「how this is going down」の意味と使い方|『モダンファミリー』S06E11で学ぶ英会話

「how this is going down」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

色の名前が次々に並ぶやり取りのなかで、目の前のロブに向けて話の筋道をはっきり告げる一言が、ドラマには出てくることがあります。

そんなときに使える「how this is going down」を、『モダンファミリー』シーズン6第11話の後半、乾燥機の色をめぐるやり取りの中で、フィルが「話の流れはこうだ」と切り出す場面から、一緒に見ていきましょう。

目次

「how this is going down」の意味とニュアンス

how this is going down
意味:これからどう事が運ぶか、こういう流れでいく

how this is going downは、これから起きること、進めることの筋道を、相手に伝えるときの口語表現です。Here’s how this is going down.の形で、「まず言っておくが、こうなる」と宣言する前置きにもなります。

中心にあるgo downは、「下に降りる」という意味を持つ一方で、「(出来事が)起こる、進行する」という意味でも使われます。What went down?が「何があったの?」と出来事の経緯を尋ねる言い方になるのは、この意味のgo downです。how this is going downも、同じgo downを使って、「これがどう進んでいくか」を述べています。

形は、how(どのように)のあとにthis is going down(これが進んでいる)を続けた、疑問詞で始まるまとまりです。前に置いたHere’s(=Here is)につなげると、「ここにあるのは、これがどう進むか、だ」という形になり、そのまま宣言になります。過去の出来事を述べるときは、how it went downのように時制を変えます。相手に方針や条件を伝える場面、事の進め方を宣言する場面に向いた、くだけた言い方です。

【ここがポイント!】

  • 「how this is going down」の核は、事がどう進むかという流れを言い表す形
  • Here’s how this is going down.と置くと、これからの方針を宣言する前置きになる
  • go downを「降りる」と訳さず、「起こる、進行する」の意味で読むのがコツ

『モダンファミリー』S06E11のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

フィルが、キャメロンは「エッグシェル色」の乾燥機を買ったのだと説明し、キャメロンが色の名前を挙げていきます。フィルはそのやり取りのなかで、相手にロブと呼びかけ、これからの流れを告げます。そのあとにキャメロンがさらに色の名前を並べていく点にも注目です。

Phil: Cameron here bought an eggshell dryer.
(ここにいるキャメロンは、エッグシェル色の乾燥機を買ったんだ。)

Cameron: Not white, not oatmeal, not Swiss-coffee, not baby-powder, not bone.
(白じゃない、オートミール色じゃない、スイスコーヒー色じゃない、ベビーパウダー色じゃない、ボーン色でもない。)

Phil: Eggshell. Look, Rob, is it? That’s interesting. Here’s how this is going down We don’t leave without that eggshell dryer.
(エッグシェル色だ。なあ、ロブ、だっけ? 面白いな。話の流れはこうだ。あのエッグシェル色の乾燥機を手に入れるまで、俺たちは帰らない。)

Cameron: Not swan-feather, not Chester-pig-white.
(スワン・フェザー色じゃない、チェスター・ピッグ・ホワイト色でもない。)

Phil: I think we’ve covered the colors.
(色は一通り出そろったと思うよ。)

Modern Family Season6 Episode11 (The Day We Almost Died)

シーン解説と心理考察

フィルの最初の一言は、状況の説明にあたります。キャメロンが乾燥機を買ったという事実を、目の前の相手に向けて紹介する言い方で、「ここにいるキャメロン」という言葉が、話の主役を相手に示しています。

続くキャメロンは、色の名前を「〜じゃない」と否定形で並べていきます。何色ではないのかを、細かく積み重ねていく言い方で、望んでいるのがエッグシェル色だという主張を強めています。フィルはそれを「エッグシェル色だ」と一言でまとめ直して、ロブに向かって話を切り出します。

そこで出てくるのが、Here’s how this is going downです。フィルは、事が進む筋道をまず宣言してから、「あのエッグシェル色の乾燥機を手に入れるまで、俺たちは帰らない」と結論を告げています。前置きのあとに結論を置くことで、これから何が起きるのかが、聞き手にはっきりと伝わる言い方です。ここでは「俺たち」と言うことで、フィルが自分とキャメロンを同じ側として述べています。

その後もキャメロンは、スワン・フェザー色、チェスター・ピッグ・ホワイト色と、色の名前を続けます。フィルが「色は一通り出そろったと思うよ」と列挙を切り上げる一言まで含めて、同じ要求に向かって進んでいく二人の流れが読み取れます。前置きの宣言と、色の名前の列挙が、同じ場面の中で重なっている点が、この場面の見どころです。

『モダンファミリー』流・覚え方のコツ

how this is going downを覚えるときは、階段を下りていく絵を思い浮かべてみましょう。一段ずつ、事が下に降りて進んでいく様子です。go downの「下に降りる」という基本の意味が、そこから「起こる、進行する」に広がっていきます。

フィルの宣言も、この一段ずつの流れと結びつけられます。「話の流れはこうだ」と言ったあとに、最初の要求を告げて、そこから先は帰らない、という筋道を示しています。宣言の言葉が、その最初の一歩を指し示しているような使い方です。

Here’sで前置きを置き、how this is going downで筋道を示し、そのあとに具体的な中身を続ける。この三つを、上から順に下りていく三段の階段として並べておくと、この一言の使い方が頭に残りやすくなります。

例文で覚える「how this is going down」

これからの流れを宣言するhow this is going downを、3つの例文で確認していきましょう。

Here’s how this is going down: you set up the table, and I’ll bring the food.
(こういう手はずだ。君はテーブルを用意して、私は食べ物を持っていく。)
役割分担を伝える場面です。コロンのあとに、それぞれの担当を並べると、流れがはっきり伝わります。

Nobody knew how the deal was going to go down until the last minute.
(その取引がどう進むのか、直前まで誰にも分からなかった。)
取引の成り行きを振り返る仕事の場面です。go downを使うと、出来事がどう展開するかという意味になります。

A: What’s the plan?
B: Here’s how this is going down. First, we talk to the manager.
(A:どうする?)
(B:流れはこうだ。まず責任者と話す。)
方針を宣言する会話です。firstのような順番の言葉を続けると、宣言のあとの手順が並べやすくなります。

あわせて覚えたい関連表現

here’s the plan
(計画はこうだ)
here’s the planは、計画の中身そのものに重点があります。how this is going downは、事がどう進んでいくかという進み方に重点がある点が違います。

what went down
(何が起きたのか)
what went downは、過去の出来事の経緯を尋ねる言い方です。how this is going downは、いまの状況から先の進め方を述べる点が違います。同じgo downの使い方です。

here’s how it’s going to go
(こういう流れになる)
here’s how it’s going to goは、未来を表す形を使った、ほぼ同じ意味の言い方です。go downを使ったhow this is going downのほうが、くだけた響きを持っています。

Note|Here’s howのあとに、これからの流れを続ける形

how this is going downは、Here’s howのあとに節を続ける、宣言の型の中で使われます。ここでは、シーンの台詞を材料にして、この型の骨組みを整理します。

シーンのフィルは、Here’s how this is going down. We don’t leave without that eggshell dryer.と言っています。Here’s howのあとに、this is going downという節が続き、そのあとに具体的な中身であるWe don’t leave…が置かれています。Here’s how this is going downの部分で「これから流れを述べる」ことを予告し、後ろの部分で実際の中身を述べる、という二段の構えです。

同じ骨組みは、Here’s how it works.やHere’s how we do it.のように、節を入れ替えて作れます。Here’s howのあとに主語と動詞の節を置けば、「こうなる」「こうする」という説明の切り出しが作れます。how this is going downは、その節のなかでも、事の進行そのものを表すgo downを使った形です。

この型で大切なのは、Here’s howの節のあとに、必ず具体的な中身を続けることです。予告だけで終わると、聞き手は何が起きるのかが分からないままになります。台詞のフィルも、Here’s how this is going downのすぐあとに、「あのエッグシェル色の乾燥機を手に入れるまで、俺たちは帰らない」という結論を置いています。

前置きと中身が対になった宣言の型を覚えておくと、自分の方針や手順を英語で伝えるときにも、そのまま使えます。

まとめ|前置きのあとに、具体的な中身を続ける

how this is going downは、これからの流れ、事の進め方を宣言するときに使う口語表現です。Here’s how this is going down.と置いて、そのあとに方針や条件を続ける形が基本になります。

go downが「起こる、進行する」を表すことを押さえておくと、what went downのような近い言い方も一緒に読み取れます。here’s the planやhere’s how it’s going to goとの違いを知っておくと、伝えたい角度に合わせて言葉を選べます。

フィルが色の名前の列挙を受けて、前置きの宣言で要求を告げる流れは、この表現が「まず流れを示して、そのあとに中身を続ける」型で働くことを示していると言えます。

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