『ホワイトカラー』S05E13 で英語学習|あらすじ&厳選フレーズ10選

『White Collar』シーズン5 エピソードまとめ
EPISODE GUIDE
White Collar
Season 5 Episode 13

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。『ホワイトカラー』シーズン5最終話は、危機が迫るたびに意志を短く言い切る話し方と、モジーが歴史の逸話を引いて状況を大仰に語る話し方が入り混じる回です。同じ緊迫した場面でも言葉の選び方がまったく違う、そんな組み合わせに目を向けると、シーズンを締めくくるこの回ならではの空気がより具体的につかめてきます。

目次

あらすじ(ネタバレなし)

『ホワイトカラー』シーズン5最終話では、拘置施設を脱走したレベッカの行方を追うFBIとニールたちが、モジーの身に起きた思いがけない事態をきっかけに緊迫した攻防に突入する。ホープダイヤモンドの双子を巡る謎は最終局面を迎え、手がかりを求めてニールたちは古い要塞の中を探し回ることになる。並行してピーターの新天地への旅立ちを巡る展開も動きを見せ、それぞれの選択がこの先を左右していく。『ホワイトカラー』S05E13の展開を追うときは、危機の場面でどんな言葉が選ばれているか、その違いに耳を澄ませると、シーズンの締めくくりならではの緊張感がつかめてくる。

このエピソードで学べる英語フレーズ

1. have a go bag

非常用の荷物(すぐ逃げ出せるよう準備した鞄)を持っているという意味です。

Neal: Every professional has a go bag.
(プロなら誰でも、すぐ逃げ出せるよう荷物を用意しているものだ。)

逃亡を続けるレベッカの次の手をピーターと推理するニールが、プロの犯罪者なら必ず非常用の荷物を準備しているはずだと語る場面です。「プロなら誰でも」と一般化する言い方に、相手の行動パターンを職業的な視点で読み解こうとするニールらしさが表れています。

2. do one’s own dirty work

自分の手を汚す、自ら汚れ仕事をするという意味です。

Neal: So now you can’t even do your own dirty work?
(それで、自分の手さえ汚せなくなったのか?)

モジーを毒で脅す手口に出たレベッカに対し、電話越しのニールが皮肉交じりに言い返す場面です。相手のやり口を疑問形でなぞり返すこの言い方に、脅しに屈せず挑発し返すニールの強気な姿勢が表れています。

3. here we go

さあ始めよう、いよいよだという意味です。

Jones: Here we go.
(いよいよだ。)

毒物の入手経路を洗うため、ジョーンズがNYPDの記録の検索に取りかかる場面です。短い一言で気持ちを切り替えるこの言い方に、すぐ作業に入るジョーンズの実務家らしさが表れています。

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4. come too far

(引き返せないほど)ここまで来ている、後戻りできないところまで来ているという意味です。

Mozzie: We’ve come too far.
(ここまで来て引き返せるか。)

要塞の中で手がかりが見つからず焦るニールたちに、モジーが発破をかける場面です。「ここまで来た」という一言で後戻りを許さない空気を作るところに、仲間を鼓舞しようとするモジーの粘り強さが表れています。

5. have a hand in everything

あらゆることに関与している、至るところに手を回しているという意味です。

Mozzie: They have their hand everywhere.
(あいつらはあらゆることに手を回している。)

毒が回り始めた自分の症状を抱えたまま要塞の階段を上る中、モジーがフリーメイソン陰謀論を持論として展開する場面です。深刻な状況のさなかにあえて壮大な話を広げるこの言い方に、緊張をやわらげようとするモジー特有の語り口が表れています。

6. be all about

~が本質だ、~がすべてだという意味です。

Neal: Moz said this was all about ascension.
(モジーは、これは全部「上昇」が本質だと言っていた。)

六角形の構造物から手がかりを読み解こうとするニールが、モジーの見立てを引き合いに出して図形の意味を語る場面です。仲間の解釈をそのまま借りて説明するこの言い方に、モジーの知識を信頼して捜査を進めるニールの姿勢が表れています。

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7. slip out of

(手錠などから)するりと抜け出すという意味です。

Peter: I’ve seen you slip out of handcuffs in less than a minute with nothing.
(お前が手錠を何も使わずに1分もかからず抜け出すのを見たことがある。)

要塞の一室から抜け出そうとするピーターが、脱出の当てとしてニールの手錠抜けの腕前を持ち出す場面です。皮肉というより頼りにする口調で過去に見た手際を引き合いに出すこの言い方に、長年の付き合いの中で積み上がった信頼がにじんでいます。

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8. call for backup

応援を呼ぶという意味です。

Peter: I’m calling for backup.
(応援を呼ぶ。)

単独でレベッカを追おうとするニールを、ピーターが引き止める場面です。短い命令を重ねるだけのこの言い方に、危険な行動を止めようとする指揮官としての即応性が表れています。

9. don’t make me do something

~させないでくれという意味です。

Rebecca: Neal, don’t make me kill you.
(ニール、私にあなたを殺させないで。)

ダイヤを渡すよう迫るレベッカが、拒むニールに対して本気の警告を口にする場面です。「~させないでくれ」という体裁を取りながら実質的には脅しであるこの言い方に、追い詰められてもなお主導権を手放さないレベッカの駆け引きが表れています。

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10. the moral of the story

この話の教訓という意味です。

Mozzie: So the moral of this story, the Suit can’t be trusted.
(つまりこの話の教訓は、スーツは信用できないってことだ。)

事件を振り返るモジーが、皮肉交じりに今回の教訓を切り出す場面です。「教訓」という体裁で結論を導くこの言い方に、深刻な出来事も自分なりの物語として締めくくろうとするモジーらしさが表れています。

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このエピソードの英語学習ポイント

レベッカを追うニールを、ピーターはWait for me. I’m calling for backup.と、短い命令だけで引き止めようとします。単独行動を諫める場面でも理由を説明するより先に「待て」「応援を呼ぶ」と結論だけを重ねるこの言い方には、危険な状況ほど言葉を切り詰めて即応するピーターの姿勢が表れています。追い詰められたレベッカもNeal, don’t make me kill you.と短く警告しますが、こちらは相手を脅すための簡潔さであり、同じ「短さ」でも向いている方向はまったく異なります。

一方モジーは、毒が回り始めた自分の症状を抱えた場面でさえFreemasons may control the world, but not my fate. They have their hand everywhere.と、フリーメイソンの陰謀論を長々と展開します。切迫した状況を短い言葉で処理するのではなく、あえて壮大な話に広げてみせるこの語り口は、事件を振り返る場面のSo the moral of this story, the Suit can’t be trusted.にも通じています。危機をそのまま言い切る言葉と、逸話や教訓に仕立てて語る言葉、その両方が同じ場面に同居しているところに注目しながら見返すと、この最終話ならではの緊迫感と軽妙さの同居がより具体的に見えてきます。

キャラクター別|英語の特徴

ニール|迷いを見せつつも意志を貫く話し方

自分の生き方を問われた場面で、ニールはI want my freedom. Any way I can get it.と、多くを語らずに答えます。「どんな手段を使ってでも」という言い切りには、詳しい説明を挟まず短い言葉に覚悟を凝縮させる話し方が表れています。

この簡潔さは、レベッカから脅しを受ける場面でも崩れません。So now you can’t even do your own dirty work?と皮肉交じりに言い返すニールの言葉には、恐れをそのまま表に出さず、相手の手口を疑問形でなぞり返すことで対抗しようとする強気な姿勢が見えてきます。

モジーからSo the moral of this story, the Suit can’t be trusted.とからかわれた直後も、ニールはIt wasn’t Peter.と、四語だけで言い返します。長々と弁明を並べず結論だけを短く正すこの言い方には、皮肉を茶化して受け流すのではなく、事実関係だけは譲らない実直さがにじんでいます。

ピーター|危機のさなかに言葉を切り詰める話し方

単独でレベッカを追おうとするニールに対し、ピーターはWait for me. I’m calling for backup.と、理由を説明するより先に短い命令を重ねます。危険な状況になるほど言葉数が減り指示だけが残るこの話し方に、現場を仕切る指揮官としての即応性が表れています。

この傾向は、要塞の一室から抜け出そうとする場面の一言にも見て取れます。ニールの脱出術についてI’ve seen you slip out of handcuffs in less than a minute with nothing.と持ち出す言い方は、皮肉ではなく頼りにする調子に近く、長年の付き合いで積み重ねてきた信頼をにじませています。

モジーに解毒剤が投与され回復に向かっていると報告を受けた場面でも、ピーターはGive me your phone now.と、状況を確かめる言葉より先に次の行動を命じます。感情を落ち着けて説明する間を置かず、まず動くべきことだけを言葉にするこの態度に、危機のたびに言葉数を削っていくピーターの一貫した性分が表れています。

モジー|歴史の逸話で危機を語り直す話し方

手がかりが見つからず焦りが募る中でも、モジーはFreemasons may control the world, but not my fate. They have their hand everywhere.と、フリーメイソンの陰謀論を持論として展開します。切迫した状況をそのまま言葉にするのではなく、あえて壮大な話に広げてみせるこの語り口には、緊張をやわらげようとするモジーなりの間の取り方が表れています。

事件を振り返る場面でもこの姿勢は変わりません。So the moral of this story, the Suit can’t be trusted.と、皮肉交じりに教訓という形で締めくくる言い方には、深刻な出来事も自分なりの物語に仕立て直そうとするモジー特有のスタイルが表れています。

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