「birthday party first. Pity party later.」に見る、落ち込みを一旦置いてもらう英語|『ビッグバン★セオリー』S09E17で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「birthday party first. Pity party later.」に見る、落ち込みを一旦置いてもらう英語|『ビッグバン★セオリー』S09E17で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン9 第17話から、落ち込んだ気持ちを一旦置いてもらう英語を取り上げます。シェルドンの誕生日パーティに向けて準備が進むなか、手伝いに来たスチュアートが、ふと本音を漏らす場面が舞台です。

To be honest, ~やbe on the clockといった会話の定番に加えて、pity partyという言葉遊びの効いた名詞句も登場します。短いやり取りを追いながら見ていきましょう。

目次

「To be honest」本音を切り出す前置き

準備の手を動かしながら、ペニーがスチュアートに礼を伝えます。返ってきたのは、思いのほか率直な言葉です。

Penny: Thank you so much for helping us, Stuart.
(手伝ってくれて本当にありがとう、スチュアート。)

Stuart: Oh, I, I was just glad to be invited. To be honest, I don’t always feel like I’m part of the group.
(ああ、ぼ、僕は呼んでもらえただけでうれしかったよ。正直に言うと、自分がいつもこのグループの一員だと感じられているわけじゃないんだ。)

Penny: Okay, sweetie, we’re on the clock here.
(わかったわ、ねえ、こっちは時間に追われてるの。)

TBBT Season9 Episode17

To be honest, ~ は「正直に言うと」と本音を切り出す前置きです。少し言いにくい内容の手前に置くことで、ここから踏み込んだことを言うという合図になります。

続く I don’t always feel like ~ は、don’t alwaysで「いつも〜とは限らない」と部分的に打ち消す形です。まったく感じないという全否定ではなく、感じられるときもあるという幅を残した言い方になっています。be part of the group は「グループの一員である」。後の台詞に出てくるa member of the groupと対で覚えられる表現です。

ペニーの be on the clock は「勤務時間中だ、時間に追われている」という言い回しです。打ち明け話を受け流して、今は作業が先だと会話を戻す一言として働いています。

「Pity party later.」まずはこっち、それは後でと言い切る

その後の会話の流れで、スチュアートは思いがけない事実を知って驚きます。

Stuart: You, you’re pregnant?
(き、君、妊娠してるの?)

Bernadette: Yeah.
(ええ。)

Stuart: Sounds like something a member of the group might know.
(グループの一員なら知っていそうなことに聞こえるけどね。)

Penny: Yeah, birthday party first. Pity party later.
(そうね、まずは誕生日パーティ。自分を憐れむパーティは後にして。)

TBBT Season9 Episode17

Sounds like ~ は「〜のように聞こえる、〜みたいだね」という受けの表現です。Sounds like something a member of the group might know.と続けることで、知らされていなかったという事実を、直接の抗議ではなく遠回しな指摘の形にしています。

pity party は「自己憐憫に浸ること」を指す名詞句です。pity(憐れみ)とparty(パーティ)の組み合わせで、ここでは目の前のbirthday partyと並べた言葉遊びとして効いています。落ち込んでいる人を茶化す響きを帯びるため、実際に使う場面や相手を選ぶ言葉でもあります。

ペニーの一言全体は A first. B later. という組み立てです。動詞を省き、firstとlaterの対比だけで優先順位を言い切る形で、短いからこそ話を切り替える勢いが伝わってきます。

まとめ|先にやることを短く示す

今回は、To be honestで本音を切り出し、be on the clockで時間のなさを伝え、A first. B later.で優先順位を言い切る英語を見てきました。

pity partyのような言葉遊びも含めて、短い台詞のなかに会話を前へ進める工夫が詰まっているのが分かります。パーティ準備の場面を観ながら、言葉の運びを耳で確かめてみてください。

同じエピソードの他のコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、場面全体の英語がより立体的に見えてきます。

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