、理由を並べて相手を動かそうとするニールの言葉と、結論だけを言い切るピーターの言葉には、はっきりとした温度差があります。

この対比は、権限を持つ側の言葉遣いにも通じています。産休から復帰したばかりのダイアナは、令状を待たずに動いた判断を咎められてもYou put me in charge. I made a call.と、言い訳を重ねずに責任の所在だけを言い切ります。ピーターがYou and me…we’re gonna get to the bottom of this.と施設の責任者に迫る場面でも同様に、状況を丁寧に説明するより先に、次にすべきことだけを短く提示しています。理由を積み重ねて相手を動かそうとする側と、権限のもとで結論から先に言い切る側、そのやり取りの積み重ねを意識しながら見返すと、この回の会話劇がより具体的に見えてきます。

キャラクター別|英語の特徴

ニール|筋道を示して相手を動かそうとする話し方

ワシントンD.C.への異動が決まったピーターに、ニールは自由を得るための交渉を持ちかけます。It’s because you’re my supervising officer. I’m asking you to do what’s right.と切り出す言い方には、命令や要求ではなく「頼んでいるだけだ」という体裁を保ちながら、相手の立場そのものを持ち出して判断を迫る、筋道立った説得の姿勢が表れています。感情に訴えるのではなく、保護観察官という関係性を確認した上で「正しいこと」という価値基準に相手を引き込もうとする言い回しです。

この交渉の姿勢は、事件の終盤でも変わりません。これまでの数々の逸脱を振り返るピーターに対し、ニールはIt was never lost on me that the actions I took were sanctioned by the FBI.と応じます。素直に認めるのではなく、気づかずにいたわけではなかったという婉曲な言い回しを選ぶところに、都合の悪いことも正面から否定はしないという、ニールなりの誠実さの示し方が透けて見えます。

ピーター|結論だけを短く言い切る話し方

レベッカとの交渉がまとまった場面で、ピーターはLooks like we have a deal.と一言だけ口にします。条件のやり取りがどう決着したのか経緯には触れず、結果だけを端的に告げるこの言い方に、感情を挟まず淡々と物事を進めるピーターらしさが表れています。

この傾向は、拘置中のレベッカが携帯電話を使えた経緯を施設の責任者に問いただす場面でも変わりません。ピーターはYou and me…we’re gonna get to the bottom of this.と、相手を名指しで巻き込みながら次にすべきことだけを短く言い切ります。異動を控えて感傷に浸る余地がありそうな回でも、状況を丁寧に説明するより先に結論と行動を口にする話し方に、指揮官としての一貫した姿勢が見て取れます。

ダイアナ|自分の判断を言い訳せずに引き受ける話し方

産休から復帰したばかりのダイアナは、令状を待たずに踏み切った判断をピーターに咎められても、You put me in charge. I made a call.と、責任の所在だけを短く言い切ります。指揮を任せたのはそちらだという前置きに続けて自分で判断したと結論を添えるこの言い方には、経緯を細かく弁明するより先に、自分の決断そのものを引き受けようとする姿勢が表れています。

この姿勢は、潜入捜査を前にニールから軽口を向けられた場面にも通じています。母親になって肝が据わったのではと軽口を向けられたダイアナは、I was always a badass.と即座に返します。過去形ではなく、もともとそうだったと言い切るこの返しに、ブランクを言い訳にしない歯切れの良さが表れています。

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