海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン8 第23話、ハワードとバーナデットの家でゲームばかりの男性陣にバーナデットが家事を言い渡し、ラージの指摘をきっかけにハワードが態度を改めるやり取りに登場する言い回しです。相手の怠慢と自分の行動量を対比する言い方から、指摘を受け入れて行動を切り替える宣言の言い方まで扱います。
家事を巡る衝突が、どんな言葉を経て収まっていくのか見ていきましょう。
相手の怠慢を自分の行動量と対比して示す言い方
ゲームに興じるハワード・ラージ・スチュアートに向かって、バーナデットはまずこう切り出します。
Bernadette: Guys. In the time you’ve been sitting here playing video games, I got the car washed, picked up cleaning supplies and went to the bank.
(ねえ、あなたたちがここに座ってゲームしている間に、私は洗車もして、掃除用品も買って、銀行にも行ってきたのよ。)TBBT Season8 Episode23
In the time you’ve been ing, I は「あなたが〜している間に、私は〜した」と、相手の過ごし方と自分の行動量を並べて対比させる言い方です。こなした用事を具体的に並べることで、怠慢さを際立たせる組み立てになっています。
続けて、バーナデットは家事の割り当てをこう告げます。
Bernadette: Okay, I don’t know when I became the mother to three lazy teenagers, but it stops today. You guys are cleaning the kitchen, top to bottom.
(もう、いつから私が3人の怠け者ティーンエイジャーの母親になったのか知らないけど、今日で終わりよ。あなたたちでキッチンを隅々まで掃除して。)TBBT Season8 Episode23
top to bottomは「上から下まで」、つまり隅々まで徹底的に、を表す表現です。
第三者の言い分を認め、耳の痛い指摘を突きつける言い方
バーナデットが立ち去った後、スチュアートは彼女の言い分をこう認めます。
Stuart: Bernadette’s not wrong. She does work hard around here.
(バーナデットは間違ってないよ。彼女はこの家でよく働いてる。)Raj: Yeah, maybe it’s a good thing if she stops babying you so much.
(ああ、彼女が君を甘やかすのをやめるのは、いいことなのかもしれないね。)TBBT Season8 Episode23
X’s not wrong.は、半分あきれながらも相手の言い分を認める言い方です。
ラージはさらに踏み込んでこう告げます。
Raj: Face it, dude, Bernadette treats you the same way your mother used to, and that was not a healthy relationship.
(認めてくれよ、バーナデットは君を、お袋さんと同じように扱ってきたわけで、それは健全な関係じゃなかったと思うんだ。)Howard: You’re right. It’s time for me to act like an adult in this marriage. Starting with my husbandly duty of taking out the trash. Bernie, I made a mess.
(お前の言う通りだ。この結婚生活で、俺もそろそろ大人らしく振る舞う時だな。まずは夫の務めとしてゴミ出しから始めるよ。バーニー、俺は散らかしちまった。)TBBT Season8 Episode23
Face it, ___.は「認めろよ」と事実を突きつける言い方です。ハワードのYou’re right. It’s time for me to ___.は、指摘を認めて行動の切り替えを宣言する型として使えます。
胸を張った直後に小さな失敗を認める言い方
掃除を終えたハワードに、バーナデットはこう声をかけます。
Bernadette: Look at that. You cleaned it up all by yourself.
(あら、見て。ちゃんと自分一人で片付けられたじゃない。)Howard: Yes, I cleaned it up all by myself. Honestly, I don’t know why you complain so… okay, maybe I missed one spot. Just leave.
(ああ、俺は自分一人でちゃんと片付けたんだ。正直、お前が文句を言う理由が分からな…わかった、一箇所だけ見逃したかもしれない。もういいから、放っといてくれ。)TBBT Season8 Episode23
I cleaned it up all by myself.で胸を張ったのも束の間、okay, maybe I missed one spot.と小さな失敗をあっさり認める流れです。強気な発言のすぐ後に訂正が入るこの落差が、ハワードらしさとして残っています。
まとめ|指摘を認めて行動を変えるときの言い方
In the time you’ve been ing, I という対比の示し方から、Face it, という突きつけ方、You’re right. It’s time for me to という切り替え宣言まで、複数の言い回しが詰まっています。指摘を受け止めて態度を変える表現として、会話のレパートリーに加えてみるのも面白いところです。
このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。


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