「on behalf of」の意味と使い方|『ビッグバン★セオリー』S12E13で学ぶ英会話

「on behalf of」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

自分の意見を伝える前に、まず誰かの代わりに一言ことわっておきたくなる場面に、心当たりはありませんか。

そんな場面で役立つ「on behalf of」を、『ビッグバン★セオリー』シーズン12第13話の前半、配信番組の収録中にシェルドンが切り出す謝罪の一言から、一緒に見ていきましょう。

目次

「on behalf of」の意味とニュアンス

on behalf of
意味:〜を代表して、〜に代わって

on behalf ofは、自分ではなく別の人物や集団の代理として発言したり行動したりする際に使われる表現です。本人が直接言えない、あるいは言いにくいことを、代わりに伝えるというニュアンスが根底にあります。

スピーチや挨拶の冒頭でよく使われ、「チームを代表して」「家族に代わって」のように、自分一人の意見ではなく、複数人や組織の総意として発言していることを示す役割を持ちます。もともとはやや硬い響きを持つ表現ですが、感謝や謝罪といった身近な場面でも自然に使われる、意外と守備範囲の広い言い回しです。

for myselfのような「自分のために」を表す表現とは対照的に、on behalf ofは主語が自分ではなく他者(または自分を含む集団)であることを示す点が特徴です。誰の代わりに話しているのかをofの後ろではっきり示せるため、ビジネスの場でも重宝されます。会議やイベントの締めくくりに一言添えるだけで、発言全体の立ち位置が聞き手にすっと伝わる、便利な前置きとして機能します。

【ここがポイント!】

  • 「on behalf of」の核は、自分ではなく他者の代理として発言・行動する立場
  • スピーチや謝罪など、あらたまった場面で多用されるフォーマルな響き
  • 誰を代表しているのかをofの後ろで明確に示すのが使い方のコツ

『ビッグバン★セオリー』S12E13のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

自身の配信番組「Fun with Flags」の収録に臨むシェルドンとエイミーが、それぞれ相手に代わって視聴者へ謝罪する場面です。国旗の知識をめぐる軽妙なやり取りの中に、このフレーズが登場します。

Sheldon: I’d like to start this episode by apologizing on behalf of Dr. Fowler, who made the wild claim last week that there was no national tricolored flag with a purple stripe, when, in fact, the Estonian governorate inside the Russian Empire had a purple stripe on their flag from 1721 to 1917. See? Right there in the middle.
(今回のエピソードは、まずファウラー博士に代わって謝罪することから始めたい。彼女は先週、紫の帯入りの三色旗の国旗は存在しないと大胆な主張をしたが、実際にはロシア帝国内のエストニア行政区が1721年から1917年まで紫の帯入りの国旗を使っていたのだ。ほら、ちょうど真ん中にあるだろう。)

Amy: And I’d like to apologize on behalf of Dr. Cooper for having his zipper down for the entire segment on the flags of East Africa.
(そして私も、クーパー博士に代わって謝りたい。東アフリカの国旗のコーナーの間、彼のズボンのチャックが開いたままだったの。)

Sheldon: Sorry, Tanzania, you deserve better.
(すまない、タンザニア。君にはもっといい扱いがふさわしかった。)

Amy: All right, on today’s episode, we’re gonna start with some viewer e-mails.
(それでは、今日のエピソードは視聴者からのメールを紹介するところから始めましょう。)

The Big Bang Theory Season12 Episode13 (The Confirmation Polarization)

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シーン解説と心理考察

「今回のエピソードは、まずファウラー博士に代わって謝罪することから始めたい」と切り出すシェルドンの姿勢には、視聴者への訂正を怠らない生真面目さが表れています。妻の発言の誤りを、本人ではなく自分の口から詫びるという回りくどいやり方を選ぶところに、このキャラクターらしい律儀さがにじみます。

エイミーもすぐさま「そして私も、クーパー博士に代わって謝りたい」と切り返し、収録中の身だしなみの乱れを指摘します。互いに相手の失態を代わりに詫び合うこの掛け合いには、指摘し合っても関係が揺らがない気安さが表れています。最後にシェルドンが国旗そのものに向けて「すまない」と謝る場面では、人ではなく対象物への律儀な詫びという、いかにも独特な発想が見どころです。相手の代わりに謝るという行為を、番組の締めではなく次の話題への流れの中で自然にこなしているところにも、この二人ならではの息の合った掛け合いが表れています。

『ビッグバン★セオリー』流・覚え方のコツ

on behalf ofは「その人の分身として前に立つ」イメージで覚えると定着しやすい表現です。自分の後ろに謝るべき相手を立たせて、代わりに一歩前へ出るような情景を思い浮かべてみましょう。

配信番組の中でシェルドンとエイミーが交互に相手の代理として謝罪していたのも、まさにこの「代わりに前へ出る」構図そのものでした。誰かの言葉を預かって自分の口から伝える、という役割の交代をイメージすると、on behalf ofが持つ代理性がすっと理解できるはずです。

例文で覚える「on behalf of」

on behalf ofが持つフォーマルな響きを、3つの例文で確認していきましょう。

On behalf of the entire team, I’d like to thank you for your support.
(チーム全員を代表して、皆様のご支援に感謝申し上げます。)
会議やイベントで代表して挨拶する場面です。感謝の言葉の前に置くことで、個人の言葉ではなくチーム全体の気持ちであることが伝わります。

She accepted the award on behalf of her late husband.
(彼女は亡き夫に代わってその賞を受け取った。)
本人が不在の授賞式で、代わりに賞を受け取る場面です。ニュースや式典の場面で頻繁に見られる使い方です。

A: Can you sign this on behalf of the department?
B: Sure, I’ll take care of it.
(A:部署を代表してこれにサインしてもらえる?)
(B:もちろん、任せて。)
職場で代理の署名を頼むやり取りです。誰の代わりにその行為をするのかがofの後ろではっきり示されています。

あわせて覚えたい関連表現

in place of
(〜の代わりに)
in place ofは物理的な置き換えも含む単純な代替を表すのに対し、on behalf ofは代表して発言・行動するという代理性の強い意味に限定されます。

as a representative of
(〜の代表として)
as a representative ofはより硬い言い方で、公式な代表者としての立場を明示します。on behalf ofはよりカジュアルな謝罪や感謝の場面でも使える柔軟さがあります。

for someone
(〜のために)
for someoneは単に相手のために行動する意味で幅広く使われますが、on behalf ofには「その人の代わりに」という代理性がはっきりと表れます。

Note|スピーチの場でon behalf ofが定型句として選ばれる理由

on behalf ofという表現は、結婚式のスピーチや授賞式の挨拶、企業の公式声明など、あらたまった場で繰り返し登場します。

こうした場面に共通しているのは、発言者が個人としての意見ではなく、集団や欠席者の代表として言葉を発しているという立場です。結婚式で新郎新婦の家族を代表して挨拶する場面や、会社を代表して謝辞を述べる場面では、話し手自身の感情よりも、代表している相手の気持ちを正しく伝えることが優先されます。on behalf ofという一言を添えるだけで、聞き手に対して「これは個人の意見ではなく、預かった言葉である」という前提を示せるため、フォーマルな挨拶の定型句として重宝されてきました。欠席者や本人が語れない状況でも、この一言があれば代理としての発言に正当性を持たせられます。結婚式の代表挨拶や職場の送別会での謝辞など、身近な場面でも同じ理屈で使われています。例えば送別会の締めくくりで「On behalf of everyone here, thank you for your years of hard work」のように切り出せば、個人の感謝ではなくその場にいる全員の気持ちを代表して伝えているという前提が、聞き手にも自然に伝わります。

配信番組の中でシェルドンとエイミーが互いに相手の代わりに謝罪していたのも、この「預かった言葉を届ける」という構造そのものでした。フォーマルな場だけでなく、身近な会話の中でも応用できることが分かります。友人の代わりに約束を詫びる時や、家族の伝言を代弁する時にも、同じ「預かった言葉」の発想がそのまま生きてきます。

代理として言葉を届けるという発想は、形式ばった場面に限らず日常のやり取りにも生きてきます。

まとめ|代わりに前へ出て言葉を届けるということ

on behalf ofは、自分ではなく他者の代理として発言・行動する立場を示す表現です。

スピーチの冒頭や欠席者への配慮など、誰かの言葉を預かって届ける場面で、この一言があると立場がはっきりします。

配信番組の中で互いに相手の代わりに謝罪し合うシェルドンとエイミーの掛け合いには、指摘し合いながらも対等に渡り合える二人の関係が垣間見える場面でした。誰かの代わりに一言添えるという振る舞いは、堅苦しい儀礼のようでいて、実は身近な信頼関係のあらわれでもあります。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



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