「make a splash」の意味と使い方|『モダンファミリー』S01E14で学ぶ英会話

「make a splash」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

昔の仕事の話になった拍子に、つい「あの頃は自分もそこそこやり手だったのよ」と誇らしげに振り返ってしまった経験はありませんか。

そんな時にぴったりの「make a splash」を、『モダンファミリー』シーズン1第14話の前半、朝食の席で専業主婦になる前のキャリアを振り返るクレアの一言から、一緒に見ていきましょう。

目次

「make a splash」の意味とニュアンス

make a splash
意味:大いに注目を集める、評判になる

make a splashは、水面に飛び込んで大きな水しぶき(splash)を立てる様子から転じて、人や物事が登場した直後に周囲の注目を集めるほど目立った成功や印象を残すことを表す口語表現です。

新しいことを始めた直後や、デビューしたばかりの人物・商品の活躍について使われることが多く、基本的にポジティブな評価を伴う言い回しです。地味に少しずつ評価を積み重ねるというより、登場した瞬間にぱっと目を引くような、勢いのある注目のされ方を指しているところが特徴です。ビジネスの場面でもエンタメの話題でも幅広く使われ、話し手自身が自分の実績を語る時にも、他人の活躍を評する時にも使える便利な表現です。過去形で使われることが多く、当時どれほど注目を集めていたかを振り返る、少し懐かしむようなトーンとも相性がよい言い回しです。

【ここがポイント!】

  • 「make a splash」の核は、登場した瞬間に大きな反響を呼ぶという勢いのイメージ
  • 地道な積み重ねよりも、デビュー直後の鮮烈な印象に焦点がある表現
  • 自分の実績を語る時にも、他人の活躍を評する時にも使えるのがコツ

『モダンファミリー』S01E14のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

朝食の席で、クレアが専業主婦になる前に働いていた頃の思い出話をしています。当時の自分の活躍ぶりを誇らしげに語るクレアに、娘のヘイリーが率直な疑問を投げかける場面です。

Claire: It was very Working Girl.
(まさに映画『ワーキング・ガール』って感じだった。)

Phil: That movie’s so clutch.
(あの映画、最高だよな。)

Claire: Mm-hmm. I don’t mind saying I was making quite a splash.
(ええ。自分で言うのも何だけど、私、かなり注目を集めていたのよ。)

Haley: Well, then, why’d you quit?
(じゃあ、なんで辞めたの?)

Claire: Well, Haley, call me old-fashioned, but I wanted to focus on raising a family. So I married your
(まあ、ヘイリー、古風な考えかもしれないけど、家庭を築くことに専念したかったのよ。それで、あなたたちの……)

Phil: dad.
(パパと結婚したの。)

Modern Family Season1 Episode14 (Moon Landing)

シーン解説と心理考察

クレアが「まさに映画『ワーキング・ガール』って感じだった」と当時を振り返ると、フィルが「あの映画、最高だよな」と相槌を打ちます。続けてクレアが「自分で言うのも何だけど、私、かなり注目を集めていたのよ」と語る一言には、専業主婦として家族を支える今の姿からは想像しにくい、キャリアウーマン時代への誇りがにじみます。

そこへヘイリーが「じゃあ、なんで辞めたの?」と率直に尋ねると、クレアは「古風な考えかもしれないけど、家庭を築くことに専念したかったのよ」と答え、「それで、あなたたちの……」と続けたところをフィルが「パパと結婚したの」と引き取ります。娘の素朴な質問がきっかけで、夫婦で1つの話を完成させるこの掛け合いが生まれるところに、長年連れ添った2人の息の合った関係がよく表れています。誇らしげな昔話が、娘の一言をきっかけに家族の始まりの物語へとつながっていく流れも、この朝食の場面らしい和やかさを添えています。

『モダンファミリー』流・覚え方のコツ

プールに勢いよく飛び込んで、大きな水しぶきを上げて周囲の視線を集める場面を思い浮かべてみましょう。ちゃぷんと静かに入るのではなく、あえて派手な音と水しぶきを立てて注目を浴びる、そんな飛び込み方のイメージが、make a splashの芯にあります。

クレアが語った「かなり注目を集めていたのよ」という一言も、まさにこの水しぶきのように、登場した瞬間に周囲の目を引いていた過去の自分を振り返るものでした。地味に評判を積み上げるのではなく、パッと目立つ登場の仕方をイメージしておくと、似たような場面で言葉がすっと出てきやすくなります。

例文で覚える「make a splash」

新しく登場した人や物が注目を集める場面でよく使われるmake a splashを、3つの例文で確認していきましょう。

The new smartphone made quite a splash when it was released.
(その新型スマートフォンは発売時、大いに注目を集めた。)
新商品の発売時の話題を語るニュース寄りの場面です。releasedのような発売のタイミングを添えると、登場直後の反響であることがより伝わりやすくなります。

A: Did you hear about the new intern? B: Yeah, she’s really making a splash in the marketing team.
(A:新しく入ったインターンの話、聞いた? B:うん、マーケティングチームですごく注目されてるよ。)
職場の噂話をする何気ない会話です。新人の活躍ぶりを軽い調子で伝える時にも、この表現がよく使われます。

He wanted to make a splash at the reunion by talking about his new business.
(彼は同窓会で自分の新しいビジネスの話をして目立ちたかった。)
同窓会のような久しぶりの集まりで、近況を印象づけたい気持ちを語る場面です。目立ちたいという少し気負った動機を込める時にも自然に使えます。

あわせて覚えたい関連表現

stand out
(目立つ、際立つ)
make a splashが登場直後の大きな反響・話題性に重点を置くのに対し、stand outは持続的に周囲より目立っている状態全般を指し、瞬間的な話題性とは限らない点が異なります。

cause a stir
(騒ぎを起こす、物議を醸す)
make a splashが基本的にポジティブな注目を指すのに対し、cause a stirは賛否両論を含む騒動・話題になるニュアンスが強く、必ずしも好意的な反応とは限りません。

steal the show
(場をさらう、一番の注目を集める)
make a splashが登場・デビューの反響を指すのに対し、steal the showは複数の人や物がいる中で一番目立つ存在になることを指し、比較の文脈で使われることが多い表現です。

Note|アメリカのビジネスシーンで好まれる「注目される」系フレーズ

make a splashのように、登場した瞬間に周囲の注目を集めることを表す表現は、アメリカのビジネスシーンで好んで使われる傾向があります。

新商品の発表会やプレスリリースでは、単に「売れた」ではなく「発売直後に大きな話題を呼んだ」というニュアンスを伝えたい場面が多く、make a splashのような勢いのある表現が重宝されます。地道な売上の積み上げよりも、登場した瞬間の反響そのものを評価する発想が根底にあります。同じように、新しく入社した社員が最初のプロジェクトで目覚ましい成果を上げた時にも、「彼女はチームで早くもmake a splashしている」というように使われます。地道な積み重ねよりも、登場した直後のインパクトを重視するこの言い回しの裏には、第一印象や初速の評判を大切にするビジネス文化の一端がうかがえます。似た発想の表現には、make a name for yourself(名を上げる)やput yourself on the map(存在を知らしめる)などもあり、いずれも「登場したことをきっかけに評判が広がる」という共通点を持っています。

クレアが朝食の席で語った「かなり注目を集めていたのよ」という一言も、かつて働いていた職場での鮮烈な印象を振り返るものでした。ビジネスの場面でこの表現がよく使われる背景を知っておくと、ドラマの中の何気ない一言にも、もう一段深い実感が持てるようになります。

登場した瞬間の勢いを大切にする感覚は、言葉の選び方にもしっかり表れています。

まとめ|登場した瞬間の勢いを表す一言

make a splashは、登場した直後に大きな注目を集める様子を表す口語表現です。

新商品の発売や新人の活躍、同窓会での近況報告まで、何かが登場した瞬間の勢いを語りたい場面で幅広く使える一言です。

クレアが誇らしげに振り返った過去のキャリアと、それを娘のヘイリーが素朴に問い返す掛け合いには、家族それぞれの立場から見える親の姿の違いが、さりげなく重なっていました。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



おすすめ記事
日常英会話を学びたい方におすすめの海外ドラマはこちら
「make a splash」のような、日常で使いやすい英語表現をもっと学びたい方におすすめです。
日常英会話が学べる海外ドラマを見る

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次